最近水筒を買いました。コップに入れる動作が鈍くてカッコ悪いと思っていたのですが、今時保温できるペットボトルという感覚のものもあります。


 節約なんてたかが知れているだろうと素人はいうのですが、侮るなかれ。


 1日ペットボトル安くて100円を節約して1年で3万6千円とか思い、大した節約ではないと計算の速い会計士は思うのですが、そんなものではありません。今までマイナーパスしてきた100円も含め、お金を払う瞬間はいつでも意識されるようになるのです。無意識に支払うということはなくなりました。


 別にこのパン買ってすぐ明日の朝食べるのだから値引きしている方でいいよね、とかポイントカード車に忘れたから会計待ってもらおう、とか。ついこの間の私なら「そんな男小さい」というレベルのことを意識するようになりました。予算で枠決めて月次で決算しているので、今後効果はわかってくるのですが、一番大切なことは「これにお金払うんか?」という問いに対する答えのないものにはお金を払わないという習慣を身につけることだと思っています。この問いにきちんと答えられるものに集中投資すればよいのです。そしてこの逆に「これでお金貰うんか?」との答えが無いとお金はもらえないけれど、それは合理的だと思えるなら胸を張って請求しようということを体に染み込ませることが目標です。


 例えば残業代を請求すべきかどうかもこの基準が自分ではっきりすれば話し合うことができますし、場合によっては転職しようとかいう判断材料になります。これがないと勝手に先方との報酬交渉で上が値引きしたしわ寄せを意味もなく被ることを受け容れなくてはなりません。

 ビジネス書マイブームがひと段落したところで、近々請求という業務も含む簡単なビジネスをしてみようと思っているので、商売感覚は必須です。


 また副産物として、買いに行かなくていいので、買いに行こうかなと考える時間や実際に買いに行く時間が仕事中に手に入ります。買いに行くついでに休憩するのと、回復するために休憩するのとでは雲泥の差です。喉かわいたな、何か買いに行こうかなとか思う時間はほんとに無駄です。


 このようにたかが水筒一つ持っただけで様々なことが分かりました。簡単そうで小さな一つのことさえやってみれば多くのことが分かるものです。実体験というのは本当にこれ以上ない宝なんだと思います。

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 会計士というのは不満足の塊だと思う。前任担当者の調書の記載にいけてないなどとけちをつけたり、会社の資料整備にまたいけてないといい、乗ってきたところで本職の内部統制が不備だとか会計処理のロジックが基準に違反しているという話が始まる。

 本職でもあるので常々不満足なのは致し方ないが、果たして君に青写真はあるのかと尋ねた。レビュー手続きとしてどこまでの分析ができたら満足なのか、今何が具体的に不満足なのか分かるのかと。

 そこで自己満のススメである。なぜ現状に不満足を抱くのか。理想すらないくせに。それは怖いからだ。後でさらに不満足症な人に自分の成果を否定されるのが怖いからである。なのでとりあえず不満を抱くことから始めて、いざとなったらですよねとレビュアーに賛同するのである。

 私が言いたいのはいつ君は自分で何かを決める立場になるのかということである。自己満にまず到達しないと始まらんだろうということである。自分で受け入れなければ人からも受け入れられんだろうってまるで恋愛みたいですね。

  知り合いの税理士が顧問している会社に顧客満足度アンケートをしたところ1社ネガティブなコメントが返ってきたといいます。質問に対する回答内容は書籍やネットで調べたものばかりであるとか、専門用語の羅列で何を言っているのかわからないとか、あまり訪問してこないとかいうものであったそうです。


 一方で監査契約で、基本的に資料の要求や日付がどうのこうのとかいう話しかしない監査法人スタッフの私に頻繁に電話やメールで必ずしも会計処理に限らず質問が飛んでくるのはなぜかと考えました。私だって年に数回しか訪問しませんし、回答も近くの同期と相談したり書籍やネットで調べたりしたものに私の会計士ナレッジをミックスしてできる程度のことしかしていません。それにも関わらずです。


 立場が違うので比べるのも変な話ですが、回答の仕方やクライアントとの接し方等話していると決定的な差が一つあると感じました。


 それは私は顧客が孤独なものであると知っていたことです。何度も質問を聞き、こんなの専門外なのになと思いつつも何とか回答を繰り返すこと数年。経理部長はまず話を聞いてもらいたいのだという願望を持っていることに気付きました。会社で起こる様々な問題が世に出回るケーススタディのどれに当てはまるのか、その答えが自分の思っているものであっているか相談する相手が欲しかったのです。そのような仮説を持つようにして回答するようになってから、質問が増えたのです。


