高崎線・上越線全駅間歩き(本庄-前橋) その4・群馬県庁から見た赤城山 | 駅から駅まで・旅のあしあと

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鉄道路線全ての駅間を歩く全駅間歩きを10年以上続けています。
今は東海~北海道エリアを歩いていますが、目指すは全国全路線全区間踏破!
そんな壮大な目標、たぶん一生レベルでかかるので、長い目で見守っていただけるとうれしいです。
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その3からの続き

 

-井野(15:05発)-新前橋(15:51着・16:05発)-群馬県庁(16:47着・17:15発)-前橋(17:40着)

 

 

井野駅を後にして、次の駅へ向かいます。

踏切を越え、住宅地を抜けて、線路東側を併走する国道へ向かいました。

 

 

 

県道の先に山が見えてきました。

関東平野の端が着実に近づいています。

 

 

 

前橋市に入りました。

前橋市の市章は冗談抜きで「  」です。

なんて書きやすいと思いきや、ちゃんと規格はあるそうで。

 

歩いている道は前橋と高崎を結ぶ主要県道なのに、歩道が心許なかったのですが、

新前橋駅が近づくと立派な歩道に変わり、電線も地中に隠れました。

 

 

 

新前橋駅に着きました。

「新」という名前がつくと、いかにも新しい駅というイメージがしますが、

開業は1921年。木造駅舎の隣駅・井野駅よりも歴史が長い駅です。

「新~駅」としては、かなり古参の部類に入ると思います。

 

 

 

ホームは2面4線です。

1・2番線に高崎方面、3番線に両毛線、4番線に上越・吾妻線の電車が発着します。

 

 

今日のゴールは前橋駅です。

ここから前橋駅までは両毛線を歩くことになります。

厳密にいえば、今回のタイトルだって

「高崎線・上越線・両毛線全駅間歩き」にしないといけないかもですけど、

まぁ、長ったらしくなるので堪忍してくださいな。

 

 

 

新前橋駅の西側には、高崎車輌センターがあります。

これまで横から見てるだけでしたけど、こう見るとけっこう広いですね。

 

 

 

ゴール駅・前橋駅目指して、最後の駅間に入ります。

まずは、先ほど歩いた県道を北へ向かいました。

 

 

 

群馬大橋を渡って、前橋の中心市街に入ります。

橋を含めたこのあたりの景色は、某魔法少女アニメにも出てきたんだとか。

 

 

 

赤城山を望む群馬県庁です。

井野駅を出たあたりからチラチラ見え始めたこの建物も、

ずいぶん大きく見えるようになりました。

 

 

 

そのまま橋を渡って、

県庁も少し通り過ぎたところに碑が建っていました。

 

ここは前橋(厩橋(まやばし))城跡です。

実は、群馬県庁の一連の建物は前橋城跡の中に建てられていて、

本庁舎および昭和庁舎は、本丸の跡地に建てられています。

 

 

昔、上杉謙信の本を読んだときに、

関東攻めのところで「厩橋城」という名前がよく出てきました。

重要な拠点というのは分かったものの、どこのこと言ってるのか全く分かりませんでした。

その後、前橋市内の地図を見ていたとき、ふと「厩橋」という橋を見つけて、

謎が氷解したことはよく覚えています。

 

「まやばし」→「まえばし」になったんですよね。

 

そんな前橋城ですが、城そのものは現存せず、

代わりに石垣や土塁がよく残っています。

 

 

 

さてさて、群馬県庁まで戻ってきました。

 

本庁舎の高さは153メートル。

群馬県ではトップの高さを誇っています。

さらに、最上階には展望ホールも設けられています。

これは行ってみるしか無いでしょう。

 

 

 

県庁の入口にもこの方がいました。

 

 

 

展望エレベータで75秒。

地上127メートルの展望フロアに着きました。

 

やはりすばらしい景色です。

先ほど渡った群馬大橋が足下に見えました。

 

 

 

新前橋駅もよく見えました。

 

…さぁ、両毛線をさがせ!

