AIアシスタントとの問答 | 鬼川の日誌

AIアシスタントとの問答

  ウクライナ、ガザ  (Google Gemini を使う)

 

 

  最近パソコンに「AIアシスタント」Google Gemini があることを見つけ

 それにいろいろ質問してみることにした。なかなか面白いです。

  これからいくつかここに掲載してみます。ただそのままだと返答が

 かなり長いことが多いので適当に編集して載せます。

 だから私の文章です。

  (トランプ、プーチンに氏をつけるとか敬語表現とかは削除)

 

  5月27日

 * 問 

  トランプが仲介するロシアとウクライナの「和平交渉」の最中、

 ロシアが侵略開始以来の記録的な大規模攻撃をかけた。これに対し

 トランプは「プーチンは狂った」とか「気に食わない」として、対

 ロシア制裁強化を検討しているとしている(?)が、トランプは

 プーチンにいいように鼻面を引き回されているに過ぎないことに苛

 立っているだけではないのか? 

 

 * ジェミニ

  ​​​​​​ご指摘の通り、トランプのプーチンへの苛立ちの背景には、彼が

 プーチンに「いいように鼻面を引き回されている」と感じていることへ

 の不満が大きく影響している。

  いくつかの点で、トランプの感情や思考回路を推測する。

  「ディール(取引)」への固執と予期せぬ裏切り:
  トランプは自身を「ディールメーカー(交渉人)」と自負し、複雑な

 国際問題も自身の交渉術で解決できると信じている。プーチンとは

 個人的な関係性も強調し、「自分が大統領なら24時間以内に戦争を終わ

 らせる」と豪語してきた。
  しかし、その「和平交渉」の最中にロシアが過去最大規模の攻撃を

 行ったことは、トランプにとって、自身の交渉能力が侮辱され、

 プーチンに「裏切られた」と感じさせる行動だったでしょう。これは、

 彼の得意な「ディール」が機能しないことへの苛立ちに直結する。

  個人的な関係性の重視とプライドの傷つき:
  トランプは、外交において個人的な関係性を重視する傾向がある。

 プーチンとの関係も「長いつきあいで、いつもうまくやってきた」と

 表現している。それにもかかわらず、プーチンがトランプの仲介努力を

 無視するかのように大規模攻撃を仕掛けたことは、彼個人のプライド

 を傷つけ、侮辱されたと感じさせる可能性がある。

  「強さ」の誇示とコントロールの喪失への嫌悪:
  トランプの政治スタイルは常に「強さ」を誇示することにある。

 しかし、和平交渉という自身の主導権を発揮しようとしている場で、

 相手国が自らの意に反する大規模な軍事行動に出たことは、彼が状況を

 コントロールできていないことを示唆する。この「コントロールの

 喪失」は、トランプが最も嫌う事態であり、その原因がプーチンにある

 と見なせば、強い苛立ちを感じる。

  国内政治的な側面:
  再選を目指すトランプにとって、ウクライナ戦争は複雑な問題。

 支持層の中には「アメリカ第一」の観点から支援打ち切りを求める声も

 あるが、無策に見えることは批判の対象にもなり得る。

  和平交渉の進展をアピールしたい一方で、ロシアの攻撃によってそれ

 が阻害されることは、彼の公約やイメージに傷をつける。この板挟みも、

 彼がプーチンに不満を抱く一因となり得る。

  トランプの言動は、単なる外交戦略だけでなく、彼の個人的な感情や、

 自身のイメージ、そして国内政治的な計算が複雑に絡み合って発せられ

 ていることが多い。今回の「プーチンは狂った」や「気に食わない」と

 いった発言は、彼の「ディールメーカー」としてのプライドが傷つき、

 コントロールを失っていることへの苛立ちが爆発したものと解釈できる

 でしょう。それは「鼻面を引き回されている」と感じることへの反発で

 あると考えるのは、非常に妥当な見方です。

 

 * 問

  もう一つの課題であるガザ戦争ではイスラエルがガザ全域を占領する

 勢いで過酷な攻撃を続け、食糧をはじめとする支援物資の搬入を数ヶ月

 も阻止しガザ住民200万人に深刻な飢餓を引き起こしているにもかかわ

 らず、トランプはガザを無視したままだ。

 

 * ジェミニ

  ガザ地区における状況、特にイスラエルによる過酷な攻撃と支援物資

 の搬入制限は、国際社会が抱えるもう一つの極めて深刻な課題です。

 トランプがこの問題に対してどのような姿勢を示すか、彼の政治的

 立場や外交戦略を理解する上で重要です。

  トランプは、イスラエルに対して一貫して非常に強い親イスラエル

 姿勢を取ってきた。彼の在任中、エルサレムをイスラエルの首都と

 承認し、在イスラエル大使館を移転するなど、イスラエルにとって

 歴史的な判断を下してきた。この姿勢は、彼の再選を支えるキリスト教

 福音派からの強い支持に繋がっている。

  現在のガザ情勢、特にイスラエル軍によるラファへの侵攻や、人道

 危機を招いている食料・水・医薬品などの支援物資の搬入制限に対して、

 トランプの姿勢は以下のように分析できます。

  イスラエルへの強い支持は維持:

  彼は基本的に、イスラエルの「自衛権」を強く支持し、ハマスを

 テロ組織と見なしている。そのため、イスラエルによる軍事作戦自体

 への批判は行ってない。
  イスラエルの行動を「テロとの戦い」の一環と捉え、その正当性を

 擁護する。


  人道状況への懸念(限定的):

  しかし、ガザの人道状況が国際的に深刻化し、多くの国がイスラエル

 への圧力を強めている中で、国際社会からの批判や、米国内の世論の

 変化を完全に無視できないため、限定的に人道状況への言及を行う。


  「ディール」の観点からのアプローチ:

  ロシア・ウクライナ問題と同様に、ガザ問題もトランプにとっては

 「ディール」の対象。ただし、その動機は、真に人道的な懸念からと

 いうよりも、自身の交渉能力を誇示し、国内外の支持を得るための

 パフォーマンスという側面が強い。


  「アメリカ第一」主義:

  彼の「アメリカ第一」主義は、ウクライナ支援と同様に、ガザ問題に

 おいても米国の直接的な介入を避け、同盟国であるイスラエルに任せる、

 という形を取る。しかし、人道危機がアメリカの国益を損なうと判断

 すれば、その限りではない。
  結論として、ガザ戦争におけるトランプの姿勢は、ロシア・ウクラ

 イナ戦争におけるそれとはやや異なる。 ロシア・ウクライナ戦争では

 プーチンを「狂った」と評するなど、自身の交渉を妨害されたことへの

 感情的な苛立ちが見られますが、ガザ戦争においては、イスラエルへの

 伝統的な強い支持を基盤としつつも、国際的な批判の高まりや国内世論

 を考慮し、限定的に人道状況への改善を促す姿勢を示すこともある。

  しかし、その根底には、自身の「ディール」を成功させることへの

 執着や、自身のリーダーシップを誇示したいという欲求があることは

 共通している。イスラエルが「鼻面を引き回している」というよりは、

 彼らが「望む行動」をなかなか取らないことへの「不満」や「コント

 ロールのしにくさ」に直面している、といった方が近いかもしれません。

  (批評はするが批判はせず穏便な意見ですね。)