はじめていく会社で、経理が10人近くいるような会社であれば私はもらった名刺を座席同様に並び替えて、座席表を手元メモにします。

 一瞬、しかも矢継ぎ早に名刺交換して顔を覚える確率など極めて低いものです。しかし位置関係くらいはわかります。これにより質問の直接攻撃が可能になり作業の効率化がはかれるわけです。

 簡単なことなのですが、名刺交換は突然一気にやることが多いですし、継続でなくとびとびになると忘れてしまうので、あの人は誰と思うだけで萎縮して作業が進まなくなります。

 このような超基本的な対応で一つネックが潰せると思ったのは確か二年目でした汗 ちょうど今日私の技を盗んだのも二年目の子です。こうして技を教えたり教わったりして切磋琢磨していくことこそ交流戦の醍醐味です。
 自分で目指すと書いておいて果たしてできるのか考えたところ、それは難しいという事実に気づきました。予算が違うからです。予算により、求められる手続は若干異なり、監査現場に古くからのスタンダードな流れがあるからです。

 どこにいっても均一に高品質な成果物を目指すとは言っても現実的には難しい。しかしその姿勢だけは崩してはいけません。昔、事務所的なリスク分類が軽くなってチームのモラルが崩壊しかけたという事例を見たことがありますし。。。

 この辺の最適なところはよくわかりません。このような思いこそ最大の問題であり、今向き合っている問題です。

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 会社がどうやって利益を捻出しているのか。環境の変化により何が起こるのか。そのような分析手法や観点が多くあるものとの期待を込めて監査法人に入ったという経緯があるのですが、残念ながらぼーっと監査業務に従事しているだけでビジネスモデルを分析するノウハウや観点はあまり溜まりませんでした。
 そこで、世にある儲けの仕組みを理解すべく2冊の本を真剣に読みました。
強い会社の「儲けの公式」/ダイヤモンド社
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なぜ、あの会社は儲かるのか? ビジネスモデル編/日本経済新聞出版社
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 両者ともわかりやすい事例をちりばめながら、利益が出ている仕組みが解説されています。まずビジネスモデルとは利益を捻出する仕組みであることが前提として理解できました。あとは生きた会社を相手にあてはめていったり応用したりする経験を稼ぐことです。


 また、会社サイドとしてはいかに利益を出していく仕組みを浸透させていくのか。そのヒントが以下の本に書かれていました。従業員一人一人、何を大切に日々過ごせばいいのか、その思想を根付かせることの重要性がよくわかります。


 巨大な組織では小さな単位ごとにリーダーがいて、多くの従業員が道に迷わぬよう引率することが大切なのです。大きな会社の小さな子会社のCFOがときどき私には大きく見えるときがあります。覚悟がある人は大きく見える。小さな組織でもリーダーは気概を持たなければいけないのだと思います。そして、私もCFOに負けぬよう誇りを持って挑んでいかねばなりません。

JAL再生―高収益企業への転換/日本経済新聞出版社
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 効率化とは何か。計画どおりすることが目的になり、何か定量的な分析と突合やって終了という成果物を作ることではありません。

 過去の調書を見て、検討対象と手続に用いるソースデータを明らかにすること、グレーゾーンの会計処理を理解すること、有価証券報告書から読み取れる程度のビジネスモデルや業績の概況、グループ会社の役割を理解しておくこと、あとはマクロな視点で為替や株価のトレンド、JETROや経済産業省のレポートで国内外の需要を理解することなど、事前あるいは同時進行で情報を吸収しながら分析に反映させていくことです。

 まだまだアウトプットに直接役立つ効果的効率的な情報収集はできていないのですが、基本的に自力を上げれば自ずと作業時間は短くなるものとの思想で前進していきたいです。高品質なものをコンスタントに提供できる術を持つことこそ私の目指す効率化です。

 鬼軍曹に私は様々な会社のビジネスモデルを体感したいと言った結果、皇帝の統べる会社の他、新たな会社にもレビューしに行くことになりました。このような希望を言った背景には、事務所内の政治家ではなく、あくまで個人の力をベースにした専門家になりたいという思想があります。どこでも誰相手にでも通用する確かな技を磨いて、そいつで勝負する人です。

 動き出したらやるしかありません。秋からはIT監査も本格的に始まりますし、キングレオやジャミラス以上の強敵がいるので全滅必至ですが、自身をイノベーションして生き残るか力尽きて去るか、二つに一つです。

 クーリエジャポン最新号に「捨てる」特集が行われています。今ちょうど自分の仕事の仕方を見直していて、単位あたり貢献を最大化して、最小の勤務時間にして、プライベートや様々な分野の研究の時間に充てるということをしているので参考になりました。



 26ページ目にEYのことが載っていましたが、納得です。会計事務所では、主体的にいきることこそ最大の防御と思っています。

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