水無川本谷 2
水無川本谷 17,5,21 (続き)
シャワー小滝後少し休みまた登っていくと、わりと大きな涸れ沢が右岸に合流する。これは沖の源次郎沢でクライミングの練習場所として聞く沢で、ちょうどクライマーが壁に取り付いていた。
この先が大岩ごろごろで沢が埋められたような感じになり二俣であることを見落とし易くなっていた。また大岩でどちらが本流か分かりにくくなっている。良く見てれば二俣の左手奥に滝があるのが分かる。これがF6チョックストーン滝である。見落として少し支流側に入ったが直ぐに修正した。(沖の源次郎沢が850m付近で、この二俣が870mくらいだから直ぐである。前来たのは09年10月31日だからもう7年半経ち、この辺の様子も様変わりしている。)11:30頃。
このチョックストーンを越えるのが大変だった記憶があったので、リーダーにロープを引きずって登ってもらったが、岩の上にお助けのロープが下がっており、ロープは要らなかった。
F6を越えた所で左岸側の壁が大きく崩壊した跡らしい所を通過した。あの二俣辺りのごろごろの大岩はこの崩壊によるものかもしれない。しかも左岸の岩壁の上部にはまだ崩れ落ちてないがずたずたにひび割れた岩が残っており、いつ崩壊してもおかしくない様子で通過するのがとても怖かった。地震や大雨の後などにはここには入らないほうがいいようだ。11:55頃。
この後ヌルヌル小滝やごろごろ岩に埋まった沢を登っていくと金冷し沢が右岸に合流する。ここには看板がある。12:15頃。
この後しばらく写真がない(少し休んだかもしれない)が、20分ほど経ってかなりな崩壊地を越える。奥に見えるのがF8である。F8は本谷で一番高さのある滝である。ここは登れないので右手から巻くしかない。12:40頃。
ここの高巻きは滝が大きいだけに高度感があるが、しっかりロープが張られているので問題はない。二つガレ沢を越えるまでロープがある。
ガレ沢を越えた尾根から本流に戻りまた登る。13時頃。
次の二俣を右に入るとF9である。(看板の残骸がある。)13:10頃。
少し休む。
これも登れないので右手から巻く。上で支沢を渡って本流に戻る。これで滝は終わりで後は崩壊の激しいガラガラの沢を登っていく。ここで靴を履き替える。
1人がヒルに食われていた。13:45頃から登り始める。
ガラガラの急斜面は足元が崩れて非常に登りにくい。右手のブッシュ帯との境目を登っていき、適当な所でブッシュを抜けて、山腹に出る。
登山道に出たのが14:25頃で、記念写真を撮り、それから山頂には10分弱で着いたようだ。
霞んでいて富士山は見えなかった。さすがに塔ノ岳で登山者は大勢いた。
記念写真です。
14:50頃から降り始めたが、足の不調な人にはここまでの登りでかなり足に応えたようで膝(の腱)が傷み出さない様に、ゆっくり降ってもらうしかなかった。
天神尾根分岐で15:45頃。この天神尾根が段差が大きく膝の悪い人には辛い尾根だった。何故か大勢の子供たちがここを賑やかに降っていた。引率の人たちはかなり苦労していた様子だが、私たちにそれ程遅れずに無事降ってきた。(私たちが遅かったのだが。)戸沢に着いたのは17時に近かった。足の不調な人に合せてゆっくり降ったので時間は掛かったけれど無事到着した。
今回は車で入ったのでOsリーダーの沢登り例会無事完了の乾杯をやることも叶わず、渋沢駅まで皆を送り解散した。皆さんは一杯やったかな?山行後の一杯が半分は目的なのに、車を出すと飲むわけに行かないのが難点だね。