北海道山スキー 17,4,21~24 | 鬼川の日誌

北海道山スキー 17,4,21~24

三段山、十勝岳、旭岳 17,4,21~24

 

 北海道山スキーはここ何年かInリーダーの恒例山行になっていたが私は参加したことはなかった。今回たまたま参加予定の人が行けなくなったのだが、飛行機の割引切符を既に手配していたらしく、少し安く譲るので代わりに行かないかという相談が来て行くことになった。オートルートに続き今シーズンは山スキーにご縁があるようだ。

 21日、旭川空港に降り立つ。北海道も何年ぶりか相当久しぶり。リーダーが24日まで使う車を借り出して市内の宿泊地まで移動する。

 

 * 22日は十勝岳の隣の三段山。しかし雨模様で天気が悪い。ともかく行ってみることにして旭川市内から上富良野町の吹上温泉白銀荘へ。北海道は広い。移動距離が結構ある。雪が降っていたが準備して歩き始める。ビーコンチェック10:05頃。今日は8名。

 

 

 温度調整?10:15頃。シール跡あり入っている人はいるようだ。

 

 

 雪は降り続く。10:40頃。気持ちのいい樹林帯。

 

 

  11時頃、1段目かと思われる辺りで休憩。この前で先行グループが既に降ってきたので、上はあまり良くなさそうだ。

 

 

 2段目目指して登る。11:15頃。

 

 

 2段目の平ら地に出ると猛烈な風が吹き抜けて寒く、とてもではないが進めなさそうでリーダーがここでシールを取り降ることに決めた。シールを取るのも結構大変だった。山ではよくあることだが。

 多分11:30頃には降り始めたようだ。1時間と少ししか登ってないので降るのは早い。あっという間に白銀荘に着いてしまった。11:45過ぎ。途中皆の滑りの写真を撮る間もなかった。白銀荘の風呂に入って旭川市内へ帰る。

 

 

 

 * 23日、今日は十勝岳。9名。

昨日と同じ白銀荘から出発する。ビーコンチェックをして9:10頃歩き始める。今日は雪は降ってはいないがガスが出ている。

 

 

 温泉の観測所を過ぎてしばらくで川を渡るところがある。崩れやすいスノーブリッジを無事渡った。以前ここで川に落ちた人がいるそうだ。

 

 

 ずっとガスの中を歩く。9:55頃。ところどころ目印がある。

 

 

 10:20頃、ガイド山行の一行に出会った。彼らはツボ足(スノーシュー)である。

 

 

 10:30分過ぎに避難小屋近くを通過する。

 

 

 時おり日の射すこともあり、今日は暖かいようだ。

 

 

 10:55頃にはこのまま晴れてくれるかと思うほどだった。

 

 

 

 11:10頃、また深いガスの中となる。

 

 

 11:20頃、望岳台との分岐点を通過。その後しばらくこの調子で何も見えない。

 

 

 大分山頂に近づいてきたかと思う頃一瞬晴れたがまたガス。12:10頃。

 

 

 いよいよ山頂直下の急な山腹に取り付き登り始めたのが13時頃か。いつもなら岩が露出しているあたりらしいが、今年は雪が多いらしくかなり上までシールで登ることが出来た。

 

 

 20分ほど頑張ったところで荷とスキー板をデポしてツボ足で登る。ここで足の不調な3名が残って待つことになった。

 

 

  山頂は10分ほどで直ぐだった。山頂近くになると風が強く、途中暖かいほうで薄着にしたままで登ってきたので酷く寒くなった。山頂記念写真を撮るのも風でシャッター音が聞こえず、シャッターが落ちてないかと思い変な写真を撮ってしまった。ともかく6名は登頂した。13:35頃。

 

 

 降って3人と合流し、シールを取り滑走の準備をして下り始めたのが13:45頃かな。まだガスが深くはぐれない様にゆっくり降っていった。雪はいいようだ。

 

 

 13:55頃。急速に晴れてきた。

 

 

 晴れてくれば最高に気分がいい。また雪質も滑るに申し分なくいい。

 

 

 ガスが取れていき今降りてきた十勝岳が姿を現す。この降りの途中だったか?登りで出会ったガイド山行のスノーシュー組が登ってきた。随分遅い?途中何処かで待機していたらしい。

 

 

 さてこれからの滑走が距離もあり雪質も良く、何といっても最高に気持ちが良かった。

 

 

 下の方になると少し岩が出てきたりするが、まだとても快適に滑れた。

14:10頃。

 

 

 避難小屋の傍で大休止。ぽかぽかと暖かい。最高の気分だ。皆さん快適な滑りで満足したようだ。

 14:35頃。川の手前。

 

 

 川を渡り返す。14:45頃。

 

 

 この先には白銀荘まで少々登り返しの所もあったが全員無事到着。また風呂に入って旭川に帰る。

 

 * 24日最終日。今日は晴れている。旭岳にはロープウェイで姿見山頂駅まで登る。9:30頃シールを着けて歩き始める。

 

 

 歩き始めは快適だった。

 

 

 9:50頃。

 

 

 この先になるとだんだん風が強くなってきた。旭岳の上の雲も吹き流されているようだ。

 

 

 風強く雪面も凍ってきたので岩陰でスキーアイゼンを装着して登る。

 

 

 下界側の展望は素晴らしい。10:20頃。

 

 

 これからの登りいよいよ風が強くその後20分ほども登ったろうか?風が収まりそうもなく他のグループも諦めたようで、私たちもこれ以上登るのを止めて降ることにした。シールを取り滑走を開始したのだが、昨日とは全く異なる酷い悪雪だった。表面が凍りつき硬く、風で凄くデコボコ状態。表面が悪いだけでなくとにかくスキー板が全く滑らない。これにはまいった。

 

 

 これをあっさり滑り降りた山スキーのベテランもいたが、板が突っかかってばかりで私は大転倒した。私だけでなく皆さん転倒を含め悪戦苦闘しながら降ってきた。

 

 

 その後姿見山頂駅まで滑り11:20頃から30分ほど休憩する。

 

 

 降りはもちろんロープウェイは使わず滑って降りる。旭岳に掛かる雲がなんとも異様な感じだった。風が吹き荒れているようだ。

 

 

 山頂駅からの降りも雪が良かったのは上部だけで降る途中はまた突然板が止まるような所が何ヶ所もあり、時々つんのめりそうになって酷く滑りにくかったが、まあ無事下山した。

 

 

 皆が下りついたのが12:10頃。これで北海道山スキーの予定は終了した。また旭川市内まで帰り、荷物を片付けて旭川空港に行き帰京する。

 私はこれが今シーズンの山スキーの納めである。全体的にはあまりいい天気ではなかった。旭岳は残念だがいつも風が強い所らしく仕方がない。しかし十勝岳には登頂出来たし、最高に気持ちのいい滑走が出来たのでまあまあだったかな。

 宿泊地を提供してくれた仲間や食事を作ってくれた女性陣には大変お世話になりました。ありがたい話です。お陰で気分良く最後の山スキーを楽しむことが出来ました。