秋田竿灯 最終日 2025年8月6日

 

動画  秋田竿灯20250806

 

 

 昨年6月、青森ねぶたと五所川原立佞武多の展示館を見て(2023年5月、2024年6月のブログに記載)実際の祭で見たいと今回再度の青森、秋田訪問となった。

 自分でホテルや有料観覧席を手配できないことは無いがかなり難度が高い。そこで阪急トラベルの仙台発着ツアー利用とした。能代の里帰りもするため前泊して2日目に秋田でツアーと合流した。

 まずは秋田竿灯だが、メトロポリタンホテルから観覧席まで徒歩30分の往復、観覧中も本降りで準備はしていったものの大変だった。

 演技する人の苦労には頭が下がる思いで雨で滑るし風も吹くのでバランスが普段より難しいだろう。実際、動画にも倒れる様子が映ってしまったが、こんな厳しい環境でも祭をやり抜くという気概に感動し決して忘れられない思い出になった。

 

 



バッハ ヴァイオリン協奏曲

イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)、ベルリン古楽アカデミー
2017、2018年録音、セッション録音、2CD

収録曲は以下の協奏曲以外にも興味ある曲がある。
● ヴァイオリン協奏曲ニ短調 BWV.1052R
● ヴァイオリン協奏曲ホ長調 BWV.1042
● オーボエ、ヴァイオリン、弦と通奏低音のための協奏曲ハ短調 BWV.1060R
● ヴァイオリン協奏曲ト短調 BWV.1056R
● ヴァイオリン協奏曲イ短調 BWV.1041
● 2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV.1043

 名手ファウストによるバッハ協奏曲でこれだけの曲を聴けるのでもう決定版といってもよいと思う。
 ファウストの明確で美しい音色とベルリン古楽アカデミーの爽やかな競演が素晴らしい。オーボエなどの共演者の好演も光る。
 録音は、Harmonia Mundi伝統の煌びやかで鮮明な音で聴いていて幸せな気持ちになれる。

 

 以前、gooブログの時に違うタイトルで書いていたが、Amebaブログに引っ越しするタイミングで内容を一新することとした。

 30歳台にはオーディオマニアをやっていた時もあった。
その時に買ったもので今も現役なのはJBL4343のみだが、何回かコーンエッジを張り替えたり修理はしたが今でも良い音で鳴ると思う。

 コンサートも出来るだけ行くようにしたが大学時代は京都交響楽団をメインにカラヤンのベルリンフィル、大阪フェスティバルホールでワーグナーのトリスタンとイゾルデ、ワルキューレ等々。ギターでは全盛期のブリームやイエペスを聴いた。
 就職してからはコンサートへ行くのは難しくなったが、リタイヤして、ニューヨークでニューヨークフィルやメトロポリタンオペラのカルメン、蝶々夫人、カーネギーホールでムターのモーツァルトそしてミュージカルを色々と。ウィーンでは国立歌劇場でフィガロの結婚を聴いた。他にも色々と印象に残っている演奏会が有るが割愛する。
 
 60年以上クラシックを聴いてきて次第に聴き方や考え方が変化してきた。最近確信をもって言えることを幾つか発見した。
第1は、「最高級のオーディオ機器を駆使しても実際のコンサートを家で再現することは不可能」

 体感的に言うと私の機器と部屋では再現率は50%位。最高級環境でも70%位か。
どんなファクターが再現できないかについて検証していくと本が1冊書けてしまう程だが、オーケストラのトゥッティ(迫力や楽器バランス等)、ホールの響き(残響時間や全空間から聴こえてくる音等)、ダイナミックレンジ(ラベルのボレロやサンサーンスの交響曲3番等)・・・・・
ということで、家で聴く音楽はコンサートとは全く別物という割切りをしてそれなりに楽しめばよいと。

第2は、「近年(特にここ5~10年の)録音が飛躍的に良くなったレーベルがあり、以前聴かなかった曲、演奏者も聴くようになった」

 例えばブルックナーのような長大な曲は録音が悪いと退屈で聴く気がしなかったが今最も聴く作曲家になっている。以前は著名な演奏家、オーケストラ等しか聴かなかったが、今は録音が細かい所まで再現してくれるので無名の演奏家も聴いて新しい発見に驚いている。

