家に帰ると居ないはずの先生が帰ってきていた
「おかえり、今日は遅かったね」
ソファーに座り本から目を離さずに声を掛けてきた
こういう時は機嫌が悪い時、先生でも機嫌が悪い時はある、だから分かりやすい
素直に「ごめんなさい」と謝った
「誰かと飲んでたの?」
「櫻井さんに食事に誘われて行ってんだ、連絡しなくてごめんなさい」
「別に攻めているわけじゃないんだよ、何かあったら心配だから、怒ってるんじゃないんだ僕こそごめん、潤を縛る訳では無いけど愛してるんだよ」
そう言って手を伸ばして来て俺の手を握ってきた
「分かってる、俺も好きだよ」
そう言ってキスをした
ベットに促されそのままその晩はずっと離してくれなかった
目が覚めると先生はもう居なくって、ベットから起き上がろうとしたけど身体中軋んで動けない
もう今日はこのままでいようと諦めて目を閉じた
どのくらい寝てたのだろうか?
携帯の音で目が覚めた
着信を見るとニノだった、急いで携帯をとると懐かしい声が聞こえた
「久しぶり〜今大丈夫?」
「うん!久しぶりだね、今何処?」
「今成田〜久しぶりの日本で1番先に声が聞きたいのは潤くんだからね、日本には仕事の契約で来たんだ、1週間はいるから一緒に食事でもどう?」
「えっ、1週間しかいないの?今晩!今晩会おうよすぐ用意するからさ、ホテルまで行くよ」
「了解〜俺を優先してくれるなんて嬉しいなぁ待ってる」
時間と宿泊ホテルを聞いて急いでシャワーを浴びた
あっ先生に連絡しておかなくっちゃ
先生は「飲みすぎちゃダメだよっ、楽しんでおいで」と言ってくれた
あ〜久しぶりだなぁ〜