18年12月 | 鬼川の日誌

18年12月

  12月の山行    

 

 

  12月1日にモミソ沢アイゼントレ(報告済み)に行ってから2日に幕岩、7日に

 鷹取山、11日城ケ崎フナムシロック、15日鷹取山、19日幕岩と岩登りが多

 かった。このうち鷹取山については既に報告した。

 そしてここ数年恒例となった年末(25~27日)かぐら忘年スキーで閉めである。

  幕岩クライミングにしろスキーにしろあまり報告すべきことはないので、少しだけ

 写真を載せて記録しておく。

 

 * 2日幕岩

  この日は幕岩ハイシーズンの日曜日ということもあり、私たちが例会で15名と

 多いし私たちと似たような山岳会が忘年会だということで20名近くも来ていた。

 これまで経験したことがないほどの混みようだった。

  私たちが取り付けそうな場所はあらゆるところが塞がっていた。文字通り八方

 塞がりではあったが、先行した別山岳会がアリババの近辺をやっていて、その後

 が空いていたので、引き継がせてもらった。そんなわけでシャワーコロン(5.9)と

 隣のニューアライ(10a)、そしてアリババ(10b)に取り付くことが出来た。

 

 

  * 11日、フナムシロック

  7日に鷹取山に行った後、11・12日でこれも恒例になった年末城ケ崎忘年

 クライミング。城ケ崎といっても私たちクラック初心者には難しいところは行けない

 ので、フナムシロックとファミリークラックでの練習である。今年は新しいメンバー

 も来て9名。初日フナムシロックに行ったが平日なのにガイド山行組が既に取り

 付いていた。しかし間もなく空いたのでいつものフナムシロックの北側の壁で練習

 した。無名ルート(5.7)、純(5.8)、鬼ごろし(5.7)、孫(5.6)。オバステ正宗(5.9)は

 時間切れで私が登っただけで終わった。ここに来たらやりたかったパープルシャ

 ドウ(5.8)は空かなかったので取り付けなかった。

 

                              (ガイドグループ)

                           (無名ルート)

                  (鬼ごろし)                   (純と鬼ごろし)

                    (鬼ごろし)                   (純)

  天気予報は良くなかったのだが、忘年会が楽しみで決行した。しかし予報通りに

 15時頃から少し雨がぱらつき始めた。撤収して駅に行くまでは何とか傘なしで歩け

 たが、宿のある駅に着いた頃から本降りとなった。そして夜には大雨となった。

  宿の食事もおいしく気心の知れた人たちとの忘年会は楽しい。

  翌朝も降り続き12日はファミリークラックの予定で楽しみにしていたのだが、この

 雨では行くどころではなく帰京、解散。

  私ともう1人だけで帰りにビッグロックに寄り少し練習して終わった。

 

  * 19日幕岩

  15日に鷹取山は底冷えして寒かった。19日幕岩はいい天気で暖かい方だった

 がアリババの岩場では風が抜けてこれが結構冷たかった。

  この日はシンデレラとトムソーヤが空いていたのでこれから取り付き、その後また

 シャワーコロン(5.9)、ニューアライ(10a)をやった後、その隣のマゾおけさ(10b)に

 久しぶりに取り付いた。またクリスマスローズ(10b)も何年振りかでリードで取り付

 けたのは収穫だった。その代わりタイミングを逃してアリババには触れなかった。

  アリババに「80代よ」というジジババが取り付いていた。「ノーテンでは登れなく

 ても取り付く気持ちがあるから元気でいられるのよ」とババが言っていた。

 私がそれまで元気に岩登りなどやっていられるかはかなり怪しい。私の会にも

 長老をはじめ何名かオバケがいるがあの真似は出来ない。

 

                                  (トムソーヤ)

                  (ニューアライ)                  (シャワーコロン)

                  (マゾおけさ)                   (クリスマスローズ)

                              (クリスマスローズ)

 

  * 25~27日、かぐら忘年スキー

  このところ恒例のかぐら和田小屋泊まりの忘年スキー新しい人も参加して12名

 17年は大荒れの天気でゴンドラが動かず和田小屋にも行けなかったが、今回は

 かぐら(田代)スキー場はもちろんドラゴンドラで苗場までの遠征も出来たし、まあ

 まあの天気で3日間よく滑った。私たちが帰った28日から大雪となった。

 

  初日が最もいい天気だった。滑り出しが昼頃となったので、かぐら、田代エリア

 の各バーンを順に滑っていき、ドラゴンドラの田代ステーションまで往復した。

 私はこれが今季の初滑りだからともかく板のいい位置に乗れて滑れるかを確認

 するので精一杯だったが、まあそれなりに滑れるものだ。ホッとした。

 

                            (かぐらエリア)

                             (田代エリア)

  ほとんどのメンバーが山スキーもやるのでオフピステ斜面があると挑戦する。

 田代にあるチャレンジバーンがいつも最も厳しいかな。行きと帰りと挑戦した。

 

 

  夕方からは天気が悪く寒くなってきた。上がったら持ち寄ったお酒で忘年会だ。

 私はこれ目当てで来ているようなものだ。和田小屋には風呂もある。

 

  和田小屋泊まりの特権は朝一かぐらのファーストトラックを滑れることである。

 きれいにピステされた気持ちのいいバーンを滑るのは何といっても最高だ。

 2日目だし上手くなった気分にさせてくれる。田代エリアに行く通路が開通する

 まで3回ほども滑ったかな。

 

 

   その後また田代エリアを滑りながらドラゴンドラの田代駅まで行き何年かぶりで

 苗場スキー場に行く。ところが苗場スキー場は雪が少なかった。バーンのあちこち

 にブッシュが出ているような状態だったがともかく筍山山頂を目指す。しかしやはり

 雪が少なくリフトが動いてなくトップには行けなかった。この頃には結構深いガスに

 包まれた。山頂下のレストランで昼飯となり、大斜面を降ってまた田代に戻った。

 大斜面(上級斜面)を降る時もガスが深くあまり楽しめなかったのは残念。

 

                      (ドラゴンドラの苗場駅付近、土が見えている)

                           (苗場スキー場)

                          (山頂下レストラン前、これから大斜面)

 

  苗場スキー場は雪が少なくあまり楽しめなかった。またドラゴンドラで田代に帰り

 各バーンを楽しみながらかぐらに帰った。天気はまた悪くなってきて雪も降りだして

 きたので最後の朝滑れる状態なら、ファーストトラックは一層気持ちのいいものに

 なっていると期待しながら、2回目の忘年会。何回やってもいいものだ。

 

  3日目の朝は雪が降っていたのでファーストトラックにも適度に雪が乗り、何とも

 気持ちのいい斜面を何回か滑った。この日は前日からのたっぷりの雪が乗った

 かぐらのジャイアントオフピステにも入ってみた。オフピステでも雪が積もりカリカリ

 でなければ快適である。

  また田代エリアへの通路が空いたところで田代エリアを滑り、田代ステーション

 前のレストランで昼飯を食べ、かぐらまでまたほぼ1周したから3日間結構よく

 滑った。最後には疲れを感じるくらいだった。

 

 

  3日間よく滑り雪も強く降ってきたので少し早めに三俣に降った。

 これで18年の山行は終わりである。