長くなるので今回は取り敢えずこのあたりで。

 

ハイドン チェロ協奏曲第1番、第2番
 
キャメロン・クロズマン(チェロ) ニコラス・エリス(指揮) レ・ヴィオロン・ドゥ・ロワ (1CD)
 
録音 2023年6月   ステレオ・デジタル録音
録音場所 カナダ、ケベック州、パレ・モンカルム
 
 上記の曲は通奏低音の無い編成が主流だが、このCDではアーチリュートの音が良く聴こえリュートを弾くものとしてはついつい手が伸びてしまう。ハイドンの活躍した時期に管弦楽の通奏低音が次第に無くなっていったようだ。
 録音時期が最新ということで音はクリアで隅々まで良く聴こえる。15人程度で小編成の室内楽団のハーモニーに独奏チェロの音が溶け込んで自然なバランスを保っている。
 レ・ヴィオロン・ドゥ・ロワという初めて聞く名前の楽団は多くのCDを出しており更に聴いてみたい気になった。キャメロン・クロズマンの独奏チェロも歯切れのよい演奏で魅力的だ。
 
もう一枚のCD
 
ハイドン チェロ協奏曲第1番、第2番
ナタリー・クライン(チェロ) ミヒャエル・ホフシュテッター(指揮) グラーツ大管弦楽団 (1CD)
 
録音 2017年11月   ステレオ録音
録音場所 ライヴシュテファニーザール、グラーツ、オーストリア
 
 こちらは通奏低音の無い編成でクロズマンのCDとは相当異なるテーストを持っている。
 ナタリー・クラインのチェロは、ガット弦を張った1777年製のグァダニーニだそうだが良い感じと音だ。
 モダンオーケストラの録音でよくあるパターンの独奏楽器を近接マイクで拾い音量も大きめの録音。
 
ベートーヴェン ピアノ協奏曲全集
 
ハオチェン・チャン(ピアノ) ナタリー・シュトゥッツマン(指揮) フィラデルフィア管弦楽団 (3SACD)
 
録音 2021年10月   ステレオ・セッション録音
録音場所 フィラデルフィア ベライゾンホール
 
 初めて聴くハオチェン・チャンは中国、1990年生まれのピアニスト。
ナタリー・シュトゥッツマンはフランス出身の女性指揮者でコントラルト歌手でもあるようだ。
フィラデルフィア管弦楽団は若い頃京都で聴いたが美しい音だった記憶があり懐かしい。
 昔はアメリカのソリスト、オーケストラそして録音でクラシックが聴けるか、という時代だった。
しかしながら現在のグローバル化と技術の進歩により、そのようなことは殆ど無くなったようだ。
 このCDを聴くと、優れた指揮者の要求にオーケストラが十分に答え、その上をピアノが躍るという生き生きとした演奏が展開される。
録音も優秀で音が整っていて大音量の部分でも破綻することはなく豊かな響きだ。
 
 
もう1枚魅力に溢れるアルバムが有った。
ベートーヴェン ピアノ協奏曲全集
アレクサンダー・ロンクヴィヒ(ピアノ・指揮) ミュンヘン室内管弦楽団 (3CD)
 
録音 2022年1月   ステレオ・デジタル録音
録音場所 ドイツ、ランツフート、Rathausprunksaal(歴史的市庁舎のホール)
 
 これも初めて聴くドイツ、1960年生まれのピアニスト。ここでは弾き振りを行っている。
 このアルバムでは小編成の室内管弦楽団と弾き振りによる演奏で作曲当時の雰囲気を味わえる。
 専門の指揮者がいる演奏に比べるとオーケストラの自主性に任せる部分が多くなるのだろうがミュンヘン室内管弦楽団は素晴らしい伴奏でロンクヴィヒも楽しんで弾いている様子が伺える。
 録音もピアノは古典的で美しくオーケストラはクリアで各楽器の音が良く聴こえる。
これはハオチェン・チャン版に劣らずついつい手が伸びてしまうCDになっている。
 
