石勝線・根室本線全駅間歩き(新千歳空港-十勝清水) その26・雨の十勝平野 | 駅から駅まで・旅のあしあと

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鉄道路線全ての駅間を歩く全駅間歩きを10年以上続けています。
今は東海~北海道エリアを歩いていますが、目指すは全国全路線全区間踏破!
そんな壮大な目標、たぶん一生レベルでかかるので、長い目で見守っていただけるとうれしいです。
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その25からの続き

 

いよいよ全駅間歩き最終日を迎えました。

今日は隣駅・十勝清水駅まで歩きます。

隣駅とはいえ、今日も15km弱歩く予定です。

 

十勝の入口・新得駅に到着したわけですから、

ここでゴールにしたほうがキリが良かったのですが、

ラストは十勝平野で締めたいと思ったのと、

もう一駅進んでおかないと次回以降が大変になりそうだったので、

敢えてもう一駅間歩くことにしました。

 

天気はあいにくの雨。

この雨は2日前に茨城県に大洪水をもたらした雨です。

といっても、雨脚は弱くなっていますが。

 

 

 

熊撃退スプレーとキャンプ道具一式はスタート前に送り返しました。

荷物も軽くなって最終日スタート、…ん?

何か様子が変ですよ。

 

 

え?

ザックカバーが無い??

 

 

初日は確かにあったので、

どこかに置き忘れてしまったようです。

 

新得駅までならともかく、

15kmもザックカバー無しで歩くと荷物が大変なことになります。

 

やむなく宿の方にお願いして、ゴミ袋を分けてもらいました。

長辺を1辺だけ切って、簡易的なザックカバーを作りました。

さて、その効果はいかに。

 

 

[その他の日程はこちらから]

1日目: 新千歳空港-追分

2日目: 追分-旧穂別町 稲里

3日目: 旧穂別町 稲里-占冠村 ニニウ

4日目: 占冠村 ニニウ-占冠村 上トマム

5日目: 占冠村 上トマム-新得

 

 

6日目・9月10日(木)  歩行区間:新得-十勝清水  天気:雨

新得(8:20発)-農道離着陸場(9:18着・9:26発)

 

 

雨降る中、宿を後にしました。

 

 

 

正面の建物は新得町役場と公民館。

 

 

 

国道に出ました。

 

レインウェアを着ると少し暑くなりますが、

雨で気温も下がったので、レインウェア着てちょうど良い感じ。

 

 

 

国道歩くのが最短ルートですが、

それだと十勝平野がよく拝めないので、

すぐに国道を外れて佐幌川を渡りました。

 

 

 

川を渡ったら、丘を登り始めました。

さて、頂上が見えてきましたよ…。

 

 

 

道は一直線に続いていました。

 

 

 

丘の上はどこまでも続く広い平野でした。

 

これが十勝平野です。

ああ、晴れた日に歩きたかった。

 

 

 

まっすぐ続く道を東へ進みました。

 

 

 

しばらく歩くと、

こんな建物が見えてきました。

 

実はこれ、

農道離着陸場という簡易的な空港なんです。

 

 

 

左上にぼんやり滑走路が見えています。

滑走路も農道扱いなので、一般道路と繋がっています。

普段は通行できませんが。

 

 

 

駐機場と思しき場所には飛行機が止まっていました。

 

 

 

右手の建物が管理施設みたいです。

 

農産物を内地の大消費地へ素早く輸送するために開設され、

後々は旅客輸送することももくろんでいたそうですが、

運用コストが割に合わず、現在はほとんど使用されていないようです。

そういえば、駐機していた飛行機もしばらく使ってなさそうだったな。

 

 

 

滑走路を砂利道が横切っています。

一般人は立入禁止ですが。

 

休憩場所が無かったので、ここでザックを下ろして一休み。

遠くにトラクターが走っていて北海道らしいな…なんて思っていたら、

そのトラクターが滑走路を横断して、こっちに来るではありませんか!

慌ててザックを起こし、轢かれる前に立ち去りました。

 

 

 

ちょっと寄り道になったので、

離着陸場を回り込むように西へ進みました。

 

 

 

この角から南へ下りました。

実は角を曲がってから振り返って撮った1枚。

 

これで最後の駅間も半分弱歩きました。

 

 

最終回へ続く

 

 

新得駅から農道離着陸場先までのGPSログ(1/50,000)です。

 

国道を歩けば十勝清水駅まで10kmあまり。

ただ、国道は線路に沿っているので、

十勝平野を楽しみたいのであれば、距離は多少増えますが、

佐幌川を渡って丘を登ってみましょう。