昨晩の事です。せっかくの夢の島公園へのドライブが、目的を達する事なく終わってしまったりんちゃん。
大人しく1日を過ごして夜の散歩に出ました。
りんちゃんの垂れた耳がキュッと持ち上がり、グイグイとリードを引っ張ります。
近付いた車は、朝乗った車にそっくりの濃緑色、最近はあまり見ない色です。
残念ながら2ドアタイプでしたが、りんちゃんは臭いを嗅ぎ回って車の中を覗きこもうと必死で立ち上がり
ます。 車に傷を付けてはいけないので、嫌がるりんちゃんを車から引き離し、散歩を続けましたが、車道
に身を乗り出して絶対迎えの車が来ると信じて動きません
引きずるようにリードを引いても、植え込みが切れるたびに車道へ突進しそうな勢いで、流れる車を目で
追います。 軽井沢から帰った後も、同じでした。
普段の生活がつまんないんだなぁ~と可哀想になります。
広い庭に自由に離して飼いたい
庭に穴を掘っても叱られない生活をさせてあげたい
彼女のお家はまだ放射線量が高く、3マイクロシーベルトも有ります。
そんなでも国は一律出入り自由に警戒区域を解除しました。 でも、住む事は出来ません。
りんちゃんは何時も車を探します。頭の中は原発事故前の「平和だった生活」 だと思います。
軽トラ、フォークリフトへの固執は20キロ圏内の故郷への記憶…
乗用車やバンは拉致同然にコンクリートジャングルに連れてこられた中で、楽しい自然を求めての
ドライブの記憶…。痛い程にストレートに判るりんちゃんの態度です。
もしリードが外れたら、間違いなく車道に突進して数分で事故に会うのは間違いありません。
可哀想だけと、窮屈なダブルリードを外す事は出来ませんね…。
そんなりんちゃんでも、預けて迎えに行くと身体中をバネのようにくねらせて喜びを表してくれます
継母は複雑です(笑)