丹沢三峰 | 鬼川の日誌

丹沢三峰

  早戸大滝から丹沢三峰  19、5、11    

 

 

  5月連休中はあまりいい天気ではなかった。悪天で北アルプスなどで遭難が

 相次いだ。私は連休の初めに青葉の岩場に参加させてもらって以外結局幕岩

 と鷹取山に行っただけで終わってしまった。幕岩は1日を延期したのだがその

 日は強い雨で次の日岩は酷くびしょびしょで最悪の状態だった。

 

  連休後4年ほど前紅葉の頃一度行ったことがある早戸大滝から丹沢三峰に

 また行ってみることにした。ここは早戸川で丸木橋が流されていることよくがあ

 り何度も渡渉を繰り返すことがある。今回あらかじめ渡渉可能な濡れても良く

 少しは沢を歩ける靴を用意した。(もちろん沢靴で可。)今日は3名。

 

  車で宮ケ瀬湖の奥、旧丹沢観光センター辺りまで入りここから歩き始める。

 歩き始めが8:35頃か。下山がこのセンター辺りである。

  伝道から山道に入り朽ちかけた造林小屋で9:05頃。新緑が眩しい。秋には

 素晴らしい紅葉が見られる。

 

 

  ここから水平道を怖い丸太の橋を渡りながら進むと10分ほどで、これから歩

 く早戸川を眼下に見下ろす崖の上に出る。やはり第一回目の渡渉点の丸太の

 橋は流されているようだ。

 

  

  渡渉点まで降り靴を履き替える。そうしているうちに沢登りの格好をした若い

 沢屋さん4人組が追い抜いて行った。彼らは原小屋沢に行くそうだ。渡渉するが

 水はさほど冷たくはなかった。

 

 

  二つ目の橋もなかったが三つ目は残っていた。(新しく付けられたか?)

 これを渡り雷平(原小屋沢の合流点)で少し休憩する。沢屋さんたちがゆっくり

 休んでいた。夏はここはヒルのメッカだ。

 

  

  これから早戸川の本流を遡る。まだ渡渉することもあるので靴はそのまま。

 早戸大滝までは登山道を辿れるのだが、登山道を探しているより沢中を歩く

 方が早いところもある。途中左岸に顕著な枝沢が滝で合流する。

  雷平から20分ほどで本谷沢との分岐を経て大滝下に着く。(沢は本谷沢の

 方が真っすぐで大滝沢の合流を見落としやすい。初めて来たときは行き過ぎ

 て振り返り高いところに滝を見つけて戻ったりした。)

  早戸大滝は素晴らしいが滝真下まで行かないと全貌は見えない。時間の余

 裕はあったので行ってみれば良かったが、少し濡れるかもしれない。

  滝を見物して登山靴に履き替える。

 

 

  右岸に滝を巻くロープが下がっている。登り始めたのが10:20頃。しばらく

 ターザンルートである。落ちたら滝下まで行きそうな悪いトラバースにはロープ

 が張ってある。

 

 

  15分ほどで滝の落ち口上に出る。

 

 

  ターザンルートを終えてからは薄い踏み跡を探しながら稜線目指して登るが

 ずっと急登が続く。(大滝新道ルートではない。丹沢詳細図にも出ていない。)

 

 

  少し早めの昼飯休憩を取ってまた進む。踏み跡はかなり分かりにくく小尾根を

 を探しながら登らないと急過ぎる崖に入り込んだりしかねない。

  11:20頃、一旦鞍部を渡りまた急坂を登る。馬酔木が多く花が咲いている。

 この頃振り返ると樹木の向こうに蛭ヶ岳の山頂。山荘が確認できた。

 

 

 (続く)