納棺夫日記(おくりびと)と親鸞聖人  教行信証に人生の目的があった!! | 岡本一志 幸せのタネまき日記

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さて、納棺夫日記 と親鸞聖人 しばらく そのままでしたが

やっと重い腰をあげて再スタートです。



定本 納棺夫日記 から P84


いつの間にか、宗教書を読むようになっていた。

最初は宮沢賢治に導かれて、
「法華経」を読んだり、

八木重吉に誘われて
「新訳聖書」を読んだりしていたが、次第に宗教に関する書物なら手当たり次第に読んでいた。

そんな乱読の中で、あの不思議な光に最も明快な回答を与えてくれたのは

親鸞の「教行信証」であった。





ここからおかもん!





作者 青木 新門さんはいろいろな模索の末

親鸞所以人の主著 教行信証にめぐり合えるのです。

さまざまな宗教 思想 哲学の中から

親鸞聖人の教えの中に


死んだらどうなるのか

後生くらい 無明の闇
解決した

絶対の幸福の厳存を 確信するのです。

本当の人生の目的を発見するのです。


では、親鸞聖人の主著 教行信証とはどんな

ものなのでしょうか。


★教行信証とは



親鸞聖人の教えのすべてが教行信証に
『教行信証』は浄土真宗の根本聖典です。

正式には『顕浄土真実教行証文類』といい、
教巻、行巻、信巻、証巻、真仏土巻、化身土巻の6巻あります。


聖人の教えのすべてはこの教行信証6巻におさまっているのです。

「親鸞の教行信証が私に与えた指導教化は、殆ど計り知られない程大きい」

「私は教行信証の宗教哲学を以て、西洋に匹儔を見出すこと困難なる如き深さをもつものと思惟せざるを得ないのである」(哲学者 田辺元)

「『教行信証』は思索と体験とが渾然として一体をなした稀有の書である。それはその根柢に深く抒情を湛えた芸術作品でさえある。実に親鸞のどの著述に接しても我々を先ず打つものはその抒情の不思議な魅力であり、そしてこれは彼の豊かな体験の深みから溢れ出たものにほかならない」(三木清)

古今東西、驚嘆の声は枚挙にいとまがありませんが、

驚くべきその教えを冒頭の次のお言葉から聞かせていただきましょう。



人生の目的を明示


「難思の弘誓は、難度海を度する大船」
(教行信証 総序)


「難度海」とは、生きていく苦しみの人生を海に例えて言われたものです。

空と水しか見えない海で、押し寄せる苦しみの波に翻弄されながら、夫や妻、子供、金や財産、地位や名誉などの丸太ん棒や板切れ求めて、必死に泳いでいるのが私たちではないでしょうか。

何かを頼りにし、あて力にしなければ生きてはいけないからです。

しかし、風や波に悩まされたり、すがった丸太ん棒に裏切られ、潮水のんで苦しんでいる人、おぼれかかっている人、あるいは溺死した人もおびただしい数にのぼります。

そんな人たちに、懸命に泳ぎ方のコーチをしているのが、政治、経済、科学、医学、芸術、文学、法律などでしょう。

ところが、
「どこに向かって泳ぐのか」
「なぜ、生きねばならないのか」

肝心な泳ぐ方角、人生の目的が明らかにされているでしょうか。

何のために生まれてきたのか、何のために生きているのか、なぜ苦しくとも生きねばならないのか、だれも知りません。

行く先を知らずに泳いでいる人は、やがて力尽きておぼれるだけです。目的を知らずに生きている人は、死ぬために生きているようなものです。死を待つだけの人生は苦しむだけの一生に終わります。

私たちは決して苦しむために生まれてきたのではありません。生きているのでもありません。

すべての人の願いは、苦しみ悩みから解放されて、いかにこの難度海を、明るく楽しく渡るかに尽きます。

そんな私たちに、人生の目的を明示されたのが親鸞聖人であります。

「難思の弘誓は、難度海を度する大船」

「苦しみの波の絶えない人生の海を、明るくわたす大船がある。その船に乗り、未来永遠の幸福に生きるためである」

答えは簡潔で鮮やかです。

難思の弘誓とは、大宇宙にまします諸仏の師匠である本師本仏の、阿弥陀如来の想像を絶するお約束のことです。

したがって冒頭のお言葉は、

「阿弥陀如来の本願は、苦しみの波の絶えない人生の海を、明るく楽しくわたす大きな船である。この船に乗ることこそが人生の目的である」

との確言であります。

苦しみの波の果てしない海に、永らくさまよいつづけてきた私たちを、必ず乗せて渡してくださる、

救助の大船の厳存と、方角を明示されているのが、『教行信証』であり、親鸞聖人なのです。