私は2008年合格だったので、2007年ほどではありませんが大量に同期がいる世代でした。しかしふと周りを見ると監査法人に残っているのは三割程度な感覚で、当たり前のように周りにいた人たちは日に日に姿を消していきます。

 今日は昔から共に荒波にのまれてきた同期同士、プチ宴会をしていました。昔は友達でよかったのですが、それぞれ今の境遇は違いますし、将来の展望も違う。一人暮らしから子持ちまでいるし、資産の保有状況も違う何の共通点もないもの同士です。

 昔からどうも私は似た境遇の人と長く繋がるということはなかった。受験時代も受験仲間は専門学校同じひとゼロということはありませんでしたが、バラバラ同士で個人プレー。どちらかというと当時売り手だった就活をしていた人の方が仲が良かった。振り返ると結構逆張りみたいな人脈が多く、似たもの同士繋がることはほとんどなかった。たまにあったのはキーなのですし、逆張りに救われたことは何度もあります。

 しかし、もう少し素直な人脈築けんものかなあと、今日の集いにて感じました。昔から同質なもの同士つるむとモラルが下がったり潰しあったりロクなことないのでいいといえばいいのですが。キャラ濃いものの宿命です。多分。

 心境や志が顕在化してきているという過渡期が特にここ1、2年激しさを増していて素直な自分のステータスがうまく言えないのも原因です。ブログなど書いたあとに残る正直な気持ち(不思議なもので書いたあとにときに自分でも怖くなるような本音が出てくるのです)とすぐそれを誰かに言えるわけではない現実のギャップがもう誤魔化せるレベルを超えたということです。

 その差を埋めるべく一つ一つ行動しているつもりですが、全く追い付く気配がありません。開き直ってそのプロセスをときに遠回りしながら味わうのがいいのかなとも最近思っています。

 そして、自分のキャリアとかビジョンとか思い描く夢には関係ないかもしれないけれど周りにいる仲良い同期、友人やお世話になっている先輩、お世話している後輩はそのままでいいんではないかと。
 本日は墓参りをしていました。山奥で車でなければいけない場所なのですが、年に一回は必ず墓参りをしています。

 毎年命日にいっていたのですが、どうしても事情あって今年はいけなかったので盆になりました。祖母の墓参りだったのですが、昔からよく可愛がってくれて、反抗期でかわいくない時代もありましたがそれでも祖母は変わらず接し続けてくれました。

 私が公認会計士試験合格を目指している時期も、資格のことなんて知りませんでしたが応援してくれました。合格して一人前になればきっと恩返しをしようと思っていましたが、祖母はちょうど私が夏の全国模試を受けた直後に他界し、会計士になったあとの私は会うことができませんでした。

 急死だったのでショックも大きかったのですが、亡くなった日も朝から泣きながら会社法の答練を受けて、昼から祖母のもとへ向かった日は一生忘れることはないでしょう。しかも、あの時は追い込み時期にも関わらず脛椎ヘルニア患って、右腕が痺れていたので三時間文字を書き続けるのが本当に辛かった。

 また論文式試験のシーズンが来たということは、あれから5年。

 悲しみとヘルニアで満身創痍でしたが、その後の試験に受かり、元気に今も会計士ライフを送れているのは祖母があの時力を貸してくれたからかなあなんて思いながら、墓に花を添え、盆明けもまた頑張ろうと誓ったのでした。

 現実で泣くというのは、スクリーンでも文字でも味わえないものです。盆に一人で墓参りにいくのもいいものですね。
 ここ数年転職ブームですが、ほとんどは中堅から大手の事業会社に就職して経理やら経営企画やら内部監査やらに従事していると聞きます。

 こうした活動をしているときに監査よりも英語力が評価されたとか若かったのでよかったとかいう話を聞きます。たまたまやった非監査業務がよかったとも。

 転職エージェントの人と私も話したことがありますが、彼らの関心は分かりやすい経験とスキルです。一方で監査業務は公認会計士法2条で定められているとおり公認会計士の独占業務で非常に専門的なものです。汎用的なものではないので、このスキルを他にいかそうという発想が愚かなのです。

 ただし、監査のプロセスは非常に広範にわたり有用なものと理解しています。監査ツールを使って誰でも監査できるじゃないかと言いますが、使いこなせるときには監査の上流から下流までの流れが概ね理解できていることになり、空で流れを暗唱できたら監査スキルと呼べるものです。広範な点がポイントで、監査のプロセスのどの部分を次の仕事に活かしたいのか端的に言えないと専門的すぎて知名度の低い監査業務なので、他の仕事に使えるとは思えないだろうということです。

 法律で独占業務として規定されているものに汎用性を求めるのは愚かと言わざるを得ません。

 スタバから学んだブランドに潜むミッションの重要性ですが、ミッションを果たそうとしてもいきなり果たせるものではないですし、縁やら運やら協力やら知識以外も呼び込んだ総力戦になることが必至です。


 そこで、人生とはプレゼンというこの本を参考にしていきたいと思います。



最大のチャンスと最高の評価を手に入れる!小室淑恵の人生プレゼン術/学研マーケティング



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  テーマ(ほとんどミッションと同義と思われる。)を見つけ、情報収集して、発信することで協力者を募る。そして、こうして整えた基盤をフル活用して、伝えたいことの知識や経験をブラッシュアップして、大きな作品にしようという一連のプロセスが分かりやすく書かれています。



 特にプレゼンの前に発信ということが必要というのが明確化されているのが、ヒントになります。こういうテーマに関心ありますよと言わないことには、ブラッシュアップにつながらないのです。グーグルや読書により得られるものをいくら集めてもたかが知れています。人や経験から得られるものにはきっとかないません。特に認められる、ということでブライトスポットを見出すことがヒットの前に必要なプロセスなのだと思います。



 実際のTED TOKYOの動画ですが、小手先のテクニックだけでなくて魂こもった総力戦であることがわかります。本で語られたノウハウが凝縮されています。

 ミッション持って、プレゼンしていき、ブランド確立。この自分ブランドで会社がなくなる未来の個人戦に突っ込んでいく。8月15日ブログに書いた3冊はすべてつながっているのだと思いました。

 ブランド。金額で測定できないこれはある意味会計士の天敵であるが、いち経済人としては興味を持たずにはいられないものである。シャネル、ルイヴィトン、グッチ、ボッテガ、バーバリー、ポールスミスなどなどいわゆるブランドモノをもつことがステータスと言われることもかつてはあった。


 時はたち、いまやブランドとは必ずしもロゴの入ったものよりも、無形なブランドの存在そのものの価値が評価される時代になっている。

ブランド 元スターバックスCEOが教える「自分ブランド」を築く48の心得/アスコム
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 ブランドとは何なのか。そのヒントが本書にはある。

 さまざまなストーリーによって、ブランドのツボはミッションにあると語られている。

 ミッションとは夢でありその夢は誰かに貢献するものである。その貢献の度合いを広く深くしようと成長し、行動していく過程でブランドは築かれていくのである。なので、今たとえば、MJというブランドで商売しようと思うのですがとかいう問題ではない。


 会計士MJを語って、何を思い何をめざして、何を発信していくのか。そのすべてがブランドに直結するのである。


 もう一つ端的に価値を高めるヒントが書かれていた。”To do good"ではなく、"To be good"をめざせと。doはその場限り、beは自然体。力が入るうちはまだまだなのだと。