妙高山BCスキー | 鬼川の日誌

妙高山BCスキー

 妙高・三田原山、前山BCスキー 18,3,24夜~26  

 

 今回は車1台5名である。夕方都内を出発していつもの宿に着く。私は昨年は来な

 かったので2年ぶり。高齢の女将さんが頑張っているのだが食事もおいしいし親切

 でとてもいい宿だ。それにしても下の道路には全く雪がない。雪解けが随分進んで

 いるようだ。25日朝快晴。宿の前。

 

 

 今日は三田原山。杉の原スキー場のゴンドラとリフトを乗り継いで標高1850m付近

 まで一気に上がる。ここでシールを着けて歩き出す。三田原山が2360m程だから

 標高差は510mくらいだが結構急な登りである。9:25頃。

 

 

 今日は快晴の上日曜日でもあり大勢のBCスキーヤーが先行しているのが見える。

 

 

  直ぐに小沢を横断するが雪庇が見えるように雪の多いときには雪崩が落ちてくる要

 注意ヶ所である。そして広い山腹を登っていく。

 

 

  今日はスキー場では雪面がカリカリだったし少々雪が硬い。黒姫山から高妻山など

 が見渡せるダケカンバの大木の所で休憩を兼ねてスキーアイゼン(クトー)を着ける。

 

 

 これから見上げるような急登だ。10:00頃からゆっくり登っていく。

 

 

 えらく急ですね。それにしても滑るには格好の大斜面。

 

 

 奥は白馬の方になるようだ。

 

 

 11:10頃稜線の鞍部に登り着いた。適当な所で少し休むが風が強くて寒いので、

 あまり休まず山頂目指して歩きだす。

 

 

 二つほどピークを越えて、左手に火打山、焼山のきれいに真っ白なピークを眺め

 ながら山頂。11:40頃。

 

 

 記念写真を撮りまた稜線に登り着いた鞍部辺りまで戻る。アップダウンがあるので

 シールを着けたままだがクトーも着けたままだったので、斜面を滑り降りるのが難し

 かった。真っ直ぐなら何とか滑れるが曲がるわけにはいかない。まあ滑ったり階段

 降りをしたり工夫して戻る。

 鞍部辺りで準備を整えていよいよ大斜面の滑降である。登った斜面ではなく少し山

 頂寄りの斜面だがこちらも広い。潅木もまばら。12:20頃から。

 

 

  高妻山、乙妻山の方に向かって滑り降りる。バックカントリースキーの醍醐味を感じ

 る瞬間である。雪質もまあまあでここはとても快適だった。私はなるべく多く皆さんの

 滑りの写真を撮りながら下る。

 

 

 少し滑り降りて風の少ない所で昼飯休憩とする。

 

 

 13時前くらいからまたダケカンバの樹林帯を気持ちよく滑る。そして最初の沢を横断

 するのだがこの辺りから沢がいくつも入り組んでルートは複雑になる。

 

  

 大きくは林道笹ヶ峰線に出る方向で南に向かって進むのだが、今回は途中から沢の

 中を進む。そして急峻な崖の上に出た。私が一番後ろから追い着くとリーダーが先

 に降りた崖の上で皆が着いていくべきか上に回り込むか迷っていた。ともかく私は

 リーダーと連絡を取るべく少し降って様子を見ると崖の下にいるリーダーが見えて声

 が届いた。崖は大きな滝だった。その脇の急斜面が降りられそうで私はここを降り、

 皆にも降りてくるように声を掛けた。滝脇の急斜面は狭いしターンは出来ないので横

 滑りで降るしかないが腰が引けては降るのはなかなか難しい。ここは皆さん結構こわ

 ごわ降って来た。写真では斜度が分からない。

 

 

 皆が降り終えたのが13:50頃でここから沢を少し降ると雪に埋まっているが笹ヶ峰

 線の林道らしきに出た。これを進むと予定通り杉の原スキー場の下部の方に出る。

 

 

  この下のリフト近くのレストランで少し休んでからリフトに乗り、上から最初の駐車場

 まで滑り降りる。これが距離もありもう雪も悪くなり重く足が疲れているのでなかなか

 大変だった。これで今日のBCスキーも無事終了である。

 

 私は三田原山は久しぶりだし、あの大滝のある沢を降ったのは初めてなので楽しめ

 た。ここはリフトで1850mまで登るのでその後500mの急な登りで大変ではあるが、

 その登りの労力に比較して降りが長く滑りを楽しめる。しかし林道に出るまでルートは

 沢をいくつも越さなければならずなかなか複雑である。だがそれだけBCスキーとして

 は楽しめるコースだと思う。

 

 宿に帰り持ち寄ったお酒でご苦労さん会。適度に酔ったところで宿の食べきれない

 ほどのおいしい料理を頂く。ここに来ると太ってしまいそうだ。