ジャップ | 鬼川の日誌

ジャップ

  米支配階級の対日観  

 

 

 

  アメリカの大手鉄鋼メーカーでUSSの買収を目論んでいるクリフス社

 CEOのかなり激しい日本(日鉄)非難発言は、米国支配階級の連中が

 日本を本当はどうみているか見下しているかを露骨に表現した。

 

  「45年の教訓」を忘れてるという。日本軍国主義の敗戦と米国による

 占領、その元での戦後復興、つまり誰のおかげで復興したと思って

 るんだ、というわけだ。戦後80年にもなっても持ち出す。

 

  そして毛沢東中国の成立、戦後東西冷戦の激化に伴い、占領政策が

 「日本を反共の砦に、防波堤にする」ものへと劇的に転換し、その政策

 に都合のいい対米従属的な政権が戦後一貫して続いてきた。

  

  この対米従属構造はソ連が崩壊し、東西対立が緩んできたのちも、

 手を替え品を替え続いてきた。

  政治的、軍事的、経済的「対米従属」構造が維持されてきた。

 

  要するに「従属国」の分際で!アメリカ産業の象徴であったUSS買収!

 なんて生意気なことをやるんじゃねえ!とうわけだ。

  (日本車の対米輸出が激増して、アメ車産業が追い詰められた時に始

 まった「日本車の叩き壊し」などを彷彿させる。)

 

  クリフス社のなんとかの本音は安く買えると思ったUSS買収額を結局

 釣り上げられたわけで、俺の商売を邪魔するな!を言い換えただけだが。

  この点、バイデンもトランプも本質的な「ジャップ」視は同じだ。

 

  問題はこれだけのアホで程度の低い発言で見下されても、日本の支配

 階級どもは従属根性丸出しで反論すら出来ないということだ。