妙高山BCスキー | 鬼川の日誌

妙高山BCスキー

  三田原山BCスキー  19,3,23    

 

 

  今回教室生徒さん6名とリーダー・OBで6名ということで1対1で組んで行動

 することになった。今日は高曇りの天気である。

  杉ノ原スキー場のゴンドラとリフトを乗り継いでトップに上がる。ゴンドラから

 黒姫山が見えた。

 

 

  リフトトップで準備してビーコンのチェックをして歩き始めたのが9:40過ぎ頃。

 道は直ぐに深い谷を渡る。谷を少し奥まで行き浅いところを渡る方が楽なのだが

 訓練ということもありリーダーはわざわざ深いところで渡ったのかもしれない。

  大勢のBCスキーヤーが向かいの斜面を登っている。

 

 

  このところ暖かい日が続いたので雪が溶けては冷えて固まるを繰り返し、下は

 硬く締まっている。その上に10cm弱の新雪が載っているようでこの部分は踏み

 込めば崩れる。この谷に降りるところ、対岸の斜面を登り返すところから、早くも

 スキーアイゼンを付けた方がいいような悪条件となった。

  リーダーの思惑にハマったように生徒さんの中には急斜面でアイゼンを付け

 たりスキー板を履き直したりするのに早くも苦戦する人も出てきた。

 

 

  私と組んだ相棒はBCスキーを始めてまだ教室3回目だけということもあり、谷

 を渡ってからの急斜面の登りで方向転換をするキックターンで躓いた。ターンが

 出来ず登って来られない。私は先に少し登って待っていたので補助することが

 出来なかった。ちょっと失敗した。ここで相当な時間を食ってしまって出始めから

 大幅に皆から遅れ気味となった。

 

 

  それでも足は強い人なので歩き出せば皆を視界に捕らえるくらいで着いていく。

 いつもいったん休憩するダケカンバの巨木も皆は休まず進んでいく。この辺りで

 10:50頃で1時間は過ぎた。

 

 

  11:20頃にはまだ皆の姿が見えていた。

 

 

  ところがわが相棒はまた急斜面でのキックターンになると転んでしまったりする。

 様子が変なのでよく見るとシールが片方ほぼ剥がれているのに気がついた。

 シールが役を果たしてない。これでは登るのは辛いだろう。

  シールと板の間に雪が入ってしまい全く着かない。シールの留め具も緩かった。

 そもそも接着の仕方も悪く緩みやすい状態で歩き始めたようである。

  ここでは直しようもなく皆も見えなくなってしまったし、アイゼンは効いているよう

 なのでともかくゆっくり稜線を目指す。

  稜線に近づいたとき強力ペア二人が待ってくれていて、山頂の手前ドロップ開

 始地点辺りまで行きそこで合流しようということにしてもらった。そこまでは稜線で

 大した登りもない。私たちが山頂まで行くのはもう時間がなさそうだ。

  山頂に行く二人を見ながら進み降ってくる皆から見えやすい位置で休憩する。

 シールを外し滑れる態勢を作り皆を待つことにする。この時は天気悪く寒かった。

  降ってくる皆と合流して滑り始めたのが13:10くらいだったようだ。

 

  

  合流して少し戻るようにトラバースして、樹木の少ない尾根に出て滑走を開始

 する。向かいは高妻山の方かな展望はいい。

 

 

 

  13:25頃谷を渡る。この頃には天気もずっと良くなってきた。スキーの先生は

 流石にどこで撮られてもきれいな格好で滑っている。

 

 

  13:35頃。樹林帯を滑っていく。

 

 

  この後樹林帯の中の日当たりのいい場所で大休止する。

 また滑り始めて14:10前後。雪質はそんなに悪くはなく快適に滑れた。

 

 

  14:25頃には林道に出た。

 

 

  林道に出ればスキー場までは直ぐである。

 

 

  出たところからは駐車場までは行けないので一つリフトで上がり滑り降りる。

 これで三田原山BCスキーは終わりである。

 

 

  私の相棒だった生徒さんは登りで苦労したが降るのはそう問題なかった。

 相棒は宿に帰り同じシールを使っている人にその張り方の注意点を教えてもらい、

 また緩かった留め具の調整をした。これすべて教室ならではの勉強です。

  これで次の日はシールトラブルを起こすことはなかったがキックターンはまだ

 まだ訓練しなければならないようだ。