モミソ沢 2 | 鬼川の日誌

モミソ沢 2

  モミソ沢アイゼントレ  18,12,1    

 

 

  トイ状の滝を登る。

 

 

  トイ状滝を越えてしばらくはゴルジュ帯の小滝を次々と越えていく。

 

 

  チョックストーン滝。少々腕力がいるか。

  

                                 (15年4月)

 

  この先に倒木が滝に被さって登りにくい垂直な滝がある。以前倒木を潜って

 登ったこともあるが今回は左手の壁から巻く。

 

 

  これを越えて進むと最後の大滝が現れる。この沢の盟主だね。

 まだ13時になってないのでこれを越えて休むことにして取り付く。

 

 

  ハーケンは何ヶ所か打ってあるし上の方抜け口にはボルトもある。この抜け口

 まではさほど問題はないのだが、ここが足を置くいいホールドがなくつるっとした

 一枚岩になっていてアイゼンの爪を立てられずなかなか難しい。頭の上の岩を

 掴んでレイバック風に構えて足は壁をけりながら登る事になる。リードだとちょっと

 厳しい。今回はお助け紐をセットしこれを掴んで登った。草臥れてるな。

  後続の人で何人かは頑張ってお助け紐を掴まずレイバックを決めて登った人も

 いた。(もちろんビレイされているが。)

  上にはビレイ支点に出来る太い根っこが(リングボルトも)ある。

 

 

  大滝を越えたところで13:15頃かな。ここで昼飯、大休止。

 アイゼントレもここで終わりとしてアイゼンを外す。

  軽くなった足で沢を忠実に詰めていく。しばらくはガレで歩きにくい。

 歩くと暑くなり温度調節13:50頃。そしてやがて沢底に深く積もった落ち葉の川

 を泳ぐように登る事になるが深さや下の様子が分からず結構大変である。

 

 

  沢がいよいよ急になってきた辺りで左手の尾根に取り付く薄い踏み跡を見つけて

 これを辿る。14:05頃から。

 

 

  尾根を登り鹿柵の脇を登ればすぐに登山道である。14:15頃到着。

 大滝を終えて、休んだ時間も入れて1時間だ。藪漕ぎも何もないということでは

 楽な詰めである。

 

 

  アイゼントレ無事完了。沢装備を解きながら休憩する。

 多くの登山者が降っている。ここは堀山の家のすぐ下辺りになる。

  14:40過ぎ頃からかな、なかなかきれいな紅葉を愛でながら降る。

 イロハカエデが多いようだ。

 

 

  登山道入り口で15:30頃だった。バス停まで降り始めて1時間くらいかな。

 

 

  モミソ沢はアイゼンを履いてはちょっと難しい滝もあるが、全体にアイゼンを使い

 岩を登る訓練には適した沢のようだ。皆さんも楽しんでくれたようで良かった。

  渋沢の駅に着いてからはいつもの飲み屋で無事完了を祝して乾杯である。

 魚料理の店だからお刺身が新鮮で美味しかった。

 

  (了)