大菩薩嶺 | 鬼川の日誌

大菩薩嶺

 大菩薩嶺冬山登山  17,1,18
 
 年が明けてから余り歩いてないので少し心配ではあったが、大菩薩嶺登山に参加した。厳しい行程の冬山ではないとはいえ、冬山企画が少ないこともあるのだろう16名もの参加。しかし日帰りにしては長い行程なので塩山駅からタクシーで裂石の登山口より少し先のゲート前まで入る。
 歩き出して山道に入り千石茶屋を過ぎたのが9:05過ぎ頃。(古い地図だからか仙石茶屋とあるしそのつもりだった。)
 
 
 しばらくはアイゼンを付けずに歩く。大寒波で日本海側は大雪で大騒ぎになっていたけど、この辺りの山は雪は大したことはなかったようだ。凍った急坂になったところでアイゼンを装着する。
 
 
 9:40過ぎ頃になると樹間に南アルプスがきれいに見えてくる。
 
 
 この樹林帯の歩きがかなり長い。時おり振り返れば見える南アルプスが慰めである。この時間帯ではかなりくっきり見えていた。
 
 
 林道に飛び出したのが10:35頃だから千石茶屋からでも1時間半。もう一度上日川峠の林道に着いたのが11:05頃でちょうど2時間。ここまで夏なら車で上がって来られる。
 
 
 
 10分ほど休憩して歩き出す。私は大菩薩に来たのはもうはるか昔のことでたしか富士見新道を歩きに来たときだ。もう記録を探し出すのも面倒でいつだか確定できない。記録がないと記憶というものは実にあやふやなものだ。これは単にボケのせいでもない。この上日川峠の様子も車が入れる広いところだったという映像が蘇るくらいしか覚えてないし、この先福ちゃん荘の建物も記憶にない。(福ちゃん荘があった事は確かだが新しくされたのかもしれない。)また歩きがゆっくりだとはいえこの間が25分も掛かった。福ちゃん荘までで出発から3時間強。11:50頃。こんなに遠かった記憶はないからびっくりだ。昔は来た時は夏だしもっと若かったし少人数だしかなりペースが違うのは当たり前か。
 
 
 
 福ちゃん荘の裏手から唐松尾根のコースを辿る。12:10を過ぎる頃には富士山が展望できるようになる。
 
 
 一旦小尾根を越えて本格的に唐松尾根の登りに入ると振り返れば富士山と南アルプスを展望しながらということになる。しかし少し暖かくなってきて靄がかかってきたようで朝方のようにくっきりとは見えなくなってくる。
 
 
 
 
 
 雷岩到着13:15頃。
 
 
 ともかく一旦大菩薩嶺に行く。全員登頂記念写真です。
ここで13:30頃で出発から4時間半を越えた。それでも脱落者も出なかったしいいペースかな。私も余り歩いてないにしては全く疲れなかった。
 
 
 雷岩まで戻り風を避けながら少し休憩する。雷岩から。
 
 
 13:45頃には下山開始して唐松尾根の急坂を下る。福ちゃん荘に14:30頃で雷岩から45分。少し休憩。
 
 
 上日川峠14:55頃。
 
 
 林道から山道に入る分岐を15:20頃。これからの山道が疲れが出てきたか長く感じた。
 
 
 千石茶屋16:05頃。
 
 
 ゲート前に帰着16:25頃。登りと違いほとんど休むこともなく下山して2時間40分くらい掛かった。
 
 
 全行程で7時間40分くらいかかったから、日帰り行程としてはなかなか大変だった。このところヘッドランプ下山が多かったので、登りのペースではちょっと心配ではあったが、下山に頑張りこの日の短い時期暗くなる前に帰り着くことが出来て良かった。
 今の季節にしては心配した風も雷岩付近以外は弱く、好天で快適な冬山登山だったが、唐松尾根は吹き曝しだから風が強ければこうはいかなかっただろう。