オートルート 2
オートルート 17,3,26
* 26日 トリアン小屋からシャンペへ降り、アローラのホテルへ
トリアン小屋の朝(この日から夏時間、日本との時差7時間)、小屋前の彫像。
小屋を9:10頃に出る。小屋前から滑り出す。まだガスが掛かっている。昨日の雪で斜面はパウダースノー。石坂ガイドを始め皆さん快適に滑り降りていく。しかし私はまだまるで疲れが抜けず、このいい雪を快適に滑り降りることが出来ない。自分でも不思議なくらい右足と左足のターンの具合が違いまともに降れない。多分どちらかの靴がスキーモードにちゃんとなってなかったのかもしれない。
(古い靴でスキーモードと歩きモードの差があまりない。)
足もきちんと踏ん張れない状態だったのか?まだ目が覚めてないのか?
(KIさんの写真)
急斜面を下り少しトラバースするとロープの張られた崖下に着く。9:40頃。
エカンディのコルらしい。ここは靴アイゼンを履き、ピッケルも使って登る。
以下KIさんの写真。
登る準備でアイゼンを履き、板をザックに括り付けて背負い、そしてピッケルを使ってロープの張られた急斜面を40m強登る。コルに着いて私が写真を撮ったときで10:25過ぎ頃、なんだかんだ50分近く掛かっている。
(TKさん)
そしてまた滑り出すがまだガスが濃い。10:50頃。
ガスが濃いのではぐれない様たびたび止まりながら降る。10:55頃。
11:05頃~11:10頃。少しずつ明るくなってきた。
多分この頃のKIさんの写真。
そしてこの直後には晴れてきた。滑ってきた大斜面が素晴らしい。小さく写っている3名は別グループ。(エカンディのコルから、アルペットの谷を延々と降る。)
それから10分近く滑ると樹林帯となってきた。
大休止11:35頃から。
これから降って12時前にはシャンペに着いたようだ。手配しておいた車でアローラに向かう。途中多分ベルビエのゴンドラ下のショップに寄る。参加者の1人のスキー板が重すぎるので、ここで適当な板を借りることにしたのだ。そして私もザックが重いので買い換えることにした。板と旧ザックとその他不要なものは店に預ける。
ところが預けたものの中にヘッドランプが入っていたことに後で気がついた。これはどうしても必要なので、アローラの宿に付いた後皆で散歩がてら、アローラの街中の店で買う羽目になった。この頃まだ雪がちらついていた。
アローラのホテルは「Kurhaus」といい結構有名なホテルらしく素敵なホテルだった。思いがけなく山小屋ではなく町(といっても村だね)のホテルに泊まれた。
* トリアン小屋(3170m)-エカンディのコル(取り付き2750m、上2793m)-シャンペ(1490mくらい)・・・{ ベルビエ・・・アローラ }
エカンディのコルトップからシャンペまで標高差1300mくらい、富士宮山頂から5合目まで滑ったくらいだが距離がはるかに長い。
* トリアン小屋からシャンペまで水平距離 9~10km