大山川 | 鬼川の日誌

大山川

  大山川沢登り  18,8,29    

 

 

  天気は微妙だったがそう難しいところでもないし、今回計画のリーダーは次回の

 計画のための下見に行きたいということでもあり決行する。私はサブで案内。

 しかしケーブルに乗り、二重滝神社に着く頃にはかなりしっかり雨が降ってきた。

 

 

  これではさすがにダメかとも思ったが、リーダーは次回のためと練習でハーケンを

 打ってみたいというのでF1のどの辺に打ち足すかとか、検討しているうちに雨も小

 降りになってきた。装備を整えともかく少し登ってみることにする。

  リーダーはハーケンを2ヶ所打ち足して登った。今日は他に女性陣3名で計5名。

 10:15くらいから登り始めた。

 

 

  F1を登ってF2が連続するが大山川にしては水量が多い方のようだ。いつも水は

 F2まででこの上は伏流する。

 

 

 

  次のためにもハングした滝があるF4を登っておいた方がいいだろうということで

 先に進む。リーダーがロープを整理しているうち私がF2を左の流れを直登する。

 一手足場が悪いので10mロープで女性陣3名を肩がらみビレイで補助する。

 リーダーは練習でもありフリーで登る。

 

  やはりこの上は水がほぼ伏流している。ゴーロを少し歩くとすぐにF3である。ここ

 は左の3mほどの枯滝をフリーで登れる。

 

 

  ゴーロと2ヶ所ほどの涸れ小滝を登っていくとF4である。

 

 

  ここはハング部分は2~3mほどであるが何もないとホールドがなく難しい。しかし

 ハング乗り越え部分にハーケンとお助け紐がぶら下がっている。リーダー挑戦。

 お助け紐で乗り上がった後、手の届くところにまたハーケンが見つかりこれにお助

 けスリングを通して問題なくハング部分を突破できた。(写真を撮ってなかった。)

  その後さらに5mほど登ったところ辺りで支点をセットしロープを固定してくれた

 ので後続がこれを登る。

 

 

  雨は一応上がってはいたが濃いガスに覆われて蒸し風呂のようだ。今にも降り

 出しそうで、ときおりパラつきもするし時間はまだ早かったがここで終了として降る

 ことにする。

  ここの滝は4つとも懸垂で降りなければならない。

  F4の懸垂下降。壁にイワタバコが生えている。立てかかっている大木がある。

 昔はこの滝に橋を架けたように巨木が掛かっており、しっかりしているうちはこれを

 登ることも出来たものだ。そのうち腐ってきてぬるぬるになり登れなくなり(登ろうと

 して滑って落ちたことがある)やがて折れて落ちた。今滝横にあるものはこれとは

 別の大木がまた流されて落ちてきたものだろう。目にすることのないところで大木を

 動かすだけの水が流れることも当然あるのだろうがそんな流れは想像もつかない。

 

 

  小滝を降り、F3を懸垂。支点の関係で登った枯滝の横の崖を下る。

 

 

  次のF2は登った(下から見て)左の滝は支点にする立ち木まで到達するのが

 大変なので右の滝上の方の立ち木に支点をセットする。こちらを使っているらしく

 立ち木に上がるためか固定ロープがぶら下がっていた。

  今日は少しばかり水量が多いのでトップの私と次の人までは濡れないように滝を

 外して降ったが振られるので後の人には滝沿いに降ってもらった。

 

 

  F1が一番大きい滝だ。滝左岸側でも降れるが崖に脆いところがあり以前落石で

 ケガをした人がいたので、登った時に支点にした立ち木を使い右岸側を下った。

 

 

  無事終了した所でまだ13時頃だった。帰り頃は雨かもしれないと予想したので

 ケーブルは往復券を買った。装備そのままでケーブル駅で着替えることにする。

 着替え簡単な食事を取りケーブルで降りる。下界の方は明るかった。

  ちょうど阿夫利神社のお祭り(神輿が上の神社に帰る)で行列がケーブル駅横を

 通過するところだった。

 

 

  下界はすっかり明るかったがそれでも雨がぱらついた。

 時間が早く飲み屋は開いてないので開いていた中華料理屋で軽くご苦労さん会で

 終了した。悪天だったが少しだけど登れて下見の役は果たしたろうからまあまあ

 だったかな。