三ツ峠 2 | 鬼川の日誌

三ツ峠 2

 三ツ峠クライミング  18,10,25    

 

 

  25日朝。八ヶ岳。南アルプス。富士山。

 

 

  ゆっくりと宿を出て屏風岩。紅葉の中の富士山がきれい。

 

 

  今日は3班(*3)に分けて、S班は中央カンテ、O2班とA班がクーロワールと

 T字クラックを登る事にする。

  中央カンテ組の取り付き。

 

 

  クーロワール組はリーダーピッチから登る。

 

 

  クーロワール(Ⅴ)は第一バンドから1ピッチであるが、取り付きの丸っこい岩の

 間を抜けるのが手掛かり少なく少し骨だ。その上は立ってくるがホールドは豊富。

 棚に乗り上がる最後が少々力がいるが、今は直前の壁にボルトが二つも打たれ

 ていて落ちても危なくないようになっている。O2が登って後ろ2名を引き上げる。

  次のA班3名もリードが棚に上がるところで少々手こずったが続いてくる。

  他のガイドチームもクーロワールをやるつもりだったらしいが私ら2班が登って

 いるので隣のより難しいルートに変更したようだ。

 

 

  O2班クーロワール上の棚にて。

 

 

  この後懸垂で第一バンドに降りてT字クラックを登り返すつもりだったが、クーロ

 ワール上の棚の懸垂下降支点が酷く腐食していた。

 (そういえば数年前にここを登った時も既にかなり腐食していた。その時の相方は

 鈍いのか平気でこれを使って降りたのでやむを得ず私も降りたが、これは怖い。

 後から登ってきたガイドチームもこれは使わずカムを沢山使ってたようだ。)

  ここは第二と第三バンドの中間で他にもいい支点が見つからない。降りるのを

 諦め後から登ってきたA班とともに第三バンドに登る。

  第三バンドからの富士山も素晴らしい。

 

 

  大根おろし(Ⅴ+)を触ってみようということで、更に第三バンドから易しい登りで

 天狗の踊り場に登る。登っているうちに中央カンテを終わったS班も合流してきた。

 

 

  天狗の踊り場で紅葉おろし(5.8)と大根おろし(Ⅴ+)各ルートの途中の棚まで

 ロワーダウンして登り返す練習。各自どちらか触るだけで時間切れとなった。

                                    

                            (大根おろし)

                             (紅葉おろし)

 

  紅葉おろし、大根おろしの各支点から懸垂下降で第三バンドへ。

 

 

  更に第二、第一、そして取り付き点まで全員が降った時は15時過ぎといい時間

 になっていたのでこれで今回は終了とする。荷物を整理して下山。三ツ峠山荘まで

 の登り返しがきつい。

  

  二日間思ったよりもいい天気でまあまあ楽しく練習出来た。ご苦労様でした。

 

 

   (了)