山スポ | 鬼川の日誌

山スポ

 大倉山岳スポーツセンター  16,11,29

 

 丹沢大倉にある山岳スポーツセンターの壁は高さが15mはある。なかなかこれだけの高さのある壁はないし、神奈川県立の施設であるから使用料も安い。一日遊んでも¥1090である。昼飯に食堂を使わせてもらえる。ただし個人で使うには神奈川県岳連で主催する講習会に参加して資格を取らなければならない。講習会の案内はホームページで検索できる。

 私はよく行っているジムで講習会の講師と知り合いになり講習も受けたし、その後ジム仲間で講師と一緒に2ヶ月に1度ほどセンターの壁で練習している。(ときどきこのブログでも報告している。)

 

 * 16,3,29

 センターの近くにオキナ草が咲いていた。八ヶ岳・横岳に雪が解け始める頃に咲くつくも草の仲間である。どちらも白い毛に覆われて腰は曲がり身につまされるのかとても好きな花である。

 

 

 練習風景

 

 

 このちびチャンもジムの常連ですがなかなか凄い。(リードで登ってます。)

 

 

 * 16,5,31

 ヤマボウシとアジサイの季節

 

 

 * 16,9,27

 この日は酷く暑く半ズボンで登ったら普段焼くことのないフクラハギを日焼けしてしばらくヒリヒリと傷んだ。暑さで体力を消耗した。

 

 

 * 16,11,29(今回)

 もうすっかり初冬である。センターの周りの紅葉も終わっていた。

いつも午前中は近くのクライマーが練習に来ていて一緒に登ることになる。皆さん講師の知り合いである。

 

 

 午後は講師が新しく作ったコースを登って見る。作ったばかりだから登れればオンサイトということになるが、10dか11aかというくらいだから、手数は多く一番疲れの出る10m上の辺りが厳しく私ももう1人もトップアウトはしたがテンションの山。このところジム練習をサボっているのでとても粘れない。そこでこのルートは「がまんだ 11a」ルートとなる。もちろん講師がお手本の登りを見せてくれた。かなりパワーが要る。

 その後私にルートを作ってみないかということで挑戦する。しかしルートを作るなど初めてであるから難しいのはもちろん出来ない(自分が登れない)ので10aくらいを目標に、リードで次のホールドを決めながら登っていく。ところどころ少しホールドの遠いところ、カウンターバランスで登るところなどを設定する。ホールドの設定には記しのテープを張っていくわけで、テープを張る作業のとき所々でテンションしながらである。

 この後もう1人と講師が新ルートを登って見る。講師がルート名を「鬼川日誌」としてくれた。

 

 

 次のホールドをどう取るかこの辺りが核心かな?

 

 

 その後講師がさくっと登って「10b」でいいか、ということで「鬼川日誌 10b」ルートができた。

 

 

 私には記念すべき第1作ルートである。こんな機会があるとは思わなかった。いい経験が出来ました。感謝。

 後からいろいろ手を加えられるかもしれないし、長くは持たないでしょうからテープが剥がされないうちに、登る機会があれば登ってみてもらいたいものです。