三浦アルプス | 鬼川の日誌

三浦アルプス

 三浦アルプス  19、10、27   

 

 

  また三浦アルプス。今回は連れの二人が近々槍ヶ岳に登るとかで足慣らし。

 一番距離のあるルートで南尾根から按針塚まで歩く事にする。

  何の縁もゆかりもあるわけはないのだが前日の26日が三浦按針の400回

 忌だったそうで按針塚で法要が行われたとか。

  

  逗子駅から風早橋まではバスで行き近道を仙元山に登る。15号と19号

 台風でどこの山も大荒れで倒木、土砂崩れが酷いがこの近道も早速倒木に

 行く手を遮られる。しかし踏み越えて行けなくはない。

 

 

  仙元山から相模湾。富士山は見えなかった。10時頃。

 

 

  仙元山から歩き始めるとまた倒木。根こそぎで崖が一部崩壊している。この

 先大きく降って長い階段を登り返す。

 

 

  仙元山から50分ほどで観音塚。千手観音の彫像の横に寛政11年6月と

 読める掘り込みがある。調べてみたら1799年でちょうど220年前に当たる。

 伊能忠敬の蝦夷地測量が1800年の事だそうだ。三浦按針は400回忌だ

 というし江戸期の歴史遺構の中を歩いているわけだ。

 

 

  観音塚から少しでどんぐり並木と呼ばれるマテバシイの大木の根っこが張り

 出した坂を上る。子供の頃シイの細長い実を炒って食べていた覚えがある。

 マテバシイかどうかは分からない。

 

 

  坂を上った先に三浦中央道路3級基準点があるが、何でこんな所が中央

 道路なんだろうと思う。が調べたことはない。

 

 

  ゆく先々倒木だらけだが歩ける程度には片付けられているようだ。老木の

 太い枝が無残に裂け折れていた。

 

 

  森戸林道への分岐点が観音塚から30分ほど。また小さなアップダウンを

 繰り返していくと山桜の大木がある桜山。今日は道が湿っていて結構滑る。

 観音塚から50分くらい。少し広場になっていてここで昼飯休憩。

 

 

  20分ほど休憩して12時頃歩き始めたかな。途中樹間に江の島を望み、

 これから辿る畠山への分岐を過ぎるといつも立ち寄る乳頭山。東京湾が眼

 下に広がるが今日は曇っていてスカイツリーはとても見えない。ここも桜山

 から50分くらいだから、仙元山―観音塚―桜山―乳頭山はほぼ同じくらい

 の距離にあるわけだ。

 

 

  ここでは休まず畠山への分岐に戻りもともと痩せた尾根道を辿る。ここも

 あちこち倒木や道の崩落がある。この道のアップダウンは頻繁で結構きつい。

 

 

  畠山と乳頭山そして塚山公園への分岐(畠山のすぐ下)に13:25頃で乳

 頭山からは35分。軽く水分補給休憩で歩き出し鉄塔を過ぎ階段を降り、横

 横道路の下を潜って塚山公園に登る。ちょうど14時頃に按針塚に辿り着い

 た。按針夫婦のお墓と按針の事績を刻んだ立派な石碑がある。

  乳頭山からだと1時間10分くらい。

 

 

  今日は公園で打ち上げをする用意もしてないので、少し休憩後急な坂道を

 安針塚駅(按針と字が違うのは?)に降る。ここは直ぐだ(10~15分)。

 鷹取山の最寄り駅追浜で降りていつもの居酒屋でご苦労さん会をやる。

  連れのお二人は今度槍ヶ岳だそうで元気ですね。