鷹取山 | 鬼川の日誌

鷹取山

  鷹取山クライミング  19,2,8    

 

 

  8日は平日でとても寒い日だった。北風が冷たい。いつものように追浜駅に

 集まり鷹取山まで歩く。1月には幕岩には3回ほど行っているのに鷹取山は今年

 初めてだ。

  今日は平日だし公園の方でも空いているところもあるだろうと行ってみる。

 私たち向きの「子不知」の「電光クラック」も空いていた。しかしここだけではなく

 何処にもクライマーの影も見えない。

  覗いてみると「親不知」の「南面フランケ」にも誰もいない。しかもこちら側は比較

 的風が来ない。この南面フランケの「天の川」を中心とするルートには土日には

 簾のようにロープが下がっていてなかなか入り込むのも難しいうえまともに登れ

 そうもないこともありもう何年も触ったこともない。大昔も触って直ぐに撃退された

 わけでほぼ初めてといっていい。

  これは珍しいチャンスと隣のクレーター(5.10)と天の川(11a)にロープを張り登

 ることにする。

 

  私はまずクレーターに取り付いてみる。5.10といえど「ツメ岩のラッダ」などは

 とても難しい。しかしこのクレーターはよく探せば持ち易いいいホールドがあり

 ノーテンで抜けられたから鷹取山のそれにしては易しい方なのだろう。ちょうど

 アップに適度。後から取り付いた皆もここはノーテンで抜けたようだ。

 

 

  ロープが2本だけだしもう一本の天の川にアップなしで取り付いた長老はさすが

 に苦労していた。天の川は縦斜めに走るダイク(岩脈)を使って登るらしいのだが

 右隣のクレーターの終了点の高さから横に走るダイクの辺りが難しそうだ。

 

 

  2番手も3番手の私もほぼ同じところで躓いた。その横に走るダイクの上もその

 ままダイク沿いに登るのかロープをかけたクラック沿いに登るのかはよく分から

 なかった。一応古いトポではクラック沿いになっているようなのでそのまま登るが

 ホールドがないらしく2番手は右手のカンテを使ったがこれはアウトでしょう。

 私も上手く抜けられず右手のカンテを使った。

 

 

  4番手も途中は同じく苦労しながらもこのトップをカンテを使わず抜けた。これに

 習い5番手も抜けることが出来たので、私も長老ももう一度トライして抜けることが

 出来た。そうはいっても天の川を通してノーテンで抜けるのはかなり持久力もいる。

 まだまだだね。

 

 

  一通り天の川に挑戦したところでその左隣のルートを探ってみる。古いトポに

 左隣の流れ星(11b)の隣に5.9のルートが載っている。しかしこれは結局昔の

 天の川が5.9というのと同じで易しいルートは見つからなかった。ルートとしては

 天の川と同じように隣を走るダイク沿いに登るらしい流れ星が一番分かり易い

 ようだった。だがもちろん難しい。

 

  流れ星らしきとその左隣を探ってみるが難しい。

 

 

  結局まだ分かり易い流れ星らしきをテンション混じりで登る。

 

 

  天の川も含め皆さん取り付いたことのないルートではっきりはしなかったが、

 流れ星らしきルートをテンション混じりではあるが最後まで抜けることも出来た。

  天の川も流れ星も難しかったが手に負えないというほどではないと分かったのが

 収穫かな?これからまたチャンスがあれば挑戦してみたいと思えるようになった。

 そういう意味では鷹取山の練習領域が広がったかな?

 (鷹取山のルートはトップロープです。)

 

  親不知、南面フランケ全景

 

 

  帰途摩崖仏の方にまわり、桜エリア(ツメ岩)から、前浅間エリア(コの字裏)などを

 見て帰宅した。