先日事務所内の全国研修に参加しました。年に一度くらい研修や大規模ジョブで他の事務所の人と顔を合わすことがあるのですが、今回も他事務所の同年代の仕事ぶりが窺えて非常に刺激的でした。
研修の題目はリソース管理と時間管理の話で非常に退屈なものだったのですが、時折それらの足りない時の例外対応に話が及んだときは興味深いものでした。問題はリソースや時間が足りない時に何を優先してどう形にするかです。どこを捨てるかということです。
しかし私が一番感動したのは締めに研修講師をしてくださったパートナーの言葉でした。専門的な部署にいたり海外駐在したり何も特別なキャリアはないとは言いながら、インチャージ時代の経験を語ってくれました。GCの注記を巡ってメインバンクに電話した話、英語もできないのに海外出張に行って現地の経理担当と見積もり項目について議論した話、債務超過をかけて減損の議論を一日中やって夜十時になった話(これは衝撃で最後結局減損してCEOは引責辞任したそうです。)と正直スケールの大きい話に聞き入ってしまいました。物腰穏やかなパートナーです。しかし、一見穏やかな人ほど百戦錬磨で厳しい場面を潜っていたりするものです。裏を返せば何も特別なキャリアが無くてパートナーになったわけですから、それをカバーして余りあるヒューマンスキルを持っておられるのです。
「君たちの目標をそれぞれ考えてもらいたい。」
と言って研修は締めくくられたのですが、間違いなく今後数年で私が成し遂げなくてはならないと思ったのは語れるほどの成功経験です。語れるほどというのはすなわち全力プレイであり、挑んだことに満足するのでなく結果を出すということです。特別なことはいらなくて、基本を大切に逃げずに仕事することが大切になってくるのだと思います。