函館本線・室蘭本線全駅間歩き(函館-大岸) その26・離れ小島の国縫漁港と「悪い」川 | 駅から駅まで・旅のあしあと

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鉄道路線全ての駅間を歩く全駅間歩きを10年以上続けています。
今は東海~北海道エリアを歩いていますが、目指すは全国全路線全区間踏破!
そんな壮大な目標、たぶん一生レベルでかかるので、長い目で見守っていただけるとうれしいです。
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その26からの続き

 

-国縫(11:57着・12:40発)-

 

 

北豊津信号場から砂利道を歩いて、国縫(くんぬい)市街に入りました。

 

国道まで戻りました。

駅へ向かう前に郵便局へ寄り道して、ポスト型はがきをお買い上げ。

 

以前は旅行貯金もやってましたが、最近おさぼり気味。

旅行貯金のほうが簡易局でも扱ってる分、立ち寄れる郵便局は多いんですけどね。

ポスト形はがきのメリットは、

営業時間が1時間長いこと&大きな郵便局なら土曜でも立ち寄れること。

 

 

 

国道を離れ、国縫駅へ。

駅前通りのはずだけど、駅前通り感がなくなってる…。

 

 

 

国縫駅に着きました。

こちらもかつての急行停車駅だけあって、駅舎は立派です。

 

 

 

ホームは2面3線。

かつては瀬棚線がここで分岐していましたが、

北側へ出て大きく西へ向きを変えるのかと思ったら、

南側から出ていったん国縫川を渡っていたそう。

 

 

ゴールまであと10kmほどですが、ここで昼食休憩。

早く長万部に着きたいので、休憩は短め。

40分も休めば疲れは大体取れます。

 

まったりくつろいでたら突然四季島が通過。

ホームに出る間もなく通過されてしまった…。

 

 

 

というわけで、次の駅間へ。

国道ではなく脇道を歩いてみました。

 

 

 

突き当たりを右折して、海岸線へ。

道の先は橋になっていて、そのまま海へ向かっていますが…。

 

 

 

橋の先には防波堤、そしてその内側には船が何隻も係留されていました。

実はこれ、国縫漁港なんです。

 

国縫漁港は離れ小島のような場所に作られた珍しい漁港です。

ドローンで空から見るとその「珍しさ」がよくわかりますが、

地上から見ると、正直ピンとこない。

 

現在の漁港は1994年に完成したそうですが、

わざわざ離れ小島に漁港を設けたのは、周囲の地形的要因とのこと。

 

 

周囲にはうねりを伴った高い波が押し寄せていました。

橋の上では帽子が飛ばされてしまいそうなほど強い風が吹いていました。

 

 

 

海岸沿いの高台からもう1枚。

ここに立ってても後ろへどんどん押される。

 

 

 

国道に戻りました。

あとは道なりに北へ。

 

 

 

国縫市街を抜けると、国道に中央分離帯が。

北海道名物「片側一車線道路の追い抜き」をさせないためか?

 

 

 

だいぶん風が強くなってきました。

さっきとは違って、歩いていても風を感じる。

 

 

 

路肩ゼロだったのでサクッと渡ってしまったこの川、

実は「ワルイ川」といいます。

この南には「ポンワルイ川」もあります。

実際、アイヌ語「ウェン・ナイ(悪い川)」に由来しているそうです。

 

何も標識の写真を撮らなかったとあとで悔やみましたが、

そもそも「ワルイ川」の標識はなかったようで。

 

 

 

閉鎖された大きなドライブイン。

 

建物はわりと新しそう…

コロナ禍で廃業してしまったパターンなのかな?

インバウンド中心に商売してたらあり得そう。

 

 

 

さらに進むと、エメラルドグリーンの独特な建物が見えてきました。

 

 

 

ここは「はっぴーディアーズ」という工場兼ショップ。

2010年まで中の沢小学校だった建物を居抜きで使用しています。

 

店内はドンキのような雰囲気らしいのですが、

空港の土産屋にも並ぶ「雪花青」という菓子も生産しているとのこと。

ここもパスしてしまったのが悔やまれる。

 

 

その27へ続く

 

 

北豊津信号場先から国縫駅先までのGPSログ(1/40,000)です。