アロマの守人は、この3月からの世界に恥じる事態を「平成23年家畜ペット大虐待虐殺件」
と命名させて頂きます
何故20キロ圏内の動物達がかくも残酷な運命を辿る事になったか…
既に知られている事ですが、最初の避難指示は、ある処では
防災無線で「公民館に至急集まって下さい」と言われて行ったら、そのまま家へ帰れなくなり、
ある所では「犬は鎖に繋いで2~3日分の水と餌を与えて離さないで下さい」と言われて、指示された
場所へ行ったら、そのまま結局は県外の避難所へ。
2~3日と言われ直ぐに帰れると思い、犬は繋ぎ猫は家の中に閉じ込めて、電気のブレーカーを落とし、
とるものもとりあえず指定された場所へと避難。
ところがその後、帰宅を許されるどころか、多くの住民が避難所からバス輸送で他県へ移されてしまい、
着の身着のまま通帳も印鑑も持たず、帰る車も無く流浪の民となっていきました。
その時点から一時帰宅まで、早い所でも4ヶ月も有りました。
5ヶ月を超えてやっと一時帰宅という場所すら有りますし、未だ全員は終わっていません。
この雪が降る季節から極暑までの長い間、残された命ある者たちへの配慮は政治的に全く皆無に
等しい状態でした。
パフォーマンスばかりの政治に動物達は餓えと渇き、恐怖と絶望の時間を死に
向けて続けていくしかありません。
動物には自殺は出来ないのです。
それは現在進行形の事実です。
こうして振り返ってみると、
誰が【至急集まれ】とか
【2~3日分の餌と水を与えて犬は鎖に繋ぐ】という判断をしたのでしょう?
テレビも新聞も見なかった私だけが知らないだけなのですか?
ご存知の方がおられましたら、是非教えて下さい。
今もテレビは見ていませんので。
平成23年家畜ペット大虐待虐殺事件」…(アロマの守人命名) の始まりは、正にこの最初の指示から
始まったと言って良いでしょう。
政府は東電の報告から判断して、関係各市町村へ情報を流し、20キロ圏内の防災無線から流れる
指示となったわけです。
正にこの不確実な避難指示が多くの動物達の命が落ちたエアポケットだったの
ではないですか
初動の危機管理システムは見直されたのですか
私は日々飢えて絶命してゆく牛達、カラスに目玉をくり抜かれて真っ赤な空洞を晒す子牛達を前に
何も出来ず無力でした。
電気でポンプアップしている畜舎の蛇口からは1滴の水すら出ず、末期の水すら与えられませんでした。
畜産学科出身者として何も出来ない自分に絶望し、家畜の顔を見ることができませんでした。
3月~4月は先進国の一員となったこの文化国家が、命を粗末にする野蛮な国家という汚名を着たら
大変だと毎日のように中央へ電話をかけまくっていました。
「非常事態なのだから、実績の有る愛護団体に自衛隊のジープをつけて圏内に入れて欲しい」…
「今なら未だ世界に恥をかかずに済む、大災害のなか命を大切にした国として評価も上がる」…
「各民間団体が責任もてる範囲にすれば良い」…
「何故国民に法律を破ってまでの救出をさせるのか、許可証発行だけで後は何も経費は掛からないでは
ないか」…
住所氏名を名乗って首相官邸をはじめ各官庁へ何遍繰り返し訴えた事だろうか。
携帯電話代は15万円を超えました。
…地震大国「日本」。
近々関東地区にも大震災が起きると言われています。
関東地区の家畜ペットの合計数は…夥しいものがあるでしょう。
また都市部でこの様な形でペットを失ったら、東北とは違う事態が発生します。
ペットロスに罪悪感がだぶり、鬱病の人が多発して医療費と生活保護費は長期にかさむでしょう。
阪神淡路大震災の教訓も生きていないと聞きました。
いい加減縦割り行政の弊害を無くして欲しい
「あっ…そちらに電話したなら私共はよいですね」 とか
「会議だと電話を切ってもよいのですが、貴女が警戒区域内から情報を下さるから切らないのですよ!」
とか
「名前?こんな事で一々名乗る必要ないでしょう」 とか
首相官邸に至っては、交換手は黙って優しく聞いてくれたけど「申し訳ありませんがおつなぎする部署が
無いのです」 でした。
せめて変な国 「日本」 の真夏の夢と戯言なら良いのですが、残念ながら全て事実なのです。