マスキ嵐沢
マスキ嵐沢 17,7,23
今回も沢教室に参加。生徒さん11名、講師2人+私の14名と大変な数。新松田駅からバスで大滝橋。これが1時間以上掛かる。先週歩いたばかりの林道を辿り始めた所で9:20を過ぎていた。今日はあまりいい天気ではない。
マスキ嵐沢に着いたのが10時頃で沢装備を着けて沢に入ったのは10:25頃か。準備中に10名くらいのグループが先に入り、またガイドグループが10人ほどさらに先行した。これはえらいことになるなと思った。ともかく沢に入る。私はしんがりを勤める。兼写真班。
ロープを出すこともなく通過できるところはすんなり。まずF1。私は最後なので滝の流れの中を直登する。10:35頃。
順調に進む。
F2トイ状滝。ここは流れの中に足を突っ込んだほうが登り易いことを実感してもらう。
さてこの上がF3である。11時過ぎた頃。易しいのだが高さがある。案の定相当な人が詰まっている。しばらくしてガイドグループのガイドが登り始めたから、このとき前の10人くらいが終わったのだろう。ガイドがビレイの準備をして登らせ始めたが初心者が多いらしくなかなか進まない。そのうち私たちの後から追いついてきた3人組が間に入ってフリーで登っていった。私たちのリーダーは慌てずのんびりと待つ様子だ。しかしあまりにも時間が掛かるので、少しでも時間の節約のため私がロープを引きずりフリーで登り、後続のための支点を構築する。そのうちリーダーもフリーで登ってきて、別にもう一つの支点を作る。ようやくガイドグループが終わり、私たちのメンバーを登らせ始めた時は11:35を過ぎていた。
リーダー支点と手分けしてフリクションノットで次々に登って来てもらう。最後にもう1人の講師がロープをまとめながら登るころは12時を過ぎていた。少し雨が降ってきた。
直ぐ上がF4。ここも私と講師がフリーで登り固定ロープを2本セットする。生徒さんにフリクションノットで登って来てもらう。登り終えたのは12:30を過ぎていた。F3とF4でクレムハイストで登った人の中に、結びが締まり過ぎてなかなか上がれない人がいたようだ。マッシャーの方が動かし易いし効きも調整し易い。
このとき後方F3でしっかりしたコールが聞こえていた。これは訓練で登ってきた救助隊(5名)だと後で分かったが、これで総計40名を越す人が入ってきたわけだ。
F5手前の小滝を登る時懸垂下降の訓練をやっていた。最初に入ったグループらしくこのまま下降するという話だ。
F5上部はリーダーがロープを固定してゴボウで登らせる。
その後しばらくは快適に遡っていく。そして13:10頃二俣で少し休憩。
休憩しているうちに訓練中の救助隊5名が先に行った。休憩後私たちがF6に着いたのが13:30頃。これを登るとF7だがここでガイドグループがフンヅマッテいた。
ガイドが連れてきていたのがほぼ岩登りの訓練もあまり受けてないらしい初心者たちでこのF7の立った壁をなかなか登れない。それくらいだから一人ひとり引き上げているわけでさっぱり進まない。そのうちビレイされていても全く登れない人が出てきた。しかもガイドの補助がどういうつもりか登れないのを残して先に行ってしまった。結局私たちと一緒に待たされていた救助隊が強引にでも引き上げろとアドバイスして何とか上がった。かなりはた迷惑だが、私たちも後ろがいる場合は同じようなものかな。待っている間結構雨が降っていた。
ガイドグループがようやく終わり救助隊が登り終えて、私たちのリーダーが登る。リーダーのビレイで何人か登った所で私も登り、その後の引き上げを手伝うことにしたのだが、その時上から写真を写したがもう15時を過ぎていた。全メンバーを引き上げてロープを整理し終わった所で15:35頃。ここで2時間も時間を使ったことになる。
ともかく40名以上入って私たちが最後だから危惧したとおり遅くなった。この沢の詰めは易しい。最後の稜線に出る手前が急だがお助けロープがあった。15:50頃には稜線に出たようだ。えらく時間は掛かったが一応マスキ嵐沢のすべての滝を生徒さんたちに登ってもらうことは出来た。
稜線に出て直ぐのピーク付近で沢装備を解き下山する。
ビジターセンターに着いたのが17:15を過ぎていて10分ほど前にバスがあったらしいのだが、次が最終バスで18:58となんと1時間40分待ち。
近くのキャンプ場でビールでもと思ったがキャンプ場も既に閉まっていてこれもならず1時間40分はひどく長かった。汚れた沢靴などを洗ったり身体を拭いたりで時間を潰すしかない。
バスに乗る前に解散する。バスが出るときには暗くなっていた。新松田駅まで1時間以上掛かる。ここでビールを仕入れて電車に乗り込む。帰り着いたのは多分私は早いほうだろうが、10時半を過ぎていた。やたら待ち時間ばかり長い一日だった。
(Mkさんの写真を何枚かお借りしました。)