森吉山、桃洞沢 4 | 鬼川の日誌

森吉山、桃洞沢 4

  桃洞沢から赤水沢  19,10,21    

 

 

 

  鞍部で大休止後先に進むと直ぐに沢に降りる。この辺にはテープがある。

 10:50過ぎ頃。小さなナメ沢をひたすら降る。

 

 

  11:20頃赤水沢の本流と合流する。沢はずっと大きくなる。

 

 

  この後5m滝などロープを出す必要のある滝が次々と現れるので懸垂にしろ

 ゴボウにしろロープのセット、回収とそれなりに時間が掛かる。

  5m滝

 

                                          (これくらいの滝は滑らないのですたすた降りられる)

 

  3段8m滝。下2段を懸垂。

 

 

  この辺りから日の当たり方か紅葉が一層きれいになってきた。

 

 

  12:30頃最後で一番大きな兎滝13mを降る。

 

 

  この兎滝を見に赤水沢を遡ってくる人も多く滝下には何人か来ていた。

 朝ゲート前で出会った夫婦も多分これを見に来たのだろう。降っていく

 途中長靴で歩いている老年のご夫婦を追い越した。きれいな紅葉と兎滝

 を見に来るだけでも確かに価値がある。

  この辺りの紅葉が最もきれいだったかな。12:40頃。

 

 

  紅葉を愛でながらナメ沢を降っていくのだがこれからが思いの外長かった。

 

 

  13:00頃。大木が根こそぎ沢に落ちていた。巨大な根張りだが。

 

 

  13:20頃。

 

 

  13:35頃。

 

 

  13:45頃。

 

 

  桃洞・赤水分岐に着いたのが13:55頃だったからウサギ滝下から1時間

 10分から15分。出発地には更に35分ほど掛ったから、ウサギ滝からで

 1時間50分くらいと全体のかなりの部分になる。

 

 

  兎滝後の沢降りもかなりのスピードだったがこれからも速かった。ここから

 の紅葉も朝とはまた違い(日が射す方向が)素晴らしい。

  14:30前にはクマゲラ保護センターに着いた。

 

 

  朝7:00頃に歩き出して帰着が14:30頃だからおよそ7時間半。ショート

 カットのコースを行かず大回りコースを辿りちょっと間違えたりしたし年寄り

 ばかりのグループにしては相当早かったと思う。お陰で帰りの新幹線に乗る

 のも駅で打ち上げの一杯が飲めるほど余裕だった。

 

  なにより私はしばらくぶりの山歩きで着いていけるかどうか心配なくらい

 だったが遅れずに歩けたのでホッとした。そればかりではなく山歩きが出来

 ないストレスも吹っ飛ぶ気分一新の山行になった。

 

  天気も良く素晴らしい紅葉狩り、多分私が出会った屈指の黄紅葉だった。

 タヌキとウサギとイタチ(テン?)にも極短時間に出会えた。

  沢の遡行中には思い出しもしなかったがそんなことがあるの?というくらい

 何とも珍しい出来事だったと思う。

 

  (了)