(その1からの続き)
-(軽井沢-中軽井沢間歩行中)-
軽井沢駅からいったん北へ進み、以前パスした旧軽井沢に立ち寄りました。
まもなく道は林の中へ入りました。
この先にあるゴルフ場に続く橋なので「ゴルフ橋」。
静かな林の中に建物がポツポツと点在していました。
どうやら別荘地に入ったようです。
静かな雰囲気に反して、車通りはそこそこありました。
別荘の滞在率も高いのでしょうか?
池のようなものが見えたのでちょっと寄り道。
この池は御膳水といわれる湧水。
水質が良く、軽井沢宿で提供される御膳に使用されていたそうです。
軽井沢中心部の観光地・雲場池の水源にもなっています。
右手は旧軽井沢ゴルフクラブ、左手はホテル鹿島ノ森。
ここでの鹿島とは建設会社で知られる「鹿島」。
信越本線の碓氷峠越え旧旧線の大半を手がけたのは鹿島組。
当時の社長・鹿島岩蔵が工事の後、ここ軽井沢を本拠とし、
このあたり一帯の広大な土地を購入したそうです。
こういう高級ホテルに泊まれる日は来るのだろうか?
いやいや、フナムシめが泊まっても寝られないのがオチ。
この先も道なりに進んで中軽井沢…のはずが、大変なことに。
それに気がつくのはもう30分ほど後の話。
「道なり」にそのまま先へ。
右手の建物も教会とのこと。
一見するとそんな感じはしないのですが。
お、雲場池を示す矢印があるぞ。
近くなら行ってみるか。
まもなく雲場池に到着。
まだ朝9時台ですが、それなりに人がいました。
先ほどの御膳水を水源とする池。
高原の雰囲気を味わえる、気持ち良い場所。
池の周りを一周できるそうですが、
そんな時間はなさそうなので、この風景だけ見て引き揚げました。
先ほどの道に戻ってさらに先へ。
右の建物もウェディング関係。
やっぱりそういう建物多いなぁ…。
引き続き林の中を進みましたが、
さっきから道しるべがなんだか違和感。
西に進んでいるはずなのに、直進方向が南にあるはずの国道だったり、
左が軽井沢市街とか…。
でも「道なり」に進んでいるはずだから、
西へ進んでいるはず…
って、あれれ?
なんで線路が見えてるの??
これが前回敢えて伏せた軽井沢駅周辺のGPSログ(1/25,000)。
道なりに進んだせいで、
さっき見たホテル付近で大きく南へ進路を変えていました。
地図だとまっすぐ進むのが道なりだと思ったのに、
ゴルフ場の作業道のような坂道に進むのが正しかったとは…。
おかげでいつの間にか軽井沢駅近くまで戻っていました。
雲場池の位置がわかっていたら、間違いに気づけたのに。
とりあえず、近くの小学校に保存されていたアプト式時代の機関車をぱちり。
不本意ながら旧中山道に合流。
予定していた道まではもう戻れない。
単調だろうけど、この道で次の駅を目指します。
国道18号に合流。
距離的にも大幅にロストしているから、急がないと。
旧雨宮邸新座敷。
この奥には旧近衛文麿別荘もあるのですが、寄ってる時間は…ない。
列車が来たと思ったら「ろくもん」だった。
話には聞くけど、乗ったことも見たこともなかった列車。
ガタガタな写真だけど、初めて見た記念だから。
さ、次の駅まで急がないと。
(その3へ続く)