 具体的な対応としては、とにかく話を聞く。そしてここが重要で無理やり何か回答を当てに行くことなく、何をなぜ知りたいのか問題をはっきりさせる。それから必要な情報(規制、法律、基準だったり会社内の情報だったり)を浮き彫りにする。専門家なのに知らなかったらどうしようと質問を聞く前から恐れていてはいけません。恐れず聞くことです。


 件の税理士にはまず顧客が何を望んでいるのか肌で感じるまで話を聞けと伝えると共に、以下の本を薦めました。

なぜハーバード・ビジネス・スクールでは営業を教えないのか?/プレジデント社
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 営業に大切なことは顧客がつながりたいと思っている欲求をいかにつかむかだという話が多数のエピソードとともに紹介されています。営業は飲み会や体育会系というのがすべてではないことも書かれています。


 この本から学んだことはセールスは自分が売る製品を愛しているがゆえに例え返品されても喜ぶほどだという点でした。会計士の商品が質問に対する回答や成果物だったとしたら、その回答にいかに胸を張れるか、これで間違えていたら力不足だから仕方ないと諦められるかというレベルだと思います。監査調書なんかもどれだけ提出する前に愛せるかということなのだと思います。


 この本のタイトルの問いに対する答えは、何と書かれていたか忘れてしまいました。ただ他者からの拒絶を拒絶した結果、営業以外を究めようと勉強するのだと思います。


 学生時代、先生から「会計士なんてやめなさい君は営業向きだ」なんて言われましたが、今となってはほめ言葉ととらえています。


 何度となく問われてきた質問であり、答え方は毎回進化しているのか変わってきている質問でもあります。当ブログでもきっかけという言葉で何度かこの問題の回答らしきものを書いており、結局個人で面白そうなプロジェクトに首突っ込んだり、短編集のように短い物語を繰り返していきたいという思いがあったりすることが書かれていてそれもあっているのだと思います。

 そして今日は内部監査の人に突然聞かれてとっさに答えたのは数字が動くとゾクッとするものがあるので、その数字を追う仕事に惹かれたというもの。このような回答は去年辺りから出だしているもので、これも間違えてはいません。ただこれは監査では満たしきれないこともしばしばあります。人に聞いたり記録追っても定量的な基準に邪魔されて、気の向くまま企業の活動の意図を量ることができないことがあるからです。

 本当にリアルタイムで大学時代に思っていたことは、会社という組織は一体どういう仕組みで儲けているのか肌で知りたかったということでした。ビジネスモデルというものを組織で構築するとはいかなるものかイメージがないことを問題意識していたのです。まさにその理解こそが監査の一部です。数字をおって企業活動の意図を量り逆算的にビジネスモデルを理解することもそうですし、業務プロセスを評価する過程で仕組みを理解するというのもビジネスモデルの理解になります。

 で、そのビジネスモデルをいくらか知ってどうすんの?というのがもちろんその先にあります。それは冒頭にかいている通り何かきっかけがあってやろうと思ったことは直ちにやってみるという体勢の実現になります。

 要するに身軽に学んできたこと経験したこといかして仕事して世の中に貢献したいと。。。

 先のことはあまり考えすぎず、今重要なことに注力しましょう。
 オンラインのブログって定期的に更新される方もいますが、不定期に気が向いたら更新するという方も多いと思います。それで少し前まではブックマークから更新されているかななんてワクワクしながらアクセスしていました。

 別に更新なんかされていなくてもいいのです。ふと前読んだ記事をもう一回読んでみるのです。すると前見落としていたことが見つかったり前は何も感じなかった言葉に興味引かれたりしてなんだかんだと発見があったのです。

 これを今はリーダーアプリが更新する都度教えてくれますのでもう更新されていない可能性のあるものは読まなくなったのです。確かに便利で一般的に無駄な時間と言われているネットサーフィンする時間は減るのですが、楽しみも減ったのです。

 昔楽しんでいた時間が奪われて新しい時間が生まれる。これが文明の進化とも言えるのかもしれません。