 
 
 
 
 
 
 
マーラー交響曲
 
佐渡 裕(指揮) トーンキュンストラー管弦楽団 
録音 2019~2024年   ステレオ・ライブ録音
録音場所 ウィーン、ムジークフェラインザール、第5番のみハンブルク、エルプフィルハーモニー
 
現在までに発売されているCD
 交響曲第1番 巨人 録音2023年、交響曲第2番 復活 録音2019年
 交響曲第3番 録音2021年、交響曲第4番 録音2022年
 交響曲第5番 録音2019年、交響曲第6番 悲劇的 録音2024年
 交響曲第7番 夜の歌 録音2023年、交響曲第8番 録音2023年
 
全般的に音が良いのは特筆ものだ。その要素としては色々考えられる。
 第1は、録音場所でムジークフェラインザールでライブ録音されている。シューボックス型のこのホールは最新の技術で音響設計されたホールと比べると色々と指摘される点もあるが、録音する場合は適度に音がこなれて聴きやすい音になると感じる。それはここを本拠とするウィーンフィルの録音を聴いてみても分かる。トーンキュンストラー管弦楽団はこのホールで定期的にコンサートを開催している。
 第2は、録音スタッフの技術と録音機器の進歩。
レーベルはあまり耳にしないAVEX CLASSICS。社長の中島氏は、ワーナーミュージック・ジャパンのクラシック担当を経て、クラシック部門を設立したエイベックスに移籍してクラシック分野で功績をあげている。佐渡裕氏とも色々な仕事をしており、このCDもその一部となろう。注目のレーベルだ。
 
演奏については
 トーンキュンストラー管弦楽団は日本では知名度が低いものの100年以上の歴史あるオーケストラ。聴くのは初めてだがさすがウィーンに根付いた地の利でウィーンフィルと共通する優美な音色と迫力も併せ持った素晴らしい楽団と感じた。
 2015年から佐渡裕氏が音楽監督を務めているのだが着実に実績を重ねているようだ。このCDでもオーケストラの能力を十分に引き出して細部にわたって魅力的な音とハーモニーが聴ける。2025年にはこの組合せで来日するようだが日程の都合で行けないのは残念。
 
マーラーは少し曲が長いので今まで敬遠していたが初めて聴く気がする演奏に出会うことが出来た。
 
 
 
シベリウス交響曲全集
 
クラウス・マケラ(指揮) オスロ・フィルハーモニー管弦楽団 (4CD)
録音 2021年   ステレオ(デジタル)
 
シベリウスの交響曲全集には名演奏、優秀録音が多い。
以前、取り上げた「パーヴォ・ヤルヴィ パリ管弦楽団 録音2012年~2016年」、そして「Okko Kamu ラハティ交響楽団 録音2014」、「ロウヴァリ エーテボリ交響楽団 録音2019」等だが、素晴らしいクラウス・マケラの新録音が出てきた。
 
 クラウス・マケラはフィンランド生まれ現在28歳の天才指揮者。経歴は華やかで、2020年にオスロ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者、2021年にパリ管弦楽団の音楽監督に就任。また、2027年にロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者に就任予定。
 
 さすがに自国の指揮者とノルウェイのオーケストラの演奏らしくシベリウスの爽やかな風を感じる音。
マケラの指揮は最近の新鋭指揮者のような新しい解釈が新鮮だ。昔は聴こえてなかったような音が随所で聴こえてくるので興味深い。しかしながら全体的な完成度が高くこれからどこまで行くのだろう、と期待される。今、生演奏を聴いてみたい指揮者の筆頭に躍り出てきた。
 録音も新しく優秀で周波数特性も自然でダイナミックレンジも広く迫力もある。現在のNO.1 CDではないだろうか。
五所川原から五能線で宿泊地の鰺ヶ沢に向かう。
ホテルグランメールは高台に建てられていて見晴らしがよい。
田舎の港町によくこのように大きなホテルを建てたものだ。
 
