妙高山BCスキー 2 | 鬼川の日誌

妙高山BCスキー 2

  妙高、前山BCスキー  18,3,26   

 

 今日は前山に登る。昨日のスキーで靴擦れを起こした人は宿で待機で4名。

 今日も絶好の天気である。前山には赤倉観光リゾートスキー場のゴンドラとリフトを

 使ってほぼ1500m標高まで登る。前山は1930mくらいであるから430mの登り

 となるが取り付きから結構な急斜面である。9:20頃から歩き始めた。

 

 

  しかし天気が良過ぎてとても暑かった。私は上は冬物下着一枚になっても暑かった。

 下が脱ぎ着出来ないので暑くて往生したが我慢するしかなく辛かった。日が強くて

 雪面が溶けて水っぽく感じられるほど。

 

 

 前山は山頂の手前で尾根が分岐する辺りに登りつくまでの100mほどが一段と急

 になる。溶け気味の雪でスキーアイゼンは効きそうにもないが急斜面の部分だけは

 と装着する。最後の急斜面は私はなるべく早く尾根筋のトップと思われる線に乗り

 上がったがこの方が楽だったようだ。回り込むと急峻な所でキックターンを余儀なく

 され女性陣が苦労していた。

 

 

 山頂からの明瞭な細い尾根に乗りあがればあと少しである。ここで赤倉温泉スキー

 場の方に(北向きの)尾根が1本分岐する。私たちが着いた時に単独のスキーヤー

 がこれを降っていった。私はこれを降ったことはない。快適そうな尾根だが赤倉温泉

 スキー場からリゾートスキー場の駐車場まで上手く帰れるのか良くわからない。だが

 単独スキーヤーによれば問題ないとのことだった。

 

 

 山頂11:00頃。いいペースで着いた。若いペア2人組みが同じ頃に登っていてこの

 2人は山頂の先端を(西方向)藪を潜って滑り降りていった。避難小屋の方に行くの

 かもしれない。相当手慣れている感じ。

 私達もシールを取り滑降の準備をする。私たちはいつもの滝沢尾根を降る。

 

 

 前山山頂も小さなピークだから滝沢尾根の滑り出しは少々尾根が細い。両側が落ち

 こんでいてちょっと怖いのだが、今日は雪質が申し分なく良かったからなんとも気持

 ちよく滑れた。今までで一番良かったと思う。

 

 

 細い尾根を滑り降りると一旦棚になっている部分がある。あまりにも快適な場所で、

 昼飯にもいい時間だし日向ぼっこしながら休憩とする。月曜日で他のBCスキーヤー

 はいないし展望も独り占め。気持ちよく暖かく最高のひと時だった。

 

                               (避難小屋が見える)

                               (黒姫山)

                      (前方は先日行った斑尾・タングラムスキー場か)

 

 ゆっくり休んでから滝沢尾根をまた快適に滑り降りる。

 

 

 直ぐに尾根は終わり樹林帯に入るがまだ雪は良かった。リーダーは何度も来ている

 ので迷わず進んでいくがいくつも沢が入り組んでいてルートは結構複雑だ。樹林帯

 を自在に滑るのは楽しい。

 

                              (ほぼ終盤で12時頃)

 最後に急峻な沢の横断がある。沢に落ち込んで対岸の斜面を階段歩行で乗り上が

 るのだがここは明瞭なポイントだ。私もよく覚えている。

 乗り上がる部分が繋がっているのは一部だけ。今にも切れそうなほど溶けている。

 切れていたらえらく苦労する所だった。

 上がったところで山腹をトラバースしていけばスキー場の一角に出る。

 このトラバース斜面もかなり雪解けが進んでいて道の一部は切れ掛かっていた。

 後数日すれば板を担いで歩く羽目になるだろう。

 

 

 スキー場を滑り降りて今日の前山BCスキーも無事終わりである。

 12:30頃には駐車場に降りついた。

 

 

 今日は登りで暑さに悩まされたが滝沢尾根の雪質が良くてなかなか無いくらい快適

 な滑りを楽しめた。足を傷めて来られなかった人がいたのは残念だった。

 

 2日間いい天気に恵まれ大いに妙高BCスキーを楽しめたが、それにしても雪解け

 の早過ぎるのが気にかかる。

 私たちの歩いたルート図を載せます。

 

 

  (了)