いつから連勤だったか思い出せないですが、ようやく小休止です。もはや自治権などなくなった監査業務は複数のパートナー、審査担当社員にレビューされ、何年かに一度公認会計士協会やPCAOBからもレビューされます。
 
 会計処理が誤っているかどうかはそこでは問題ではなく、監査の失敗にあたるかどうかが問題になります。これからは後に問題が発生しないか、そして検討してきた数字が開示と整合するかといった神経をすり減らす日々の始まりです。
 
 明日はせっかくの休みになりますが、主に網羅性の問題や分析の精度、判断の合理性に適切なアプローチができているか考えてしまうと胃が痛む思いになります。

 とはいえ、せっかくなので今晩から自由を満喫しようととりあえず久しぶりにクーリエジャポン読んでいるのですが、最新号面白いですね。

 常々ハウツーに終始していてはいけないとの恩師の教えは意識していますが、本質は教養のなかに潜むものと思われます。そのような教養をテーマにした今回。なかなか参考になりました。

 大人になってこそ文化に触れると本質が感じられます。

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 期末監査をしていると一つ一つの取引に向き合って評価することになりますし、会社に四六時中いるので色々問題が起こっていることが明らかになります。

 それを予防できる助言が事前にできているといいのですが、内部統制監査をしているときには夢にも思わぬことも起きます。

 会社も監査人も日々の業務に忙殺されていて、核となる問題に向き合えていないことが少なからずあると実感しています。このような後に発生する問題を予言し、予防を促すスペシャリストに将来なりたいと思っていますが、今はまだ歯がゆい思いで起こっている問題を受け入れるしかありません。監査中に予見しきれなかった自分の未熟さに憤りすら覚えます。起こってしまえば問題ですが、元をたどると何てことはない日常に到達します。

 巨大システムの細分化された一部をコントロールするのは他でもない人間なのです。コンピューターは人の指示に従い動くだけですので。どのような指示を出せばどのような機能を発揮していかなる影響を及ぼすのか。

 統制とはプロセスをこなすことではなく、プロセスを自在に使いこなすことです。膨大なチェックポイントに飲まれて、自分は何をしているか認知できなくなる。昨今の監査現場でも見られる傾向です。先輩たちの蓄積に拘わらず、秩序を保たねば。

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 事業所行脚も終わり、今はある大企業の連結決算から開示真っ只中です。リスクの高いというか、クライアントとして事務所が大切に考えているグローバル企業のため毎日複数パートナーやマネージャーら管理職が常駐し、スタッフもハングリー精神旺盛な精鋭が揃えられています。腐れ縁で私もすっかりレギュラーに定着してしまっているのですが、やはりこうも勢力が拮抗すると自由がないのです。

報連相がすべてのような環境で、ミスしてもいいからチャレンジしようなどという生産的な風土は皆無です。いかなる検討を実施したか説明するのが業務のウエイトを高く占めます。そんな回りくどい聞き方せんでもと思ってしまうこともしばしばですが物わかりの良さと懐疑心はおそらくトレードオフなのです。
 私も網羅性に神経を使う割り当てばかりなので今は我慢の時間帯です。

 パートナーが滅多に来ない緊張感がない現場もそれはそれでやりづらいのですが、アンチサラリーマンの私にとって、今の状況は苦行以外の何物でもありません。

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 自分のアサインでリスクの高いところは終わり、膿は出しきった気分ですが、得てしてこういうときに災難は降りかかってくるものです。

 束縛の日々、ストレス社会にマンネリズム。そして審理。ここでギアを入れ換えて懐疑心と丁寧にソースをたどる姿勢を忘れないことが重要です。また合理的な説明も。

 世間はゴールデンウィークで今日の決算統制のあと内部監査人は新しくできた商業施設へ繰り出しましたが、私はこれで終わりなどと思うことは避けなければなりません。最後まで慎重かつ丁寧に神経を払わねばいけないのがこの時期なのです。

 畳み掛けてくる誘惑と、将来の夢や希望を脇に淡々と現実に少しずつ手を加えていかなければならないのです。

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 私の友の異動が決まりました。

 かねてから故郷へ近々帰りたいと彼は言っており、故郷のそばの事務所への異動となりました。

 友と私は同時期に入社して最初にアサインされたクライアントとの契約がなくなったため、人あまりだった当時、仕事に恵まれず大変惨めな思いをした時期を共に過ごしました。

 私には師匠がいて、師匠の雑用を手伝いながら監査の考え方を学ぶことができましたが、友は一人取り残されました。荒野に放たれた新人。こんなに辛いことはありません。私のシュレッダーを笑顔で手伝ってくれました。

 あのときは雑用ひとつが毎回ラストチャンスで調書一枚作れるなんて大変なことでした。四半期レビューは上級スタッフの仕事と突き放されたこともありました。

 当時は時間も腐るほどあったのでよく一緒に飲みに行っては、今大したことないくせに仕事があって充実しているやつらを見返してやるなどと憎悪の気持ちを募らせていたり、いつかビッグになると大風呂敷を広げたりしたことも懐かしいです。

 その後、お互い運よくよき上司に拾われてそれぞれ継続的に仕事は続くようになったのですが、あの頃のことは忘れられません。よくも悪くも。
 瘡蓋のように記憶の片隅に固められている過去ですが、いつか再会したときには笑って振り返りたいものです。

 友との別れに少し感傷に浸ってしまう繁忙期です。