 

 

 

赤城山が赤く輝いていました。

まもなく日没です。

 

 

 

前橋の中心市街を通って、前橋駅へ向かいました。

日没時刻を過ぎ、周囲は少しずつ暗くなっていきました。

 

高崎同様、歩く人が少ないと思ったのは気のせいだろうか…。

 

 

 

ゴール駅・前橋駅に着きました。

日影には、何日か前に降った雪が残っていました。

 

 

 

ホームは2面3線です。

 

前橋駅は日本鉄道の終着駅として開業しましたが、

現在地に移転してからは、途中駅のような格好になったようです。

高崎線に直通する電車をはじめ、前橋で折り返す電車はそれなりにありますが、

正直なところ、終着駅らしさはまったくありません。

 

今回の全駅間歩きだって、

前橋がゴールとかいうと、なんだか中途半端だなぁと思われてないか心配なんですが。

 

 

 

両毛線の高崎行き電車が入ってきました。

小山方面に向かう電車と交換したあと、電車は駅を後にしました。

 

自分は、この1本後の電車で前橋を後にしました。

1本後の電車も115系でした。

 

115系の座席といい、モーター音といい、やっぱり懐かしい…。

ちょっと前まで当たり前だったのに。

 

 

 

いったん高崎で下車して、

駅の物産館でお土産を買って帰りました。

 

自分用は、こちら。

 

峠の釜めし??

もう夕飯なんですか????

 

 

 

実はこれ、「峠の釜あいす」というアイスクリームなんです。

 

釜飯の派生商品と侮るなかれ。

このアイスにも、ちゃんと益子焼の釜が使われているんです。

さらに、上の写真でも分かるように、包み紙も本家そっくりのデザインです。

 

盛りつけだって、本家をイメージしているようです。

上の栗のような物体は見た目通りのマロンですが、

その隣にある椎茸っぽい物体は板チョコだったりします。

 

自分が高校生の時には話題に上ってたから、かれこれ15年以上続くロングラン商品です。

横川駅前の直営食堂でも売ってるので、釜飯と一緒に食べるのもアリだと思います。

 

 

前買ったときはカチコチで、なかなか食べられなかったんですけど、

今日は結構早く溶け始めてしまい、急いで食べる羽目になりました。

 

アイスをたいらげ一眠りしていると、

東京はもうすぐそこまで迫っていました。

 

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

 

(おわり)

上越線・吾妻線全駅間歩き(新前橋-渋川-中之条)へ

 

 

2月6日(土)  歩行区間:本庄-前橋  天気:晴れ時々曇り 日出時刻/6:40 日没時刻/17:15

鉄道距離:28.8km  歩行距離:36.3km  総歩数:60,257歩  所要時間:10時間4分

東京(5:53発)=1820E=本庄(7:29着・7:36発)-4.4km-神保原(8:39着・8:50発)-5.0km-

-新町(9:51着・10:05発)-7.3km-倉賀野(11:35着・11:50発)-4.9km-高崎(12:53着・13:25発)-

-4.1km-高崎問屋町(14:17着・14:30発)-2.0km-井野(14:54着・15:05発)-3.9km-

-新前橋(15:51着・16:05発)-2.9km-群馬県庁(16:47着・17:15発)-1.7km-

-前橋(17:40着・18:03発)=466M=高崎(18:24着・18:47発)=1939E=東京(20:40着)

 

井野駅から前橋駅までのGPSログです(1/60,000)。

新前橋駅から前橋駅は、線路沿いに利根橋or平成大橋を渡るルートが最短ですが、

今回は群馬県庁と中心市街地を通過するルートを選びました。

 

群馬県庁の展望台は、土日も夜10時まで開放されています。

入場料はかからないので、前橋まできたら是非行ってみてください。

 

 

 

全行程のGPSログです(1/210,000)。

いよいよ高崎線が完成して、前橋まで来ました。

ここから先はアップダウンと闘うことになりそうです。