城ヶ崎 2 | 鬼川の日誌

城ヶ崎 2

 城ヶ崎忘年クライミング  16,12,7

 

 明けましておめでとうございます。16年もあっという間に終わり年が明けました。今年もまた山、沢、岩、(山)スキーを楽しめたらと思ってますが、心しないと体力・気力が目だって落ちてますのでダウンしないようにしたいものです。山に行けなければこのブログも終わりです。私は自分の日常を露出するつもりはありませんし、何も書くほどのこともない。誰に迷惑をかけるわけでもないので終わってもなんの問題もありませんしね。少しずつ方向は変わりつつありますが、仲間と山を楽しめるうちは続けていけるような気がします。

 

 7日宿のおいしい朝食を食べ、今日は歩いていけるファミリーロックに向かう。坂を下りると八幡野漁港。

 

 

 ここから15分強でファミリーロックエリア。上に橋立吊橋が掛かっている。磯浜の入り江である。既に2人の若い女性組みが来ていた。彼女たちはアンクルクラック(5.9)に取り付き始めていたからかなり力のある人たちのようだ。

 

 

 私たちは何処にしようか迷ったが前回来た時に登って見たいと思ったシスタークラック(5.9)にロープを張る。とはいえ最初から5.9はやはり難しくクラックから逃げたり、テンションしながら上までいき立ち木に支点を取った。ここも昨日と同じく安全リードが出来るようにヌンチャクを掛けられるようにしたロープを張る。まずは師匠が取り付く。

 

 

 師匠が取り付いて登っているうちに大勢のガイドグループがやってきた。その中に知った顔(私たちのクライミング仲間Yさん)を見つけてびっくりした。凄い、クラックもやるんだ。

 

 

 私たちがシスタークラックで練習しているうちに、ガイドグループは次々にロープを張っていく。私たちが登れそうな易しいルートや練習したいと思っていたファミリーで最も有名なファザークラック(10b)などはすっかりロープを張られてしまった。そのうちまた新たなガイドグループがやってきた。今日は大盛況で平日にこんなに来るのかとびっくりである。昨日のフナムシロックは貸しきりだったが。

 

 

 このまま感心していては私たちが登る所がなくなりそうだったので、まだ空いていたサムクラック(5.9)に取り付いてみる。ここは私は初めてである。結構長いルートでその名の通り下段にハンドサイズよりは小さくフィンガーには大きいサイズの(シンハンド)クラックがある。いわゆるサムロックなどを使い登るルートらしいが、私はまだ上手く決められずフィンガーだかレイバックだか良く分からないままにこの部分を過ぎたようだ。その上が少々被っていてテンションして、ともかく上まで登り立ち木にトップロープをセットした。初めてでもあり難しかった。ロープを張り終わったところでシスタークラックを登り終わった仲間が取り付く。まずはトップロープでMoさん。彼女はここは登ったことがあるそうで、シンハンド部分も逃げないで登っていった。

 

 

 その後師匠がトップロープ(の変形、シャントで確保)でカムをセットしながら(リードロープをかけながら)登る。

 

 

 ガイドGに参加したYさんが頑張っていた。

 

 

 私たちは順にサムクラックで練習する。Msさんはトップロープ。なんのかの難しいところも突破していったから立派なものだ。

 

 

 Tnさんもトップロープだが次の人のため安全リード用のロープを引いて登る。問題なく登った。皆さん上手いな。

 

 

 安全リード用のロープが張られたのでMoさんがこれを使いリードで取り付く。今日2度目で核心部シンハンドクラック部分を逃げずテンションなしで登ったからもう問題ない。

 

 

 

 その後ロープの回収もあるので、O2が試しにサムクラックの横、上の写真の左のつるつるフェース、ちーちゃんガンバレ(10c)にトップロープで取り付いてみた。が手足ともホールド厳しく抜けられずサムクラック側に回り込んで登らざるをえなかった。外岩の10cはとてもじゃないが難しい。とりわけここは指も細かく足を置く所が見つからない。(スメアらしい?)ともかく上まで登ってロープその他を回収し、懸垂で降った。

 まだ時間は早かったが、私たちに出来るルートはすべて塞がっているし、泊まった宿から忘れ物があったと連絡があり、宿の人に伊豆高原駅まで届けてもらうことにしたので、早めに切り上げることになった。撤収して駅に向かう。

 

 

 橋立吊橋からサムクラックで奮闘しているYさんが見えた。頑張るもんだ、ご立派です。

 

 

 それにしても平日に全部で20名近くの人が来てクラックに取り付いていたわけだからクラッククライミングも随分盛んなのだと驚いた。私たちは初級者Gでなかなか思うような練習も出来ないが、基本自分たちの力で出来ることをやっていくつもりである。遅々として前に進まないことは確かだが、ガイドに教えてもらうのもなかなか出来ないので仕方がない。怪我もなく2日間忘年クライミングを楽しむことが出来たし、楽しい忘年会がなによりだった。

 

 (了)