丹沢地蔵尾根
地蔵尾根を登る 17,5,27
5月連休中3日にも計画したのだが途中まで行った所で車が不調で中止となってしまった。もっと前にも計画したこともあり今回ようやく実現した。真夏では丹沢は暑すぎるし車がないと神ノ川ヒュッテ近くまで行くのが大変だし梅雨に入ると日は定まらずとかいろいろだった。前回計画の3名にプラス3名で今回は6名。
日陰沢橋手前の駐車場から歩き出す。8:15頃。
袖平山からの帰着点を過ぎ、孫衛門沢、トンネル二つ、そしてヒワタ橋を渡る。約1時間ほどの林道歩きがもうかなり暑かった。広河原に降りる堰堤上に着く。ここでロープを出す場合に備えてハーネスなど装着する。9:10頃から。
こういうちょっとした確保に備える場合はスワミベルトで十分であるが持ってない人が多い。スリングで作る下手な簡易ハーネスより余程いい(軽い懸垂も出来る)ので用意して欲しいものだ(今はかなり軽量なハーネスも出ているが)。
堰堤を降り広河原を進む。彦衛門沢の出合にあたり本当に広い。
源蔵尾根の末端を神ノ川沿いに少し回りこむと右岸に岩水沢が出合う。注意してれば直ぐ分かる。出合直ぐ上で神ノ川を渡渉した所が地蔵尾根の取り付き点だ。テープがありロープが張られている。9:35頃。
ロープの張られた急な岩場を登っていくが難しいというほどのことはない。
むしろロープが終わり(まだところどころにあったが)崩れ易いザレの急斜面のほうが登り辛かった。
皆さん山慣れた人ばかりなので結局ロープは出すこともなく急登40分ほどでアセビ平に出る。少し休憩。10:15頃から。
ここでハーネス等は外したし、実際その後も使うことはなかったのだが、地蔵尾根の核心はこの後だった。
10分ほど休んで平坦な尾根を進むと急な小ピークに突き当たる。取り付いてみると結構大変でこれは巻き道があるはずと下を見たらやはりあった。
次の小ピークも結構急登。先ほどのことがあるので巻き道を探すが先で山腹の急斜面を登ることになっている。私はそのままこれを登ったが、皆には突き当りから登ってもらう。まあ似たようなものだったらしい。これを登ると小ピークの岩に小さな錆びた鉄剣が刺してあった。11:00頃。
この後ナイフリッジ、崖のトラバースやロープの張られた急な登りなどしばらくターザンルートが続く。
結構長くヤセ尾根の上り下りが続く。ここらが地蔵尾根の核心部だろう。
まあ平穏な普通の尾根らしくなって11:40頃。
11:50頃には樹間に遠く蛭ヶ岳山頂の小屋が見えた。(望遠)
まだこれからしばらく歩いて鹿柵が張り巡らされた平坦なピークに登る。もう地蔵平に近いだろうといい場所なので昼飯休憩とする。登山道と合流するのはこのコブを降りたところだった。12:10頃。
沢の取り付きから2時間半、アセビ平からが大部分ということになる。なかなか面白い尾根だった。皆さん問題なく登ってきた。
来た方向真っ直ぐに降れば登山道に合流しただろうが、コブから下に登山者が見えたので、鹿柵沿いに降り登山道に出て姫次に向かう。
途中原小屋平。12:30頃。小屋があったというだけありとてもいい広場だ。
姫次付近になると富士山が見えてきた。(姫次の休憩で夫婦連れに登ってきた地蔵尾根の説明などをしていてこの場所の写真を撮り忘れた。)
袖平山に向かう途中も富士山が良く見えた。13時頃。
ミツバツツジがまだ残っている。主稜線に桧洞丸が大きい。袖平山のベンチに着いたのが13:15頃。
この先ミツバツツジと富士山が絵になる構図できれいだった。(ツツジの最盛期ならもっときれいだったと思う。)新緑と富士山もなかなか良かった。
シロヤシオも終わり気味でほとんど散っていた。今年は少し早いのかな。
これから降る尾根はずっと急な降りが続くようであるが登り返しは少なそうだ。
14時過ぎくらいから唯一風巻ノ頭に登り返すがもう足が疲れ気味なのでこれが結構きつい。
風巻ノ頭には立派な休憩舎があり少し休む。14:20頃。
最後もなかなか急な降りだ。尾根を降り終わり神ノ川公園橋を渡る。えらく立派な橋でびっくり。15:15頃。
最初の林道に出て道なりに降れば日陰沢橋(手前の公園のトイレで汗を拭くなど一休み)で終了である。15:30頃だった。
8:15頃に歩き出したから、周回7時間15分くらい。1日コースとしてはがっちりと歩きましたし、山慣れた人たちばかりで足並みも揃いきつい岩場もターザンルートも問題なくこなしてペースもかなり良かった。先週水無川本谷を登っているから私も足は順調だった。
この日も私は車の運転があるので飲めないが、ファミレスに寄って食事を取り反省会とした。皆さんカットステーキの徳盛りを頼んでいた。食欲あるな。飲める人は軽く飲んだ。車のときはこのスタイルかな。
(同行M氏の写真を沢山お借りしました。)