筑波山
筑波山ハイキング(11月16日)
私の古い山友達3人が筑波山に行くというので混ぜてもらい一緒に行く
ことにした。一人は86歳、もう一人も80歳越え。あと一人は古希後で年女だ
とか。時々もう一人くらい加えて元気に歩いている。とりわけ最年長の仲間
はバリバリ元気でその頑健さは驚くほど。
ついでに私の今の山仲間二人に呼びかけ(うち一人は私と同じく後期高齢
者)世間的にはびっくりの高齢者集団で歩いてきた。(男3、女3)
つくばは遠い。またつくば駅から一番遠い登山口(つつじヶ丘)までもバ
スで50分近く掛かる。つつじヶ丘に着くと大型バス数台で来た小学校低学年
の大集団が先に出発したところだった。
つつじヶ丘からは女体山の山頂が突き立って見える。階段や岩っぽい急登
が続く道だから案の定直ぐに団体に追いつく。小学生にとっては結構大変な
大冒険の道だし、賑やかなスズメの集団で、まともに進むわけがない。当然
大渋滞。ここはここはカエデ類の少ない所で紅葉はイマイチ。
最後の方の岩っぽい急登となってからはあまりにも時間がかかるので仕方
なく脇を追い越して行くことにした。「がんばれよ」と声をかけつつすぎる
と「がんばります」と元気はいい。聞けば160人近い小学生とか、これを引
率する先生方は大変なことだ。筑波山は近辺の小学生たちの格好のハイク
コースになっているようだ。別に幼稚園児を4、5人連れた集団もいた。
若者集団もいた。
結局女体山山頂まで1時間半弱掛かったようだ。神社のある女体山山頂は
岩場なので小学生たちは来なかった。こぼれ落ちたりしたらえらいことで、
ここは危なくて無理だろう。私たちはここで少し休憩する。
展望のいいところだがあいにく霞がかって霞ヶ浦がようやく見える程度で
遠望は効かず、関東平野の広大さも分からず富士山も見えなかった。
御幸ガ原に着くと小学生たちが遅い昼飯を賑やかに取っていた。ここから
男体山山頂に登り、ここでちゃんとした昼飯休憩。
昼飯休憩後自然研究迂回路に入ってみる。直ぐに男体山山頂を右手に巻く
道と左手御幸ガ原方向の道と分岐する。御幸ガ原方向は行き止まり通行禁止
になっているが巻く道は相当時間がかかるので行き止まりの道を進んでみる。
1ヶ所手入れされていない所があるだけで全く問題なく通過。
通行止め看板を過ぎると直ぐに立身岩というのがある。間宮林蔵が13歳の
時自らの立身を祈願した岩だとか?(これは林蔵がどこかにそんなことを書
いているのだろうか?でなければそんなことは伝わるはずもない話だ。)
またここは日蓮上人が餓鬼を退治したとか?いういわれがあるそうだ。
祀りたくなるような雰囲気のある岩であることは確か。
この岩の裏には岩上に登る立派な階段が付いているので登ってみる。他の
グループが先に登っていた。ここからの展望は女体山山頂の岩場からの展望
に負けないほど素晴らしい。だがもちろん今日は遠望は効かない。
面白いことに岩の上に頑丈な鎖のアンカーが打たれてある(二つ)。覗い
てみるが下は樹林の冠の藪となっており、ここでクライミングをやるわけも
ないし、アンカーもクライミング用とかではない。
しかし階段がちゃんとしたものだから何かの行事をここでやっているらし
いことは間違いない。この岩から人を吊るして度胸試し(その場合の支点?)
をやるとか?どこかの岩場でそんなことをやっているのをニュースで見たこ
とがあるが、筑波山ではなかったと思うが?
御幸ガ原コースを降っていく。何年か前にここを登ったのだが降ってみる
と結構足場が悪く降るのに難儀する道だった。直ぐ脇をケーブルカーが走っ
ていて、何台か上下するのを見ながら降った。小学生たちが乗っていた。
御幸ガ原から筑波山神社まで1時間10〜20分ほど掛かったようだ。筑波山
などちょっとした散歩のつもりが、この降りは結構年寄り集団には応えた。
つつじヶ丘から神社入り口バス停まで全部で5時間弱くらいか。
神社近辺がちょうど紅葉がキレイだったが基本的にここはあまりカエデ類
が多くなく標高も低いし紅葉狩りをする所ではないな。
数年ぶりに昔の仲間たちと旧交を温めた1日だったが、ここは遠いので
飲み会はなしで別れた。