南蔵王BCスキー | 鬼川の日誌

南蔵王BCスキー

 南蔵王BCスキー  19,3,1夜~3    

 

 

  スキーの祭典中からえらく不調で酷く疲れたらしく帰京して熱を出して寝込んだ。

 次の日19日夕方少し動けるようになって医者に行くと案の定インフルエンザA

 だった。高熱はタミフル系の薬で次の日夕方には平熱近くとなり楽になった。

 しかし咳はまだ続き食欲なく2日間はほぼ絶食。3日間はアルコールも飲めず。

 ちょうどいい休肝日。

 

  そんなわけでかつてない体重減少だが体力を消耗してしまったので、ウィルス

 消滅後の24日にボルダリングジムに行ってみたがやはり力が出ない。登れない。

  27日には久しぶりにビッグロックに5名で行くが、大ハングには取り付く元気が

 なかった。軽けりゃいいというわけではないのは当たり前か。

 

  まあそんなこんなでともかく風邪は治った。3月1日途中の健康ランドで前泊し

 2、3日と南蔵王BCスキーである。祭典に続きこれも大人気で17名と大所帯。

  2日朝、遠刈田温泉の宿に着き準備を整えて後烏帽子岳に向かう。ここは

 私は初めての所のようだ。

  ゴンドラの途中千年杉という大木が見えた。もう一本リフトに乗りえぼしスキー

 場のトップからシールを付けて歩き出す。いい天気だ。

 

 

  シールを履いているときで10時頃、歩きだしは10:10を過ぎただろう。

 またいつものようにリーダーが初心者や教室生徒さんたちの面倒を見て(A班)

 ベテラン勢は私のB班に分かれて行動する。

  歩き出すと暑く直ぐに温度調節することになる。

 

 

  樹林の中は凹凸が激しく滑るとすればあまり快適とはいかなそうな感じである。

 

 

  結構急な斜面もある。藪がなければこういうところは快適に滑れる。

 

 

  スノーシューで登っている人たちもいるようだ。

 

 

  山頂には11:25~30分くらいに着いた。屏風岳の雪壁が素晴らしい。

 歩き始めて1時間15~20分くらいと短いコースだった。

 

 

  山頂の裏側は崖で岩が露出して降りられない。今来た道を降るしかなさそうだ。

 山頂で少し休みたかったが少々風がある。シールを取り滑走の準備が出来たとこ

 ろで途中いい休み場があればということで降り始める。登りはほとんどA,B班重

 なって登ってきたが、またいつものようにA班とB班に分かれ、また各班の2,3人

 組を作って降る。11:50前くらいから。

 

 

  降りは密な樹林帯の中であまり楽しくは滑れないが雪はそんなに悪くはない。

 先を行くA班がなかなか休まず降りて行くのでB班は日当たりのよい平らな場所

 を見つけて昼飯休憩。

  10分以上は休んだかな?休憩後また滑り降りていくと先にA班が休んでいた。

 そのまま降りていくと12:30前くらいにはスキー場トップに降りてしまった。

 

  A班も降ってきたところで時間的に早すぎるのでこれで降りるという何人かを除

 いてまたシールを履き13:30くらいまでをめどに登り返してみることにする。

 12:40過ぎくらいから。

 

 

  最初は山頂に向かい少し右手の樹林帯を進んでいったのだが、森が濃くあまり

 いいルートが取れない。それなりに良さそうなところを選んでいくうちに結局最初

 登った登山道近くを進むことになった。

 

 

  予定時間に近くなったところで登りは終わりとしてシールを取り再度滑走する。

 

 

  結局似たような濃い樹林帯の中を滑ってまたスキー場トップに出てBCスキー

 は終わりとする。途中藪に腕を取られて転倒し肩を傷めた人が出た。

 スキー場には13:40頃になった。

 

 

  これからはスキー場を降る。直ぐに上級者専用ゲレンデに出たので、不調の人

 を除きほとんどの人はこれに挑戦したがカリカリの大こぶ斜面で大変だった。

  大こぶでも柔らかい雪が載っていればそう問題はないのだが凍り付いたカリカリ

 でこれをまともに降れたのは相当のスキー上級者。私はほぼ横滑りで逃げるか、

 ちょっとターンして横滑り、またターンして横滑りで逃げた。教室生徒さんのうち

 なかなかこれを降りることが出来ず大幅に時間が掛かった人も出た。

 

 

  時間はかかったがともかくこれを降り宿に帰る。

 宿ではまた皆さん持ち寄りのご馳走で宴会が始まる。

  今回の宿は風呂もいつでも入れるし食事もなかなか豪華で美味しかった。今回

 もアルバイト以上に栄養を補給したかもしれない。

 

  そういえば前回南蔵王BCスキーに来た数年前の宿は酷い宿だった。思い出す

 のも胸糞悪いほど最低の対応。まともに風呂も入れなかった。よくこんな客扱い

 で潰れず営業しているなと逆に感心するほど無茶苦茶な宿だった。この遠刈田

 温泉のえぼしスキー場に近いペンションで名前を出してやりたいが幸い忘れた。

 あの時は天気も悪く刈田岳には登れず敗退のおまけつきだった。

  そんなこともある。