函館本線冬の全駅間歩き(大沼-石谷) その15・フラグ回収の七飯駅行き | 駅から駅まで・旅のあしあと

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今は東海~北海道エリアを歩いていますが、目指すは全国全路線全区間踏破!
そんな壮大な目標、たぶん一生レベルでかかるので、長い目で見守っていただけるとうれしいです。
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その14からの続き

 

-石谷(15:48着)

 

 

桂川駅があった鷲ノ木集落を経由して、国道5号で石谷駅を目指しました。

 

ゴール駅・石谷駅に着きました。

 

wikiさんによると、石谷の由来は旧村名「石倉」と「蛯谷」の合成とのこと。

「石谷」という地名・村名が存在したことはないようです。

 

駅付近の集落名でもある「蛯谷」をそのまま使用せず、

すでに駅名としても使用されている「石倉」との合成という形をとったのでしょうか?

しかも、駅名だけじゃなくて小学校も。

 

隣接している本茅部集落が石倉村だったのか?

 

 

 

ホームは2面3線。

外側2線が本線で、中央の線路は待避線として使用されています。

 

 

 

ホーム側から見ても、素敵な木造駅舎ですね。

 

駅周辺に集落を抱えているのに利用者ほぼゼロ。

ついに2022年のダイヤ改正で廃止されてしまいました。

 

こんな環境で駅がなくなると思うと、

ちょっとフクザツです。

 

 

で、今の時刻は?

 

 

 

15時48分。

バスの時間にも間に合いました。

 

 

 

整理体操やら片付けやらしてたら、

バスが来る時間に。

 

余裕ありそうにみえますが、

実はここ、歩道が無い国道の路肩。

待合スペースなんて気の利いたものは無いから、

すぐ横を大型車がビュンビュン通過する。

 

 

 

でも、背景は素敵でした。

旅の終わりにふさわしいでしょ。

 

 

 

というわけで、

函館バスターミナル行きの最終バスに無事乗車。

 

乗客は自分含めてたった2人。

駅が廃止されるならバス使ってるのかと思ったら、鉄道よりも酷い状況。

 

バスに押されて鉄道が見捨てられることもありますが、

このあたりではバスも鉄道もほとんど使われていないようです。

免許を手放してもその地に住むための手段がバスであり、鉄道であるはず。

「乗って残そう」ではなく、そういう意識を住民が持つことが一番重要だと思うのですが。

 

 

 

バスは森駅前で小休止。

そのまま新函館北斗駅へ向かうつもりでしたが…

 

バスの車外アナウンスは

「七飯(ななえ)、五稜郭駅前経由…」と言うばかりで

「新函館北斗」という言葉が出てきませんでした。

 

心配になって路線図を調べてみると…

 

このバス、

新函館北斗駅通らないじゃん!

 

新幹線駅だから通るとばかり思ってました。

(ついでに言えば、大沼公園も大沼駅も通らない。)

これは油断した。

 

 

とりあえず七飯は経由するらしいから、七飯駅からバックするか。

運転手さんに七飯駅最寄りの停留所を聞いて、

バス旅を続けることにしました。

 

 

 

ああ、予感的中。

やっぱり大沼のフラグを回収してしまった。

 

 

 

大沼の先で峠を下ると、

昨日泊まった東横インの青い看板が遠くに見えました。

 

石谷駅前からず~っと2人のままだった乗客も、

七飯の道の駅からようやく増え始めました。

 

 

 

そしてバスは七飯停留所で停車。

運転手さんが「七飯駅へお越しのお客さん、ここで降りた方が良いかもしれない」

と言ってくれました。

 

次の鳴川が近いって聞いてたから、

ちょっと慌てましたが。

 

 

 

バス停がある七飯市街と七飯駅は数百メートルほど離れています。

このダウンヒルの突き当たりが七飯駅ですが…

 

 

 

道はこんな状況。

 

夜+凍結+ダウンヒル。

何が起こるかは、想像つきますよね。

 

 

 

…といいつつ「お決まり」をやらかすことなく、七飯駅に到着。

 

石谷から七飯までの運賃は、鉄道が970円でバスが950円。

ぬあんと、バスの方が素で安いんですよ。

 

 

 

七飯駅からはこだてライナーで新函館北斗駅へ。

1時間弱遅れでやってきた北斗14号はキハ281系だった!

 

この遅れ方だと、

森で接続するはずの普通列車は森よりも手前で待避させられていたかも。

やっぱりバス乗ってて良かった。

 

 

 

そして、はやぶさ48号で帰京。

やっぱり車内は超閑散…というか、2人しか乗ってなかった。

 

 

 

そして、ここでようやく駅弁オープン。

バタバタしてたら半日以上なにも食べていなかった。

 

昼食兼夕食だったので、

いかめし2折に加えて、鰊みがき弁当もいただきました。

 

 

 

今回はあまりゆっくりできませんでしたが、

今年こそは3年ぶりに北海道でロングの駅間歩きをやってみたいです。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

 

(おわり)

 

 

[全駅間歩き動画]

 

函館本線冬の全駅間歩きのダイジェスト動画です。

今回は動画の電池が何度となく飛んでいるため、

撮影できなかった部分についてはデジカメのスライドショーで繋いています。

 

26分ほどの長さなので、

時間があるときにちょこちょこ見てください。

 

 

 

2日目・1月22日(日) 歩行区間:鹿部-石谷  天気:晴れ  日出/6:58 日没/16:39

鉄道距離:27.3km  歩行距離:33.3km  総歩数:52,862歩  所要時間:8時間58分

森(6:06発)=5882D=鹿部(6:42着・6:50発)-6.8km-渡島沼尻(8:08着・8:25発)-

-6.7km-渡島砂原(9:48着・10:05発)-5.0km-掛澗(11:13着・11:30発)-3.5km-

-尾白内(12:14着・12:30発)-2.3km-東森(13:02着・13:15発)-2.2km-

-森(13:56着・14:18発)-6.8km-石谷(15:48着・16:15頃発)=函館バス310系統=

=七飯バス停(17:19頃着)-徒歩-七飯(17:44発)=1353M=

=新函館北斗(17:50着・18:40発)=はやぶさ48号=東京(23:04着)

 

総歩行区間:大沼-石谷  合計鉄道距離:41.9km  

総歩行距離:61.6km  総歩数:95,987歩  所要時間:16時間56分

 

 

全区間のGPSログ(1/300,000)です。

 

今回は駒ヶ岳の3辺を歩きました。

残る一辺は函館本線をロングで歩く際に歩きたいと思います。

 

 

 

全区間の標高データです。

 

大沼から鹿部市街へ向う時に丘を下りましたが、

その後は駅へ向かうたびに高台へ登りました。

このデータからも線路が少しずつ坂を登っているのがわかります。