灼熱の外気と
極寒の室内。

そりゃカラダもやられますわん。

そんなで
風邪です。
風邪でした。
そんな六月後半でしたん。



さあ
さあ
今月からは
花火の季節ですわん。

そんな一冊。
花火/川内倫子
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火の花
その美しさと
それを包む
興奮の渦。

風物詩という情緒の
間を
切り抜いた
夏の匂いが漂う一冊です。

花火の日の
夕方からの街にある
あの静かな興奮
って
大好きです。

皆様は今年は
何処の花火を
見上げるのでしょう?

今年も楽しみだわん。

ではでは。
今月の八冊目。

ノーライフキング/いとうせいこう
↓↓↓
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子ども達の
想像力が創り出す世界を愛し、
そのはたから見たら
チープな冒険を、
愛しく書ききった
素晴らしい一冊です。

小学校を
ファミコン時代に
重ねた人々には
たまらんですね。

何をあんなに
何も変わらない
ことを日々していたのか…
現実は何かを失い、
虚像からは何も生まれてこないのに。

それでも
世界は箱のなかに
キラキラいっぱいに広がっていたから、
この物語は愛しいんですね。


ではでは。
先日は
キャンドルナイト
でした。

そして、

本日は
ブラックイルミネーション
です。

明る過ぎんよね。
ホント!!
この都市は。
夜の優しさが無いんよ。

いらん灯りは
バシバシ消してけい!!

だから、

本日はロウソク読書です。
そんな七冊目。

図書室の海/恩田陸
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短編集です。

著者の他作品の
プロローグだったり、
アナザストーリーだったり、
それだけで完結する小作品だったりと、
創り出すストーリーの幅が
豊富なこの方を
知るには良い一冊です。

私は
表題作品
図書室の海の
キラキラ輝く大洋を
描くようなイマジネーションが、
しっとりとした夜に
静かに希望が満ちる様に、
ココロ奪われるのでした。


ではでは。