川乗谷本谷 | 鬼川の日誌

川乗谷本谷

 川乗谷本谷遡行  21、7、10

 

 

  玄倉川中流の泳ぎ沢計画があったので参加することにした。しかしこの間

 雨続きで本格的な川である玄倉川では増水し危ないだろうということで、

 比較的規模が小さい川乗谷本谷に変更となった。

  もちろん規模が小さいとはいえ本谷であるから水量は多いと予想されたが

 川乗橋付近から聖滝付近までだろうからそのまま参加することにした。

 

  当日はよく晴れ泳ぎ沢には絶好の日となった。東京は33度予報が出てた。

 泳ぎ沢は人気で参加者は10名と多い。奥多摩駅からのバスは満員。

  川乗橋下車後林道に入り少し先、蕎麦粒山の登山口がある辺りから本谷

 に降りて遡行開始。10:20過ぎ。しばらくは普通の沢歩き。

 

    

 

  15分くらい歩いた所で小滝の深い淵、釜に出た。元気な人は早速泳ぐ。

 

    

 

  釜は深く小滝が結構な流量で皆がこれを越えるのはかなり大変だった。

 

    

 

  その後また10分ほど歩くと次の淵、釜と小滝。これは滝横を登れた。

 

    

 

      

 

  すぐ上がまた深い釜と小滝。これも滝はかなり厄介そうだ。淵を少し泳ぐ

 と滝の手前の斜面が細かいが登れると踏んでO2は水に入った。手がかりが

 なく流されるので泳ぐ。皆は止めて小さく巻いた。斜面はなんとか登れた。

 水は冷たいのでこれを上がった頃には相当寒くなった。

 

    

 

  この辺りも普通の水量では滝を直登出来ているようだ。さらに進むとまた

 直登は無理そうな少し大きめの滝。これは右手の崖を巻く。

 

    

 

  先が崖になっていたのでロープを出し、ゴボウで降る。

 

    

 

  10名と大人数なのでゴボウとはいえ時間がかかる。降り終えた所で11:30

 頃になった。次の大きな釜の小滝も水量が凄く滝中は飛ばされそうである。

 もう一人とO2は左岸から右岸に飛び移り越えることが出来たが、仲間を

 補助することは難しそうだったので、皆には釜の手前から右岸の崖を巻いて

 もらった。

 

    

 

  この上辺りから苔のキレイな沢歩き。11:40を過ぎた頃次の深い淵の手前で

 少し休憩をとった。

 

    

 

  深い淵を回り込み進んで行く。

 

    

 

  この後は滝らしい滝はないものの腰までくらいは浸かりながら進む。

 

    

 

  先に太いエンビの排水パイプが右岸に突き出ている手前でほぼ2時間が

 過ぎた。聖滝まで半分弱くらいしか進んでないらしく、このままのペース

 ではまだ大分掛かりそうだ。ここで林道に上がり林道をキャンプ場まで歩く

 ことにする。ここで上がっている人も多いようで踏み跡があった。

 

    

 

  キャンプ場で少し休憩後沢に戻り5分ほどで聖滝。13:15頃。大水量で深く

 て大きな釜。白い石灰岩の崖でキレイだがちょっと不気味だ。滝はツルツル

 に磨かれていて、この水量では弾き飛ばされそうで1段目の突破はとても

 無理そうだ。今日はこの滝に取り付くつもりはもちろんない。それどころか

 滝の落下地点では渦に巻き込まれそうだ。

 

           

 

  ここで全員代わるがわる釜を泳いで遊ぶ。

 

     

 

  水量多く泳ぎ沢としては十分遊べたのでこれで終了となった。キャンプ場

 から川乗橋まで林道を帰る。15時過ぎのバスに乗れた。   

  この淵を泳ぐ時はさほど寒くはなかったのだが、遡行中水に浸かっている

 時が多く時折り胴ぶるいするほど寒かった。沢水は冷たい。

 

   (了)