桧洞丸 2 | 鬼川の日誌

桧洞丸 2

 桧洞丸、山頂から源蔵尾根  17,11,19   

 

 

 寒い山頂を臼ヶ岳方面へ降る。直ぐに青ヶ岳山荘。最近外周のトタンを塗り替えたのかな?えらくきれいに見えた。

 

 

  急坂を下っていく。少し降りると昨年シロヤシオが見頃の5月下旬、ユーシンから桧洞沢を詰めてヤセ尾根からこの登山道に飛び出した辺りになる。あのときは桧洞丸山頂までの登りは結構きつかった。弱り枯れかかったブナの大木にサルノコシカケが生えている。丹沢のブナは大気汚染の影響か弱ってきているようだ。

 

 

 一旦最低鞍部まで降り、登りになって少しで源蔵尾根取り付きを示す看板が木に括り付けられているのを見つけた。降っていく途中で源蔵尾根らしきは見えていた。尾根の入り口は分かり易い。この後の尾根には道標類はない。山頂から30分ほど。

 

 

 源蔵尾根に入った直ぐがヤセ尾根や崩壊地が続き少し要注意だが踏み跡は明瞭。

 

 

 崩壊は結構激しい。

 

 

 樹間に降りてきた桧洞丸が見える。この尾根にも枯れかかって見事なサルノコシカケを生やしているブナの大木がある。この辺りで青々とした葉を茂らせているのはアセビである。アセビ(馬酔木)は名の通り毒があるので鹿に食害されない。ルートにはかなり目印のテープがある。

 

 

 1244m標高のピーク(2コブあったようだ)を過ぎた辺り、立ち木にテープが巻かれたところでルートが下山の左隣の尾根にトラバースするのだが普通に進むと真っ直ぐの尾根に入ってしまう。しかしいきなり急坂になるので違和感がある。GPSで確認して隣の尾根へトラバースした。ここは間違いやすいがその他は目印が沢山ありほぼ問題ない。所々紅葉した葉を見かけるが鮮やかなものはほとんどない。この高さではもう終わりのようだ。

 

 

 後は840m標高付近の沢への分岐点だがここにも枝に目印のテープがあった。降っていくと彦右衛門沢の(3番)堰堤に出るので適当な所で沢を渡る。

 

 

 沢から上がり左岸の道を辿るとカーブミラーの入口に着いて尾根歩きは終了である。

13:50頃だから山頂から2時間。まだ余裕のある時間に着くことができた。

 

 

 少し休憩後はモミジ狩りをしながらのんびりと降る。

檜皮橋付近。

 

 

 日が当っていればもっときれいだったかな。

 

 

 

 

 

 

 のんびりとモミジ狩りをしながら日陰沢橋に着いた。桧洞丸までの登りが3時間、山頂20分くらい、源蔵尾根の取り付きまでと源蔵尾根の降りそしてモミジ狩りの林道歩きで3時間、6時間20分くらいと日の短い季節だが余裕で歩けた。最高のモミジというほどではなかったがまあ私の山歩きではきれいな方だったかな。

 

  (了)