植物の子孫を残す知恵は様々です。
タンポポのように綿毛を種に付けて風に遠くへ運んで貰う物。
イノコヅチのように動物にくっ付いて運ばせる物。
鳳仙花のようにバネ仕掛けで種を撒き散らす物。
草の種は実に様々な知恵を使って大地に子孫を残そうとしています。
樹木類も色々な方法で子孫繁栄を目指していますが、その方法の1つに動物に果肉を食べてもらって種を別の場所に運んで貰う物が有りますね。
その場合、普通は果肉の中に種が有るのが普通のように思います。
しかし、中には種と果肉が団子2兄弟のようになっている不思議な植物が有ります。
「槇」です。
しかも、食べて貰う動物は大型の鳥に照準を併せていて、果肉をたべようとすれば先端に付いた種が先に喉の奥に入るようになっています。
私はそのユニークな形状と果肉の食感
などにすっかり魅入られてしまいました
。
実が赤色から紫色になって熟していくのを見ながら集めていると、かなりの確率で種から発根しているものが有ります。
そして、その方法もかなりバラバラです。
順当と思われる発根の仕方を順番に書くと
①種の外へ向かって伸びていく物。②種から出た根か真っ直ぐ果肉を貫いているもの。
③種から出た根がカーブして果肉の中に潜る物。
になるように思うのですが‥待てよ
①があまりにも少なすぎるのです。
普通、果肉はそのままだと腐って種の発芽に悪影響を及ぼします。
なのに、何故に槇は根がカーブしてまで自分の果肉の中に潜ろうとするのでしょうか
槇という樹木が地球上に誕生した時代は未だ調べていないので、今日は私の想像でしか書けませんが、取りあえず次のように仮説を立ててみました。
地球が誕生して溶岩などが植物に適した土壌になるまでには、気の遠くなる時間が必要です。
その時々の地表の状況に応じて、適した植物が根を下ろして土壌の形成を担ってきました。
最初は地衣類、そして段々と草の類が繁栄を極めて、潅木から大型の樹木へと…。
もしかすると、槇は樹木としては早い時期に地上に産まれ出たのではないでしょうか
まだまだ嘴が大きい大型の鳥類が空を飛ぶ時代に合わせるように団子2兄弟のような種を付けて
そして、その時代はまだまだ地表の水分や栄養が豊かではなかったのではないでしょうか
鳥に食べてもらえれば、糞と一緒に地上に落ちて栄養も水分も得られたでしょう。
でも食べてもらえなかった種は自らの果肉に発芽に必要な水分と栄養を求めて根を入れたのかも知れない……。
それが様々な発根方法の謎を解いてくれるのではないかしら
。
あくまでも私のお遊び仮説ですから
、鵜呑みに信じてはいけませんが、そんな気持ちで写真を見て頂けるとつまらぬ写真にも申し訳がたちますので宜しくお願い申し上げます。

