三浦海岸 | 鬼川の日誌

三浦海岸

 三浦海岸、岩礁の道 17,2,14

 

 今日は私の古くからの散歩仲間と三浦海岸を歩くことになった。久しぶりである。男性陣は喜寿、傘寿で古希の私が一番若いのだから年をとったものだ。ちょうど河津桜が咲いているという情報もある。ここにこの間足を痛めて療養中で、ようやくリハビリを開始した仲間に手頃な運動と参加してもらうことになった。まだ9時前三浦海岸駅に着くと駅前の桜が満開である。桜祭りも行われているようでみやげもの店が開店の準備を進めていた。

 

 

 駅からバスで松輪バス停まで。少し戻ると岩礁の道の立派な案内板がある。

 

 

 遠く房総半島を望み広々としたキャベツや大根の畑の中を歩いていく。いい天気で実に気持ちがいい。

 

 

 海岸によって見る。砂浜を歩くのも久しぶりか。山と違って海の広がりはまた格別清々しい。

 

 

 海辺の砂浜を少し楽しみまた散歩道を進む。間口漁港。トビが何匹も空を舞っている。電柱で休んでいるのがいた。猛禽類らしく凶悪な面構えをしている。

 

 

 標識に従い海沿いを進む。カモではない海鳥が休んでいる。

 

 

 磯に出て少し遊ぶ。海に手を浸すだけで楽しい。

 

 

 剱崎へ。

 

 

 

 剱崎灯台に上がってみる。房総半島の突端まで見渡せる。大島も見える。この広大さがいい。

 

 

 灯台からまた海岸に下りて、為朝伝説の矢の根井戸とやらを通り過ぎ、磯伝いに江奈湾に向かう。

 

 

 

 ここから江奈湾標識までの岩礁の道がなかなか素晴らしい。

 

 

 広い岩畳でちょっとした異空間。

 

 

 この辺りで風の弱い適当な場所に陣取り、少し早いが昼飯宴会とする。世話役が水餃子を作る。鍋を始め調理用具も担いで来てくれた。その他持ち寄ったお惣菜も摘みながらビール、お酒で今日のよき日に乾杯。私は500ml缶6本を担いで、少し多いかと思ったが結局皆飲んでしまった。

 早々と結構飲んで食ってなのでその後しばらく歩きがきつかった。アルコールが入ると息が上がる。ここは平坦だからまだいいが。江奈湾(漁港)に出る。

 

 

 江奈湾の奥に干潟がある。

 

 

 ここから道は一旦高台に上がり、野菜畑の中を行く。ちょうど大根の収穫作業中で、商品にならないものを持っていっていいというので、皆何本か分けてもらった。しかしこれからも担いで歩くわけだから後半ちょっと重く感じてきた。私は葉付きの小ぶりなやつを1本。この晩調理して食べたが新鮮で柔らかくおいしかった。

 

 

 白浜毘沙門天。

 

 

 また道は海岸に出る。潮風に吹かれながらの気持ちのいい散歩道。

 

 

 弥生時代の住居跡だという毘沙門洞窟がある。この辺りには住居に使えるくらいの大きな洞窟が沢山ある。こうした洞窟に住んでいた人たちは基本海の民だったのだろう。誰かがネグラにしているのか毛布らしきものがあった。夏なら気持ちがいいところかもしれない。

 

 

 また岩礁の道を進む。ところどころ道として整備されている。

 

 

 毘沙門湾から盗人狩へ。

 

 

 

 この辺りもなかなか楽しい磯浜の道だ。

 

 

 城ヶ島が近くなる。

 

 

 断崖絶壁の盗人狩付近。奥の洞窟に行ってみれば良かったがちょっとバランスが悪い。橋の下は天然のプールだ。

 

 

 この辺りにも大きな洞窟が多い。弥生時代に限らず多くの人たちが住んでいたのだろう。問題は水を確保できるところが近くにあるのかどうかだね。

 

 

 

 広い岩畳の道を歩き宮川湾(漁港)に出て、ゆるやかな登り車道を宮川バス停に出ると岩礁の道散歩は終わりである。

 

 

 三浦海岸行きバスはちょうど行ったところだった。一旦三崎港まで行き、三崎口駅に向かう。今日は昼飯宴会をやっているので駅に着き電車に乗ったところでこのまま解散とする。

 久しぶりの海岸歩きだったが岩礁の道もなかなか楽しい。ここは大潮のときなどは通過困難な場所が一杯ありそうで、海が荒れているときはまず無理でしょう。