釜ノ沢東俣 2 | 鬼川の日誌

釜ノ沢東俣 2

  東沢釜ノ沢東俣  18,7,21   

 

 

  釜ノ沢に入るとすぐに魚留ノ滝。つるつるの壁だがうまい具合に割れ目の

 いいホールドがある(少し遠い)。リーダーと私とで登りロープを張る。

 10:55頃から。その上の滝には残置のロープがあった。

 

 

  これを越えると釜ノ沢のハイライト千畳のナメである。さすがに素晴らしい景観で

 歓声があがる。しばし水と戯れ眺めを楽しむ。紅葉の頃ならもっと見事だが。

 11:20頃~

 

 

  千畳のナメのどん詰まりのナメ滝は巻く。その上からのナメ滝も巻き道があるの

 は分かっていたが、リーダーが滝右岸直登にフリーで挑戦しているので私も登る。

 私は縦の小さなホールドに爪をひっかけるようにして登った。結構足が滑りそうで

 微妙だった。

  こことその上の難しい滝部分が終わるまで、立ち木に掛けながらロープを張る。

 皆が登り終わるまでかなり時間が掛かった。サブリーダーはもっぱら最後尾で、

 皆を見守るとともにロープの回収・収納側にまわってくれている。

 後ろから追いついてきた別グループは左岸側を登っていた。

 11:50近くになった。

 

 

  12:00頃、野猿ノ滝。滝下で少し休みこの滝は巻くしかない。

 

 

  12:35頃、両門ノ滝が見えてきた。ここで東俣と西俣が滝でもって合流している

 ところである。どちらの滝も素晴らしい。写真を撮りながら滝見物。

 しかしここまでの遡行でかなり疲れて果ててしまった人もいた。

 

                    (西俣)                       (東俣)

 

  俣の滝の横を小さく巻き気味に登るのだが少々手強い。滝上部でリーダーと私

 とで適度にお助けスリングをセットして皆には登ってもらった。

 登り終わったのが12:55頃か。

 

 

  少し休んで上に登ると薬研(ヤゲン)ノ滝である。ここは右の迷い沢との間の尾根に

 取り付いて登り、薬研ノ滝落ち口当たりで左岸の壁をトラバースして行く。

 12:10頃から。

 

 

  薬研ノ滝を越えると先に6mほどの滝がある。リーダーと何名かは直登してたが、

 ここには明瞭な巻き道があるので後ろの人たちにはこちらを登ってもらった。

 6m滝の写真を撮り忘れたので16年(秋)の時の写真を載せてます

 

 

  この6m滝を越えるといいテント場があるが、一つこれをやり過ごしてもう一つ上の

 テント場を今宵の宿にすることにした。

 ほぼ皆さんが各自のテントを張り終わり焚火に集まりだしたところで14:45頃に

 なっていたようだった。そして宴会が始まり15:15頃の写真で終わっている。

 

 

  この後1時間以上は経った頃だろう。何かを自分のツエルトに取りに行き宴会

 場所に戻るところで足を滑らせてひっくり返ったようなのだ。

 順調にテント場に着きすっかり気が緩んだ油断したようだ。こんなところで怪我

 をするとは夢にも思わなった。まだ明るかった。

 その後の顛末は最初に記したとおりである。

 

  何とも無様なことになってしまったし皆さんには多大な迷惑をかけてしまった。

 そういえば先の四十八滝沢では最後の詰めでザックにきちんと収納せずにロープ

 を落とし失くしたし、ここ両門ノ滝の登りでもストックを収納せず手に掛けていて

 落としている。どちらもちょっとした横着で起こしたミスである。

  やはりというかこの間何かミスを起こしやすい状態にあったようなのだ。

 基本年を取り注意力が散漫になっているということなのかもしれない。