第20話 最強コンビ
神奈川33-43東京
後半開始。
メンバーを入れ替えた神奈川に対しそのままの東京。
ボールは東京。
神奈川はタイトにプレッシャーを与えるようなディフェンス。
なかなか中に切り込めない東京。
攻める機会が無いまま24秒ぎりぎりで焦ってシュートを打つ。
ガシャンッ
シュートは外れる。
「リバウンド!!」
バシッ
福田「よっしゃぁぁぁ」
ボールをとったのは福田。
仙道「速攻だ! 早くだせ!!」
すでに、先頭を駆け出している仙道と流川。
矢のようなパスが福田から仙道に。
彦一「速い、速いで。 流川君と仙道さんのコンビは神奈川一や!! 誰も追いつかれへん!」
流川「・・・へい」(ボールをよこせ)
仙道「うっ、」(流川の奴すごい目をしてやがる。 ・・・はっ、名案。ニヤリ)
シュッ
「ア、アリウープゥゥッ!?」
仙道「届くだろ、おめーならよ」
流川「にゃろう」
バシッ
ガシャン!!!
「うおぉーー、やばいぜあの#7と#11のコンビは!!」
高頭「ふぅー、まったくアイツら。これは遊びじゃないんだぞ。決めたからいいものの」
仙道「やるなぁ、流川」
流川「・・・・・・、フツーだけど」
仙道「・・・ふっ、コイツ」
神奈川35-43東京
東京は変わらずしっかりとセットプレーで攻める。
守屋「泉!!」
泉にボールが渡る。
ローポストから振り向きざまにシュートを打つ。
ドンッ
ピィ――――
審判「オフェンスチャージング」
高砂(ニヤリ。)
守屋「気にするな、泉」
泉「おぉ」(あのセンター上手さがあるな)
ここからまた流れが神奈川に戻り始める。
つづく