ポニー牧場に到着し、倒れたお婆さん馬のケイちゃんを丸2日間看病しても助ける事が出来ず


見送りました。


その間は正直なところ全くあなた方を心配する余裕はありませんでした。


強制退去や置いてきたピンちゃんの事、死んでしまったケイちゃんの事などなど、疲れた体で何日も


うつらうつらと考えていました。


しかし、ここも一時避難先で安住の地ではありません。


次の(多分最後となる地)土地を探す中、あなた達の事も何とかならないか…と思い始めていました。


でも安否を確認してから既に二週間、警戒区域になってしまい果たして生きているのか…


オーナーに連絡するのも恐怖が付きまといました。


思い切って電話をすると、細々ながら餌を与えていて子牛も生きているとの事。


嬉しくて、お節介とは思いましたが、皆さんから寄せられた情報を整理して、サンクチュアリ構想も伝え、


また牛久市で新たな一歩を踏み出す案まで、細かく提案してみました…


でも、オーナーの答えは「検討させて頂いたが、南相馬市を離れない。牛達は最後まで住み慣れた


牛舎で世話をするつもりです」 とのお返事でした。


もうこれ以上あなた方を救う力は私にはありません。


子牛をペットにするのも「公益規範」 とやらでダメらしいですからね