夕食後、芝生に出て日本海に沈む夕日を眺める。
この旅はここまで暑いような晴天が続き夕日も美しかった。
 
次の日、リゾートしらかみで五能線沿線観光。
まずは千畳敷へ。15分の停車時間に下車して岩場を散策できる。
サスペンスドラマのロケ地によくなるが延々と岩場が続いている。
 
リゾートしらかみの運転席。この観光列車は全席指定なのでなかなか乗りにくい。空いている時期などは柔軟な運用をしてもらいたいものだ。
 
千畳敷を出ると間もなく深浦の景色が見えてきて列車は徐行してくれる。
深浦はクロマグロ青森県NO.1の水揚げで安く食べることが出来る。
 
不老不死温泉の日帰り入浴に行くためにウェスパ椿山で下車する。
ここを訪ねるのは4回目くらいだが今回は海際の露天風呂に気持ちよく入れた。
最近は写真撮影が規制されているので写真は1枚もない。
日帰り入浴してマグロを食べたのち、東能代に向かうため送迎バスでウェスパ椿山へ。
五能線は各駅停車に古い車両を使用していたが今回は真新しい列車に出会った。
 
 この後、角館に泊まって抱き合わせ渓谷を訪ねたがここでも熊目撃情報が有り駐車場からほんの少し散策しただけで引き返した。やはり熊は怖い。。。

今回の旅は最終日に少し雨が降っただけで天気に恵まれてよい思い出が出来た。

 
 
 
岩木山を下りてからその足で弘前を経由して鶴の舞橋へ。ここも旅行番組で見て是非訪ねてみたいと思っていたところ。
上は宿の部屋から撮影した鶴の舞橋と岩木山。
 
鶴の舞橋は1994年建造の比較的新しい橋で、全長が300mあり日本一長い木造三連の太鼓橋。
歴史の古い岩国の錦帯橋とは異なる特徴がある。
 
鶴の舞橋と名付けられたのは、以前多くの丹頂鶴が飛来していたから。現在は飛来しなくなってしまったが、
橋と岩木山を背景に丹頂鶴が舞う姿を撮影した素晴らしい写真を見ることが出来た。
 
鶴の舞橋は大きな溜池の端のほうにある。そこから見た湖面に日が沈んでいく。
もう丹頂鶴は飛んでこないのだろうか。わずかに4羽のみが飼育されていて見ることが出来た。
 
次の日は五能線で五所川原へ向かいまずは立佞武多の館へ。五所川原の立佞武多は高さ23mの巨大なねぶた。
この6階建ての立派な建物には3台の立佞武多が収められており祭りの際は大きなシャッターが開いて出陣していく。
 毎年8月初旬に催行されるが同時期に青森のねぶた、秋田の竿灯等が重なり凄い賑わいとなる。
来年はこの3つの祭りをこの目で見てみたいと思うが元気でいないと。

 
 

上の写真はジグザグ模様の岩木山スカイラインの観光写真。この不思議な景色に惹かれて初めて訪問した。弘前駅から路線バスに1時間ほど乗って嶽温泉に到着。
 
 嶽温泉近くから見た岩木山の姿(バスの中から撮影)左側の尾根がスカイラインだ。
嶽温泉でシャトルバスに乗り換え、30分位ジグザグ道を登ると8合目に着く。あのジグザク模様は上空からの写真で地上からでは見ることが出来ないことが判明。
 8合目からリフトに乗って約10分で9合目に到着。ここからは徒歩で登るしかない。上の写真は上り初めてすぐの場所から撮影した頂上の姿。
 立て看板を見ると左:岩木山頂上30分 右:鳥海山10分 頂上へはがれ場みたいなところも見え登山の服装でないと無理と判断し、右へ。
 
 鳥海山へ上る途中で見つけた奇麗な花。
 
 下山のリフトから下界を見たところ。9合目の駐車場が見える。この後雲が広がってきた。
帰りも同じルートだが乗換の嶽温泉でバスを待っている時、地元の車から、今すぐの所にクマがいたから下への細い道には行かないように、と。冬眠明けのこの時期は多いが今年は特別のようだ。