今回の全駅間歩きは東北本線です。
前回歩いたのが2017年の年末だったので、
じつに2年ぶりの東北本線でした。
今回は埼玉県内を北上。
大宮駅をスタートして、栗橋駅を目指します。
さいたまの中心市街地兼ベッドタウンから次第に郊外色が強くなる区間です。
気づけば農村地帯を歩いているはずなので乞うご期待を。
それでは早速いってみましょう。
これ歩いたの、去年の11月末なんだよなぁ。
もう2月になるのに、まだ去年の話が続くという…
[そのほかの東北本線シリーズはこちらから]
1回目: 田端-大宮
3回目: 栗橋-小金井
4回目: 小金井-宇都宮
5回目: 宇都宮-黒磯
6回目: 黒磯-安積永盛
7回目: 安積永盛-福島
11月30日(土) 歩行区間:大宮-栗橋 天気:晴れ
大宮(6:40発)-土呂(7:40着・7:50発)-東大宮(8:29着)-
スタート駅・大宮駅に着きました。
東北本線と高崎線関係だけで4面8線のホームが整えられています。
大宮駅は湘南新宿ラインと上野東京ラインが合流する駅です。
2路線が合流して2路線が分岐する構造なので、どうしても複雑になってしまいます。
今回は東口から出発します。
西口の方が都会っぽいですけど、
もともと大宮の市街地はこっち側に広がっていたんですよ。
駅前はこんな感じ。
目の前に昔ながらの商店街が見えますね。
商店街はこんな感じ。
夜は賑わいそうな雰囲気です。
土曜の早朝だと道行く人は少なめですが、
24時間営業の居酒屋からは賑やかな声が聞こえてきました。
もうすぐ朝の7時なのに、夜勤明けの人達かな。
大宮は旧中山道の宿場町。
旧中山道にあたる県道164号を横切って、
氷川神社へ向かいました。
氷川神社の参道に合流しました。
寒い朝だったのに、散歩している人は結構多かったですよ。
参道はこんな感じ。
正月になると、初詣の行列がこのあたりまで延びているのかな。
今は純粋な参道ですが、
かつてはこの道が中山道だった時期もあったそうで、
その頃は宿場町がこの道に沿って続いていたそうです。
紅葉はそろそろ見頃。
背景をぼかそうと思ったら、
主体までボケてしまいました…。
氷川神社の楼門です。
拝殿はこの先にあります。
氷川神社は平安初期から記録に残る歴史ある神社で、
中世以降の書物によっては武蔵国一宮と記されています。
ちなみに府中にある大國霊神社は武蔵国「総社」です。
写真はありませんが、
今回の歩き旅の無事も祈ってきましたよ。
近くの白鳥池まで行ってみました。
周囲はちょっと滑りやすくなっていました。
カメラ持ったままこけそうになったのは内緒ということで。
そのまま大宮公園に入りました。
ここでもランニングしている人がいましたよ。
公園西側の市道へ出たら歩道が無かったのですが、
市道と寄り添うように遊歩道が続いていました。
東武野田線…もとい、東武アーバンパークラインの踏切を渡りました。
この路線名、やっぱりしっくり来ない。
まもなく東北本線の踏切を渡りました。
ここは「氷川踏切」。
一つ北隣の踏切は「盆栽踏切」というそうで。
本当に盆栽生産が盛んな場所なんですよ。
植竹小学校の校庭を横目に、今度は東へ。
ここまで来れば、最初の駅はもうすぐです。
土呂(とろ)駅に着きました。
駅開設は意外と新しく、1983年のことなんだそうです。
ホームは1面2線の島式です。
左側の線路は東大宮センター(車両基地)へ向かう回送線です。
次の駅へ向かいます。
まずは駅西通りを北上しました。
新しい駅だからか、駅前商店街はあまりはっきりしません。
駅前から住宅地が続いていました。
突き当たりを右に曲がって、今度は東へ向かいました。
砂大橋を渡りました。
跨いでいるのはJR東日本の東大宮センターです。
全国的にも珍しい、特急列車専門の車両基地なんだそうです。
貨物ターミナルっぽいものも見かけたけど、
昔は貨物駅もあったのかな?
ん?
なんだこの列車は??
このフォルム、
今春登場する「サフィール踊り子(E261系)」ですね。
こんな形で実物を拝むことになろうとは。
置き換え予定の「スーパービュー踊り子(251系)」もここの所属なので、
新車もここにいるわけですね。
振り向けば、雪化粧した富士山が見えました。
今年の雪不足は富士山とて例外ではないのですが、
歩く直前にしっかり雪が降ったみたいですね。
東大宮駅へ続く道に入りました。
写真では道行く人はほとんどいませんが、
反対側の歩道は近くの学校へ向かう中高生がいっぱい歩いていました。
信号待ちでは学生の大渋滞ができていましたよ。
駅前通りにさしかかりました。
写真だと静まりかえった感じにみえますけど、
実際は学生がいっぱいいたんですから。
東大宮駅に着きました。
土呂以北の快速通過駅では最も利用が多く、
wikiさんの記載によると、快速停車駅の蓮田駅よりも利用者が多いそうです。
ホームは1面2線の島式です。
南側の上屋はどういうわけか天井が低くなっていました。
(1967年撮影空中写真MKT672-C8-14。国土交通省国土地理院ウェブサイト内「地図・空中写真閲覧サービス」より)
駅自体は1964年に開業しましたが、
周囲はまだ農村地帯だったそうで、多くの列車は通過していたそうです。
なんだか北海道の話みたいですが…信じられない。
この空中写真は開業3年後に撮影された空中写真です。
区画整理が行われ、少しずつ民家が増えている様子が分かります。
(その2へ続く)
大宮駅から東大宮駅先までのGPSログ(1/64,000)です。
高崎線とは異なり線路に沿って主要道路が走っていないため、
駅間歩きでは市道を繋ぐように歩かねばなりません。