三浦アルプス南尾根
三浦アルプス南尾根 19,1,13
年明け足慣らしで三浦アルプス陽だまりハイク。いろいろなルートがある
が今回は仙元山から乳頭山(この間が南尾根)を経て、塚山公園(按針塚)
まで。
仙元山の下バス停から歩き始める。今日は6名。
道路から仙元山までは10分ほどの軽い登りで相模湾を見渡せるように
なる。湾の向こうに富士山が微かに雲間から頭を出していたが写真には写ら
ない。広々と海を見渡せるのは気持ちがいい。10時頃。
仙元山には他のハイカーGがいた。天気もいいし日曜日だ。
仙元山から下にある中学校を廻るように急な階段を降り、また急階段を登り
返す。
小ピークの下で分岐して(看板あり)右手に下り気味に進むと木立の向こ
うにグリーンセンター(焼却場)の緑の煙突が見え、進むと道が分岐する。
ここは以前は分かりにくかったが、今は看板や立ち木に目立つ目印がある
のでこれに従い、観音塚方向に進めばいい。小さなアップダウンを繰り返し
て観音塚のピーク。
これを降って登り返す道がマテバシイの根が張り出したどんぐり並木で
ある。
この一帯は暖かいのでシイなど照葉樹林が多い。並木の手前で11時頃。
急坂を上がった台地状も並木が続くが足下に「三浦中央道路3級基準点」
が埋め込んである。なんでこんなところが中央道路なのかな?
道は両側に沢が入り組んだ細い尾根をずっと辿るのだが、南側には集落が
ありこれに降る道が所々に分岐する。また北側の森戸林道側に降る道も結構
ある。
行き止まりの踏み跡もある。これらに注意しながら細尾根の道を辿る。
笹薮のトンネルを進むことも多い。
途中「ムクノキ」の看板がある大木があった。(ムクノキは成長が早く
各地に巨木があるとか。落葉広葉樹。)11:10頃。
沢が複雑に入り組んで削り残した小さな尾根道だからともかく小さな
アップダウンがこれでもかと続く。大したことは何もないがそれなりに疲
れる。しっかりした看板が建てられた森戸林道終点への分岐点。
11:30頃。
私はここから林道終点に降り南沢を辿り南中峠に上がったことはある。
しかし峠に上がらずそのまま沢を辿る道には入ったことがないのであわよく
ばと思っていた。
が今回は止めにした。このまま乳頭山方向に進むと休憩にいい桜の大木が
ある広場があるはずでそこを目指す。
あいにく先客がいたが広場の一角で昼飯。日当たりはあまりなく風が抜け
て結構寒かったので30分ほどで出発。12:20頃。
ここから少し進んで北側に二子山が見えてくるとその西の山裾の向こうに
江の島が見えた。
大桜の休憩点から25分弱で送電鉄塔下に出た。ここは日当たりが良く風
もなくこちらの方がいい休憩ポイントだった。
(京急のmapにはちゃんと記載があった。)
これから上山口分岐点を過ぎ、さらに畠山への分岐点を過ぎて少し登ると
乳頭山。
今日は畠山の方に行くが乳頭山に立ち寄る。ここは三浦アルプスのへその
ような場所で大概立ち寄る。東京湾の展望が素晴らしい。霞んでなければ対
岸にスカイツリーが見えることもあるのだが今日は見えなかった。
13:10頃から畠山に向かう。この道の所々にこの尾根の海側は旧海軍
の要塞であることを示す目印標柱が3本ほど残っている。今でも乳頭山から
見下ろす湾には軍艦が並んでいる。
この道もここまでと同じく細い尾根のアップダウンが続き今日のハイクの
正念場だ。畠山の下に出る。13:45頃。少し休憩。
ここから100mだそうだが畠山には登ったことはない。急な階段を降り
横横道路の下をトンネルで潜ると集落に出る。道なりに進むとその先から
塚山公園に上がる入口道があり、ここから登っていくと按針塚に到着する。
三浦按針の墓である。傍に立派な石塔があり漢文で按針の事績が彫り込まれ
ている。14:20頃。
桜の季節なら塚山公園は桜の広場もあり打ち上げの宴会には最適な場所
だがさすがに今頃は寒くてゆっくりはできない。トイレ休憩だけで京急安針
塚駅に行く。
今日のハイクはここまで。14:50前だったから休憩を入れて5時間
くらい。
一番高いところで210mの低山ハイクだが、9.6km
(累計高度+716m、-726m)歩いたようだ。
トラックを載せておきます。
安針塚駅から追浜駅に降りていつもの海鮮居酒屋に立ち寄り打ち上げ
新年会。
飲むのも飲んだが皆さん大した食欲。消費したよりはるかに詰め込んだに
違いない。
(了)