檜洞沢 3 | 鬼川の日誌

檜洞沢 3

 檜洞丸へ  18,5,20   (続き)    

 

 

  沢の合流部で少し休んで9:30前頃から枝沢に入る。(檜洞が金山谷の

 頭からの尾根にぶつかり左に曲がった所から経角沢となる。この尾根を挟ん

 で右と左から沢が経角沢の左岸に合流するのだが、この左手の沢、金山谷乗

 越沢に入る。金山谷は登山道稜線を挟んで反対側である。)

 

 

 

  右岸に一つ沢の合流を見送って入口から15分弱でまた二俣になる。沢と

 しては本流は左に曲がっていく方のようだがここで更に右手の沢に入る。

 (こちらが乗越沢のようだ)この辺はしっかり地図を読む必要がある。また

 この上でいよいよ尾根に取り付くので水を補給しておいたほうがいい。

 

 

  この先は結構沢が荒れ気味であるがすぐにまた二俣となる。昔はこれを右

 に入る登山道があったらしく金山谷乗越に出る。これを左に進む(ほぼ二俣

 近く)と顕著に張り出す小さな尾根がある。

  前回は取り付きが急ではあるがこの尾根に上がり痩せ尾根を進んで登山道

 に飛び出した。これも藪漕ぎもなくいい詰めである。

  地図をよく見るとさらに少し先(左岸に沢の合流する先)にこの辺りで比

 較的に緩い尾根がある。標高差で50mくらいしかなく今回はこれを登って

 みることにする。

 

  写真を撮り忘れたがこの尾根の取り付きで休憩を兼ねて登山靴に履き替え

 る。取り付いてみると登山道ではないので急ではあるが藪もなく直ぐに登山

 道に飛び出ることができた。10分掛からないくらい。これも前回に劣らず

 いい詰めである。

  登山道に10:20過ぎかな。この辺りで標高1310m程だからシロヤ

 シオの花は大分登山道に落ちているがまだ咲いている。

 

 

  登り始めるとミツバツツジもきれいに咲いている。

 

 

  シロヤシオとミツバツツジと。

 

 

  沢から上がってこの登山道の登りはかなりきつい。コバイケイソウの群落

 の中を登るようになるとまもなく青ヶ岳山荘が見えてくる。

 

 

  山荘前では休まずに登る。この辺りから相模湾を見渡せる。

 

                       (右手に真鶴半島が見える)

 

  ちょうど11時に山頂に着いた。満開のシロヤシオとミツバツツジを目当

 てに山頂は大勢の登山者で溢れかえっていた。まだ時間も早く続々と登って

 くる。ここで大休止。ロッジからの登りで4時間40分。

 

 

   山頂からの富士山の展望。

 

 

   ミツバツツジと新緑。

 

 

  11:20頃から下山開始。続々と登ってくる登山者をすれ違いで待つ場

 面が多い。

 

 

  コバイケイソウの群落。シロヤシオと新緑そしてミツバツツジの紫。

 

 

  降りは結構長い。

 

 

  ゴーラ沢出合いに13時前頃。少し休憩。

 

 

  更に山道を歩き(途中からキャンプ場の方に降りる近道はロープが張られ

 て行けなかった)林道に出て西丹沢ビジターセンターに13:50前に着い

 た。降りだけで2時間半。

 

 

  ユーシンロッジ6:20から7時間半。結構なアルバイトでした。

 早めに着いたのだが直ぐのバスはなかった。14:30頃に臨時バスが出た。

 途中で乗る人も多く1時間以上掛かり16時少し前といい時間になって新松

 田に着いた。

  もちろんここで打ち上げの一杯。ビールが美味かった。

 

  檜洞沢は相変わらずいい沢でした。

 ヒルの問題があるけれど泳ぎたくなるような釜が沢山あり夏の遡行も楽しそ

 うである。

  しかしやはり新緑とシロヤシオとミツバツツジのこの時期がベストかな。

 

  (了)