あなたの家は一段高く、小綺麗に整えられた特徴ある宅地でした。


「こんにちわ」 と訪れると威勢良く吠えたてて迎えてくれましたね…。でも家の人は誰もいません。


水には厚く氷が張り、飲める状態ではありませんでしたね。


屋根が大きくかかった綺麗な作業場には 一升炊き炊飯器で炊いた白飯がそのまま皿にバンビックリマーク


あけてあり、凍ってガチガチになっていましたね…その隣りには小女子が少しだけ残っていました。


塩が強いのに水は氷……数日後訪ねた時は白飯が少しだけかじってありました。


あなたのお家は今回の餌やりで一番遠く、毎日訪問することは出来ませんでした…


かなり経ってから訪問するとあなたは家を離れ裏山を探索していました。


春が来るものねぇ~若い男の子だもの。 20㎞圏内が警戒区域になる!!とわかった時、もう検問所を


抜ける事は出来なくなるので、あなたの所まで足を延ばしました。


ドッグフードの大袋を一袋 納屋に口を開けて置きました。


家の裏に山水が引いてあるのを発見して、フードさえ十分有れば生きられると思ったからです。


ついに保護は出来なかったけど、元気に山を駆け巡っているような気がします。